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【PR】Corsairが放つゲーマー向け新ブランド「Vengeance」。そのFPSゲーマー用キーボードに触ってみた
Vengeance Gamingの第1弾ラインナップは,キーボードとマウス,ヘッドセット。2010年のゲーマー向け周辺機器市場への参入直後はヘッドセットのみを扱っていたCorsairにとって,ゲーマー向けキーボードやマウスというのは初の試みとなるわけだが,これらは実際のところ,群雄割拠する市場において,立ち位置を確保できるものなのだろうか。Corsairの販売代理店であるリンクスインターナショナルから,FPSゲーマー向けと位置づけられるワイヤードキーボード「Vengeance K60」を借りることができたので,実際の使用感から,その可能性を探ってみたいと思う。
リンクスインターナショナルのVengeance K60製品情報ページ
ゴツゴツと硬派な印象のフルキーボード
パームレストと交換可能なキーに注目
少なくとも,ゲーマー向けを謳うキーボードによくある「なんとなく黒い」「なんとなく光っている」のとは,異質の存在感だ。
10キーの近くにはメディアコントロール系と,[Windows]キーの無効化ボタンが用意されている。アルミ製の音量調整ホイールは直感的な操作がしやすい |
USBケーブルは布巻仕様で太く,丈夫。USBが2系統あるのは,片方がUSBのスルー用になっているからだ。キーボード側にUSB×1を引き出せるのは,マウス用ということだろうか |
公称の押下圧は45gだが,押し始めはさらに軽く,実測では40g程度で沈み込むうえ,ストロークは4mmながら,接点が約2mmのところにあるため,素速く軽快な操作が可能である。
キーボード配列は標準的な英語104キー仕様。サイズは438(W)×168(D)で,面白いのは,本体奥側だけでなく,手前側にもチルトスタンドがあり,高さを4通りで調整できるようになっていることだ。
これにより,奥を下げてキートップを平らにしたり,全体を持ち上げたりと,プレイスタイルに応じてカスタマイズできるようになっている。
FPSでは[W/A/S/D]キーが基本のホームポジションとなるため,よく使うほうの手が疲れないように……というわけだが,ポイントは,左手用キーパッド製品並みの大きさがあること。しかも,適度な曲面が付けられていて,非常に使い心地がいいのだ。
パームレストが標準で付属するキーボードというのはよくあるが,[W/A/S/D]キー周りを左手用キーパッド然とした使い勝手にしてくれる製品というのは,ありそうでなかった。なんとか設置場所を確保したくなるパームレストといえる。
さらに,これらのキーには,FPSでのホームポジションを想定して,押しやすくなるような傾斜が付けられているのだ。従来の「交換用キー」は,単なる見栄えの変化しかもたらさなかったが,Vengeance K60では,そこを一段階進めてきたと評していいだろう。
最大20キーの同時押しをサポート
隙のない仕様は要注目
上で,Vengeance K60はUSB接続と紹介したので,同時押しに相応の制限があるのではと想像した読者もいるのではないかと思うが,本製品では,最低20キーのロールオーバーに対応しており,筆者が確認した限り,最低20キーの同時押しにも対応していた。
一般的なUSBキーボードの場合,修飾キーを除くと同時押しに対応できるのは6キーに留まるが,Corsairは,PCからVengeance K60を3台のHIDキーボードデバイスとして認識されるようにすることで,この制限をクリアしてきている。結果として,特殊なドライバソフトウェアを使うことなく20キーの同時押しをサポートできているのは特筆すべきだろう。
さて,「バトルフィールド 3」を中心に,いくつかのFPSタイトルをプレイしてみると,キースイッチが軽いだけに,操作はたいへん快適だ。どのキーの組み合わせでも不安なく入力できるため,リロードやしゃがみといった操作をとくに意識せず行えるのもいい。一段上のプレイ感覚が得られることは請け合いである。
Vengeance K60の実勢価格は1万1000〜1万2000円程度(※2012年1月31日現在)。ゲーマー向けメカニカルキーボードの激戦区へとCorsairは飛び込んだことになるが,総合的な完成度が高く,用意されるギミックがいずれもFPSのプレイにプラスという点で,Vengeance K60は検討に値する存在だといえる。
そろそろキーボードにもこだわってみたいというFPSプレイヤーに,広く勧められる製品だ。
リンクスインターナショナルのVengeance K60製品情報ページ
CorsairのVengeance K60製品情報ページ(英語)
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- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
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