イベント
[TGS 2012]主人公によって変わる“恐怖”の形。「バイオハザード6」ステージレポートを掲載。映画「バイオV」からあのお方のコメントも
イベントの開幕と同時に,本作のエグゼクティブプロデューサーである小林裕幸氏と,プロデューサーの平林良明氏,ディレクターの佐々木栄一郎氏の3人がステージに登壇。ロングバージョンのPVや実機プレイを交えながら「バイオハザード6」の解説をしてくれた。
エグゼグティブプロデューサー 小林裕幸氏 |
プロデューサー 平林良明氏 |
ディレクター 佐々木栄一郎氏 |
ステージではまず,小林氏の合図のもと,本作のPVのロングバージョンが公開された。ゾンビが銃をリロードしている様子など,本作の起点となる「Cウィルス」の存在が強調されるシーンや,レオンとクリスが銃を構えて相対するという描写もあり,非常に興味深い内容となっている。
PVの上映が終了すると,佐々木氏による本作のストーリーの解説が行われた。
「バイオハザード6」では,世界中でゾンビを生み出す原因となる「Cウィルス」が物語の軸となり,クリス・レッドフィールドとレオン・S・ケネディ,そしてウェスカーの血を受け継ぐというジェイク・ミラーの3人とそれぞれのパートナー,これにエイダ・ウォンを加えた7人が,それぞれ別々の視点,別々の信念をもって事件の解決に挑むことになる。
佐々木氏によると,プレイヤーがどの主人公を選択するかによって,ゲーム中に感じられる“恐怖”に変化がつけられているという。
シリーズ最初の主人公クリスは,“仲間が倒れていく恐怖”。過去にラクーンシティの警察署に所属し,一連の事件に関わるようになったレオンは,初代「バイオハザード」のようなゴシックホラー。ジェイクは,何者かに“追われる恐怖”。そして仲間を持たずに戦うエイダは,“孤独の恐怖”といった具合だ。
また本作では,主人公達のシナリオが要所で交差する“クロスオーバー”というシステムが採り入れられており,主人公同士が出会うシーンでは,オンライン上のほかのプレイヤーが操作する主人公と絡むマルチプレイの要素も。クロスオーバーに関しては,「こちら」の記事を参照してほしい。
続いて,実機でのプレイデモが行われ,レオン編の体験版では遊べなかった部分のプレイを見ることができた。その内容は,レオンが目的地である教会を探すため,墓地の探索を行うというもの。フィールドはかなりの広さが感じられたのだが,夜のため見通しが悪く,暗がりから飛び出すゾンビ犬などは,見ているだけで恐怖が感じられる。
さらに,ゲームが進行して教会の内部へと入ると,巨大な叫び声を発して周囲のゾンビを活性化させるという,特殊な敵の存在も確認できた。
筆者が見ていた限り,この敵が叫んだあとには,周辺にいるゾンビが一斉にプレイヤーキャラクターに襲いかかってきたので,遭遇した際にはいち早く倒さないと厄介なことになりそうだ。
また,ネットワークに接続してキャンペーンモードを遊んでいるプレイヤーのゲームに,ゾンビや新たな敵「ジュアヴォ」として乱入し,エージェント達と戦う新モード「エージェントハントモード」や,シリーズ初のゲーム連動Webサービス「RESIDENT EVIL.NET」も紹介された。
「エージェントハントモード」で撃破したエージェントの数は,リーダーズボードなどに保存されるので,やりこみ派のプレイヤーは,ランキングに挑戦してみると良いだろう。
イベントの最後には,現在公開中の3D映画「バイオハザードV リトリビューション」の主演女優であるミラ・ジョヴォヴィッチさんのビデオメッセージが公開された。ここに彼女のコメントを掲載しよう。
東京ゲームショウにお越しの皆さん,こんにちは。ミラ・ジョヴォヴィッチです。私が出演する映画「バイオハザードV リトリビューション」は,もう観ていただけましたか?
今回の映画には,ゲーム最新作「バイオハザード6」の主人公となる,レオン・S・ケネディやエイダ・ウォンなど,おなじみのキャラクターが多数登場します。この秋はぜひ,映画の「バイオハザードV」も,ゲームの「バイオハザード6」も楽しんでくださいね。
「バイオハザード6」公式サイト
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