広告企画
【PR】Corsairの新キーボード「K60 PRO TKL OPX」は,日本で人気の10キーレスに高速入力の光学式キースイッチを組み合わせた魅力的な製品だ
ゲーマー向けキーボードは,単に一般消費者向けキーボードよりも入力が速かったり,耐久性に優れていたりするだけでなく,より高速な応答速度の追求が重要視されるようになってきた。Corsairが10月7日にAmazon.co.jp限定で発売する「K60 PRO TKL RGB Tenkeyless Optical-Mechanical Gaming Keyboard」(以下,K60 PRO TKL OPX)は,そうしたトレンドを踏まえた新型キーボードで,高速入力と10キーレスボディ,手頃な価格によって国内で多く売れた「K65 RGB」シリーズの正統後継機となるものだ。
K60 PRO TKL OPXは,キースイッチにCorsair独自の光学式「OPX Optical-Mechanical Keyswitch」(以下,OPX Mechanical)を採用したうえで,USBレポートレート(ポーリングレート)は8000Hzを誇るのが特徴だ。eスポーツの盛り上がりにともない,キーボードにもさらなる高速性が求められたのに合わせて進化したキーボードが,K60 PRO TKL OPXということになる。どのようなキーボードなのか,詳しく紹介していこう。
Amazon.co.jpでK60 PRO TKL OPXを購入する(Amazonアソシエイト)
OPX Mechanicalでもたらされる高速性
従来モデルとは一線を画す仕様
Corsair独自のキースイッチということもあり,詳しい仕組みは公開されていないが,基本的には,スイッチの押し込み具合を赤外線レーザーとセンサーの組み合わせで検出するといった構造をとなっている。
注目すべきは,キーを押し込んでから反応するまでの長さである「アクチュエーションポイント」が,約1.0mmと浅い点だ。従来モデル,たとえば,Cherry製のメカニカルキースイッチ「CHERRY VIOLA」を採用するCorsairのフルキーボード「K60 RGB PRO SE Mechanical Gaming Keyboard」の場合,アクチュエーションポイントは2.0mmだったので,K60 PRO TKL OPXはその半分だ。そのため,軽くキーを押し込んだだけで,キー入力と判定されるわけだ。
ゲーマーなら誰しも,キーを押し込んだつもりが押せてなかったという場面があると思うが,K60 PRO TKL OPXであれば,軽く押すだけでもしっかりキー入力が行える。また,さほどキーを押し込む必要がないため,長時間プレイしても指が疲れにくいだろう。
その点,K60 PRO TKL OPXであれば,1.0mmのアクチュエーションポイントを超えるとすぐに押し込みと判定できるので,デバウンスによる遅延がまったく発生しない。Corsairによると,標準的なメカニカルスイッチでは,キー入力からデバウンスを経てリセットされるまで約5ミリ秒程度かかるのに対して,K60 PRO TKL OPXであれば,キーリセットまで0.5ミリ秒で終了すると,その高速さをアピールしている。
ゲームのフレームレートが60fpsであれば,1フレーム分の時間は約16.7ミリ秒なので,5ミリ秒の遅延でも大した悪影響はないかもしれない。しかし,144fpsなら1フレーム分の時間は約6.94ミリ秒,240fpsなら約4.17ミリ秒しかないので,PCに送られるまでの間にデバウンス時間が入ると,入力が2フレーム分遅れる可能性がある。わずかな遅延でも短縮したいeスポーツゲーマーなら,デバウンス時間のない光学式キースイッチは,明確なメリットが得られるわけだ。
そして,K60 PRO TKL OPXにおいて見逃せないのが,冒頭でも述べたとおり,USBレポートレートが8000Hzに達している点だ。K60 RGB PRO SEのUSBレポートレートは1000Hzだったので,K60 PRO TKL OPXはその8倍も高速である。1000Hzでは,1msごとにキーボードからPCへと入力情報を送っているわけだが,K60 PRO TKL OPXではそれが0.125ms間隔となるわけだ。
OPX Mechanicalの利点はまだある。Corsairの説明によると,標準的な光学式キースイッチよりも50%以上耐久性に優れており,約1億5000万回打鍵しても,初めて使ったときと比べて,打鍵感覚も精度も変わらないという。
いたってシンプルなキー構成
全キー同時押しにも対応
続いてK60 PRO TKL OPXの外観を見ていこう。
K60 PRO TKL OPXは,10キーを省略したキーボードなので,実測で357×136×35(W×D×H)mm(※スタンド含まず)と,コンパクトなサイズを実現している。PCとの接続に使うUSBケーブルは着脱可能なため,バッグに入れて持ち運ぶのにも適したサイズと言えよう。
筐体はアルミニウム合金製で,天板にキースイッチを載せた,いわゆるフローティングタイプのデザインだ。天板表面に施されたヘアライン加工が高級感を醸し出している。
キー配列は,ごく普通の日本語配列91キータイプだ。独立したマクロキーやマルチメディアボタンなどは一切なく,いたってシンプルなキー構成である。[Spece]キーの横幅が広い印象を受けたので測ってみたところ,実測の幅は約78mmだった。
キーボードとして必要なものだけに絞ったシンプルな配列というのが,このK60 PRO TKL OPXに対する印象だ。ただ,独立したマルチメディアボタンはないものの,K60 PRO TKL OPXでは[Fn]キーとファンクションキーの[F9/F10/F11/F12]キーの同時押しで,楽曲やビデオの再生,停止操作などを行える。
キーピッチは実測で約18mmで,キーストロークは実測で約3.2mmだった。光学式キースイッチに変更されたとはいえ,小気味いい打鍵感はCorsair製キーボードらしいもので,キー入力のしやすさは評価できよう。
なお,K60 PRO TKL OPXにパームレストは付属していない。長時間ゲームをプレイする人や,筆者のように長時間テキスト入力を行う人は,市販のパームレストを用意したほうが,楽に入力できるかもしれない。
底面は,四隅と手前側中央に横長のゴム脚があり,奥側にはスタンドもある。滑り止めもしっかりしており,ゲームのプレイ中にキーボードが動いて操作しづらいということはまったくない。
全キー同時押しこと「Nキーロールオーバー」についてもチェックしておこう。キーボードテストツールの「Aqua Key Test」で,手のひらも使って可能な限りのキーを同時に押してみたが,すべてのキー入力が認識された。K60 PRO TKL OPXは全キー同時押しに間違いなく対応していると言えよう。
iCUEを使えばマクロキーも設定可能
イルミネーションの設定も非常に豊富
ほかのゲーマー向けキーボードと同様に,K60 PRO TKL OPXは,各キーにカラーLEDを搭載しており,派手なイルミネーションで光らせることが可能だ。LEDの制御は,Corsair製統合設定ソフトの「iCUE」で行う。
iCUEには,「照明効果」と「ハードウェア照明」という2種類のLED設定がある。前者は,iCUEでLEDの発光色や発光パターンをカスタマイズするものだ。
一方,後者は,iCUEを起動していなくても,設定した方法でK60 PRO TKL OPXのLEDを光らせられる。
どちらの設定にも「ウォーターエフェクト」「カラーパルス」「カラーシフト」「カラーウェーブ」「レイン」「レインボーウェーブ」「スパイラルレインボー」「照明タイプ」「バイザー」という9種類のプリセットがある。また,照明効果ではほかにも,「水彩スペクトル」と「CORSAIRオーディオビジュアライザー」の2種類も選択可能だ。
一方,ハードウェア照明では,照明効果にはない「スタティックカラー」のプリセットが選べる。
iCUEではほかにも,各キーへの機能割り当てや入力内容のカスタマイズが可能だ。K60 PRO TKL OPXは,独立したマクロキーやマルチメディアボタンがないと述べたが,iCUEを用いれば,たとえば[F1]キーに特定のゲームだけで機能するマクロを設定したり,メディアの再生や停止を割り振ったりできる。K60 PRO TKL OPXでこれらの独立ボタンを省略したのは,「iCUEでユーザーが必要と思う機能を割り当てれば対応できる」と,Corsairは判断したのだろう。
そのほかにも,「デバイス設定」タブでは,USBレポートレートを125/250/500/1000/2000/4000/8000Hzの7段階に変更可能だ。工場出荷時設定は1000Hzで,8000Hzを使用したい場合は,iCUEで変更する必要がある点は覚えておきたい。
Apex LegendsおよびFortniteでテスト
アクチュエーションポイントの浅さは大きなメリット
今回は,K60 PRO TKL OPXを使って「Apex Legends」と「Fortnite」をプレイしてみた。テストに用いた液晶ディスプレイは,144Hz対応製品なので,1フレームあたりの時間は約6.94ミリ秒となる。
これらのゲームでは,多くのプレイヤーが移動キーとなる[W/A/S/D]キーに指をかけたまま,シーンに応じて瞬間的にほかのキーを操作するといった使い方をしていると思う。その場合,K60 PRO TKL OPXのアクチュエーションポイントが1.0mmと浅い点は,非常に効果的だ。さほどキーを押し込まずとも入力が行えるため,[W/A/S/D]キーから指が離れる時間が短くて済む。また,[W/A/S/D]キーを連打して微妙な位置調整を行う場合もあるが,K60 PRO TKL OPXはデバウンス遅延がないため,キーの反応が速くて使いやすい。
キーを押す,というよりも触れる程度で入力できるので,指にかかる力も小さくでき,結果として長時間プレイしたときの疲れ具合が,かなり変わってくる。K60 PRO TKL OPXでのプレイは,かなり“ラク”と感じた。
その一方,キーの誤入力も何度か発生した。このあたりは慣れの問題もあるので,K60 PRO TKL OPXを使い続けて慣れれば,誤入力も減って使いやすくなるのではないかと思う。
今回のテストでは,USBレポートレートを8000Hzに設定して使用したのだが,少なくともキー入力についてはまったく不満はなかった。アクチュエーションポイントの浅さと8000HzのUSBレポートレートは,非常に親和性が高く,Apex LegendsとFortniteにおいては瞬間的な操作でもキーボードはしっかり動作してくれる印象だ。
なお,CorsairによるK60 PRO TKL OPXの動作保証は,Windows PCとMac,それにXboxプラットフォームとなっている。ちなみに,PlayStation 5に接続しても問題なく使用できたが,K60 PRO TKL OPXのスペックは生かせなくなる点は覚えておきたい。
以上のようにK60 PRO TKL OPXは,まさにeスポーツに合わせてチューニングされたキーボードと言っていい。打鍵感は良好なので,eスポーツ以外でもK60 PRO TK OPXLの使い勝手は上々だ。とくに,アクチュエーションポイントの浅さが非常に使いやすかった。筆者は,比較的キーを強打するほうなのだが,K60 PRO TKL OPXではその必要がなく,この程度でも入力されるのかと驚くばかりだった。
K60 PRO TKL OPXの価格は,Amazon.co.jp限定で税込1万6980円だ。光学式キースイッチを採用するゲーマー向けキーボードとしては購入しやすい価格で,とくにeスポーツタイトルをプレイする人であれば,K60 PRO TKL OPXはかなり魅力的な存在ではないだろうか。
Amazon.co.jpでK60 PRO TKL OPXを購入する(Amazonアソシエイト)
CorsairのK60 PRO TKL OPX製品情報ページ
Corsair 日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
- この記事のURL: