業界動向
ソフトバンクがガンホー株の公開買付けを開始,過半数取得へ。また,ガンホーの2月次の売り上げは100億円を突破
リリースによると,対象株式に関して,ガンホーの第2位の大株主であるハーティス(代表取締役:孫 泰蔵)と孫 正義氏の間で,「質権実行の猶予に係る議決権の行使に関する覚書」を2013年4月1日付で締結するとのこと。
買い付けが成功すれば,ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,ソフトバンクの連結対象子会社となり,完全にソフトバンクグループ傘下に入る形となる模様。買い付け規模は,約250億円程度となる見込みだ。
なお,ガンホー・オンライン・エンターテイメント側も,本日付けで本公開買付けに対して賛同する旨を決議しており,今回の公開買い付けは,いわゆる「友好的TOB」という形になるようだ。ただし,買付け価格の妥当性については意見を留保し,本公開買付けに応募するかどうかに関しては,あくまで株主の判断に委ねるとしている。
もともとガンホー・オンライン・エンターテイメントは,ソフトバンクグループを率いる孫 正義氏の実弟である孫 泰蔵氏が立ち上げたオンセールという会社を起源としており,当初はネットオークション事業などを手がけていた。後に「ラグナロクオンライン」で大きな成功を収め,国内有数のオンラインゲーム企業に成長しているのは,4Gamer読者ならご存じの通り。
最近では,「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットを筆頭に,スマートフォン/ソーシャルゲームの分野での成長がめざましかった同社だが,今回の動きがその方針にどういった影響を及ぼすのか,要注目だろう。
ちなみに,同時に発表されたリリースによると,ガンホー・オンライン・エンターテイメントの2月度の月次単月売上高は100億円を突破しているとのこと。1月の約80億円をさらに超えてくるとは……。「パズル&ドラゴンズ」の勢いは,近年のゲーム史のなかでも特筆するレベルであるといってよいだろう。
ソフトバンクモバイルによる発表(PDF)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントによる発表(PDF)
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(C) GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
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