プレイレポート
小柄でマイペース,でもギター演奏は誰よりも強烈! アニメ系アクションRPG「ソウルワーカー」の新クラス「ハウリングギター」プレイレポート
彼女はオープンβテスト(時期未定)にて実装予定となっているが,本稿では,一足早く彼女のプレイフィールをお伝えしていくので,オープンβテストまで待てないという人は,ぜひチェックしていただきたい。
その前にゲーム自体が,まだ少数のワールドプレミアテスターにしか公開されていないので,まずは触ってみたいという人はクローズドβテストに応募しよう。CBTテスター募集は8月5日〜8月11日で,4Gamer枠2000名を用意してもらったので,ふるって応募してほしい(関連記事)。
なお,画面写真と動画はいずれも開発中のものなので,オープンβテストでは変更されている可能性があることをあらかじめご承知おきいただきたい。
巨大な竜巻に呑み込まれ,異空間に渡った人はトラウマを源とする特殊能力を身につける。なかでもとくに強い能力を持つのが独自の武器を操る「ソウルワーカー」達だ。そんな世界設定を持つ本作は,世界を滅ぼそうとする謎の敵とソウルワーカーの戦いを描くアクションRPGである。
これまでは,大剣を振るうクラスである「ソウラムソード」のハル・エスティア,二丁拳銃を撃ちまくるクラス「ガンジャズ」のアーウィン・アークライト,巨大な鎌で戦うクラス「ミストサイス」のリリー・ブルームメルヘンでプレイできた。
美少女で音楽モチーフといえば,優しげに歌うようなキャラクターを想像する人がいるかもしれない。しかし,ステラはエレキギターを激しく演奏し,真っ黒な獣のような召喚体を呼び出して戦うという,ハードロックもしくはヘヴィメタルを思わせるギタリストだ。それでいて普段は寝ぼけ眼でマイペースというのだから,そのギャップが面白い。
テストプレイでは15レベルのキャラクターが用意され,シングルプレイを楽しむことができた。
クラス名が「ハウリングギター」なだけあり,ステラの武器はエレキギターとなっている。ギター演奏で召喚体を操る,見た目にも派手な戦いが楽しめる。
左クリックの通常攻撃は,“ステラが片手を左右に振るってギターを弾くと,その軌跡に召喚体が走る”“フィニッシュは召喚体を前方へ発射する”というもの。
単発攻撃のカバー範囲は,前方に加えてどちらかの側方とそれなりに広めだが,ソウラムソードやミストサイスのような全周囲に近いものではない。大量の敵に囲まれるとちょっと困ることがあるかもしれない。それでも触ってみると,なかなか使いやすいという印象だ。なにげにリーチはガンジャズよりあるくらいとのこと。
通常攻撃にキャンセルをかけて回避動作を行い,別の敵に近づいてさらに通常攻撃……というコンビネーションでどんどんコンボがつながっていくあたりが気持ちいい。
回避動作は“ギターを弾きつつ,くるりと一回転する”というライブ演奏のパフォーマンス風の動きとなっているため,前述したコンビネーションは“ギターを弾きまくりながら周囲の敵にダメージを与える”という見た目となり,見ていてとても楽しい。いい意味での厨二病ゲームである本作にふさわしいキャラクターと言えるだろう。
スキルもパフォーマンス風で派手派手だ。「ホイールダンス」は,ギターに召喚体を憑依させて振り回す技で,敵集団の真ん中で使うと爽快だ。
「ファントムリリース」は,思いっきりギターをかき鳴らすと地面から召喚体が立ちのぼって,周囲の敵を巻き込んでいく。
また,「ヒステリックショック」は,ギターを弾くと前方に爆発が起こるなど,まるでアブナイ系バンドのギタリストのよう。楚々とした外見と激しい演奏の落差が見ていて楽しい。
「ビーストフォーレイド」は,巨大な獣のような召喚体にまたがって突進,行く手の敵にダメージを与える。スキルの使用中は,攻撃を受けてものけぞらない「スーパーアーマー」状態になるようで,なかなか頼もしい。
ステラの奥深さを垣間見せてくれたのが「トラブルパス」だ。
ほかのキャラクターは右クリックに特殊攻撃が用意されているのだが,ハウリングギターでは事情が異なる。右クリックで発動するのは「体勢変更」となっており,これを使うと,ダメージ重視とサポート重視に一部スキルを切り換えることができるようになっている。これに対応するスキルの一つがトラブルパスだ。
スキルアイコンの枠に狼マークが付くのがダメージを重視するモードで,トラブルパスを使うと“敵にダメージを与えると同時に防御力も下げる弾”を放つ。体勢変更でサポート重視モードにすると,スキルアイコンの枠が球体マークになって,この状態でトラブルパスを使うと,発射されるのが“味方を回復する弾”に変化するのだ。優勢のときは攻撃,ピンチのときはサポートと,状況に合わせて使い分けられるというわけだ。
このように,パーティプレイではヒーラーとして活躍できるハウリングギターなのだが,回復弾を当てる方式なので自分自身は回復できないというのが一つの弱点ともなっている。逆に言えば,ソロプレイのときは体勢変更を行う必要はない。
体勢変更にはクールタイムが設けられているため,パーティプレイ時でもむやみに切り換えていたのでは必要なモードのスキルを使えないということにもなりかねない。状況を見極めたうえで適宜体勢変更を行うのが理想になっていきそうだ。
スキルツリーを見るに,ステラは体勢変更を使いこなしてさまざまな状況に対応するサポート系のキャラクターとなっていくようだ。「ビズプレイ」は敵が麻痺する/仲間が回復する球体を発射。「ディケードパルス」は敵の移動速度&防御力減少/敵の移動速度減少&HP吸収のパルスを放出。「ベストテンポ」は仲間の能力UP&HP持続回復/HP即時回復など,体勢変更によってスキルの性質が変化する。
もちろん,サポート一辺倒ではなく攻撃もできるわけで,サポート系としては面白いキャラクターになりそうだ。バリアを張る「ソウルスクリーム」や,敵を引き込むブラックホールを作る「ツイストプール」も使い方次第では活躍するだろう。
また,音楽をモチーフとしたスキル群もあり,これも面白そうである。「ベースアタック」は召喚体のスピーカーを作り出し,左右クリックでそれぞれの方向へ音波攻撃を行う。「ブラックモーラス」は,ギターを弾いて多数の召喚体を呼び出し,左クリックで敵を引き寄せ,右クリックで浮かせるというスキルだ。
見た目がユニーク,使いこなすとなると,かなりテクニカル……ハウリングギターはそんなキャラクターになりそうだ。
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