プレイレポート
不具合を克服した「Dragon's Prophet」は,「ドラゴンコレクション」「ドラゴンエボリューション」「ドラゴンリーグ」などドラゴン尽くしのアップデート実施
しかし,サービス直後はゲーム自体に不具合が残っていたため「キャラクターが動けなくなる」など,プレイヤーとしては歓迎できかねる現象が起こってしまったのも事実だ。
こうした状況を受け,アエリアは2013年後半より,総力をあげて不具合修正に集中。これが一段落したことからアップデートが再開されることとなった……というのが,これまでの経緯だ。
2014年からは,精力的に新たな要素が追加されていくことになる。本稿では,新要素の中でも早い段階に実装される,「ドラゴンコレクション」「ドラゴンエボリューション」「ドラゴンリーグ」に関してお伝えしていこう。いずれも,ドラゴンの魅力を引き出し,プレイヤーとの絆を深める,本作ならではのコンテンツになっている。なお,画面写真はいずれも開発中のものであることをあらかじめご了承いただきたい。
世界中のドラゴンを集める「ドラゴンコレクション」
「ドラゴンコレクション」は,ドラゴンとの契約がより楽しくなる新要素で,ひと言で表現してしまえば"報酬付きのドラゴン図鑑"といったところだ。
世界各地に棲息しているさまざまな種類のドラゴン達。その名前や生態といった情報が書き込まれているのがドラゴンコレクションである。テキストの分量だけでもかなりのものだが,肝心なドラゴンの姿が真っ黒なシルエットになっている。そう,図鑑は未完成の状態なのだ。これを完成させていくのはプレイヤーの仕事。ドラゴンと契約するとシルエットだったところに実際の姿が表示されるようになるのだ。
それだけではない。契約した回数や後述する「ドラグーンリーグ」の戦績も記録されており,後述の「ドラゴンエボリューション」や「マスタースキル」でのパワーアップにも関わってくるのだ。
ずらりと並んだドラゴンを眺めつつ,詳細な情報を読んでいると,そのドラゴンと契約したくなってくる。まるで昆虫図鑑や怪獣図鑑をめくるようなワクワク感と共に,世界観をより深く理解できる仕組みになっている
ドラゴンを進化させる「ドラゴンエボリューション」
ドラゴンコレクションでは,ドラゴンと契約した回数やドラゴンリーグの戦績に応じて「エンシェントルーン」「エレメント」といったアイテムが手に入ることがある。これを使ってドラゴンを進化・強化していくのが「ドラゴンエボリューション」だ。
まずは進化を見ていこう。エンシェントルーンを使うとドラゴンは進化し,特殊な「マスタースキル」を一つ習得する。また,ほかのドラゴンのパワーを借りてパラメータをアップさせることも可能だ。
マスタースキルは「常時効果を発揮するパラメータ補正」や「条件が揃うと自動発動するスキル」など幅広いバリエーションを持っている。
●マスタースキルの効果(一例)
「ドラゴンの回復量3%アップ。さらに,ドラゴンがダメージを受けたとき,パーティ内のドラゴンのHPを2秒ごとに,8秒間回復し続ける」
「魔法防御+10%アップ。さらに,ドラゴンソウルシェイクとブラッディショックを習得している場合,ドラゴンソウルシェイクが命中した時,ターゲットに与えるダメージを6%追加し,12秒の間,ネイチャー耐性,エレメント耐性を150ダウンさせる」
「ドラゴンがブロウまたはスイックを使用した時,15秒の間,パーティメンバーのドラゴンに移動速度を10%アップし,物理攻撃力と魔法攻撃力を5%アップさせる」
「HPの上限を2%アップし200ポイント追加。さらに,クラッシュブローとフェンダルインパクトを習得している場合,ドラゴンがフェンダルインパクトを使用した時,ドラゴンと自分自身とドラゴン後方の扇形の範囲内にいるターゲットが受けるダメージを8秒間,10%ダウンさせる」
基本的に,発動条件が難しいものほど強力な効果を発揮する傾向にある模様。進化の際にどのマスタースキルを習得するかはランダムなので,ドラゴンとマスタースキルの相性を研究し,"究極の一頭"を育て上げる楽しみが新たに生まれたといっていいだろう。
手に入れたマスタースキルを強化していくことも可能。このとき必要になるのがドラゴンコレクションの報酬で手に入れたエレメントだ。つまり,ドラゴンコレクションとドラゴンエボリューションは共にドラゴンの進化・強化に直接関わるシナジー効果を持っているというわけだ。
進化すれば,ほかのドラゴンの力を借りることができるようにもなる。パーティを組んで複数のドラゴンが共に戦うというのではなく,ドラゴン同士が結ぶ神秘的な絆のようなものでパワーアップが行われるようだ。取材した時点ではまだまだ開発中とのことだったが,組み合わせによってドラゴンの能力が変化するような仕様となるようだった。
ドラゴン同士が腕試しする「ドラグーンリーグ」
ドラゴンを強化したら,ほかのプレイヤーのドラゴンと腕試しをしたくなるのが人情。そんなニーズに応えるのが「ドラグーンリーグ」だ。ドラゴン3頭を1チームにした勝ち抜き戦で,ほかのプレイヤーのチームと対戦することができる。
いわば変形のPvPだが,狩り場でいきなり試合を申し込むような方式ではないので安心していただきたい。チームを組んでエントリーした後,対戦相手を選択し,専用の闘技場で戦うという,あくまで希望者のみによるバトルだ。
あくまでドラゴン同士の試合なので,プレイヤーは直接手を出すことはできない。「攻撃しろ」「防御しろ」「待て」といった方針を示したり,ドラゴンソウルスキルを使うタイミングを指示することはできるものの,基本的にはドラゴン同士の戦いを見守ることになる。ドラゴンの種類によって基本的な思考が異なるとのことなので,勝利するには自分のドラゴンへの理解と適切な指示が重要となりそうだ。
試合が終了すると,内容によりポイントをゲットでき,ランキングの順位が上がったり下がったりする。ランキングを上げるためには,自分よりも強い相手と戦うことが有効になっていくとのことだ。
盛り上がるハウジング
ドラゴンと契約すればするほど,図鑑が充実し,ドラゴンを強くできるドラゴンコレクションとドラゴンエボリューション。強くしたドラゴンで戦うドラグーンリーグ。まさにドラゴン尽くしのアップデートというわけだ。
今後も「ドラゴントーナメント」「トレジャーマップ」「Wジョブシステム」といった新要素の追加が予定されている。情報が明らかになり次第お伝えしていくので,続報に期待されたい。
ところで, Dragon's Prophetではドラゴン以外にもあるコンテンツが盛り上がりを見せていたのをご存じだろうか?それはハウジング。2013年7月に実装された「スカイコロニー」では自宅を購入し,飾り付けや建築を行うことができる。かなり自由度の高いシステムだが,これを駆使して面白い家を作るプレイヤーたちが現れたのだ。ハロウィンをテーマとした素敵な家や,巨大ロボットのような家まで,その方向性はさまざまだ。
ハウジングとはいっても,Dragon's Prophetでは家の形まで自由に作れるわけではない。家具や内装パーツを組み合わせて家自体を作っているのだ。ハウジングツールの自由度の高さゆえではあるが,それらのパーツが安価で提供されており,プレイを続けているだけで,課金ポイントがチャージされていくというシステムが導入されているからこそできる遊びといえるだろう。
不具合修正も一息つき,安心して遊べるようになった,新システムを堪能しつつ,こうした凝ったお宅を拝見しにいくのも楽しいのではないだろうか。
「Dragon's Prophet」公式サイト
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