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[G-Star 2011]Wemadeの新作「天龍記」を体験プレイ。技をつなげてテンポ良く戦っていく気持ちよさを,MMORPGとして実現した作品
天龍記は三国志の時代を背景とした,武侠モノのMMORPGだ。ただ,物語は三国志とはあまり関係なく,伝説や逸話をベースにしている。プレイヤーは「武林」と呼ばれる世界で英雄として戦うことになるのだが,シナリオによっては,三国志の登場人物が絡んでくる場合があるという。
「天龍記」公式サイト
プレイヤーが選択できる職業は以下の4つだ。
・侠客
短剣二刀流の職業。素早く動き,短時間で敵に大ダメージを与えられる。火力が高めのアサシンやレンジャーといった立ち位置だ。
・剣客
大刀を扱うアタッカー系の職業。高火力かつ高防御力のいわゆる前衛クラスだ。実際にプレイしたのはマルチプレイではなかったので,よくは分からなかったが,タンクにもなれるとのこと。
・術師
名前のとおり魔法使い。距離を問わず,さまざまな術法を扱える。
・導師
拳法や刀も扱うモンクタイプのヒーラー。
操作方法はW/A/S/Dで移動,左クリックで攻撃,マウスでカメラ操作,数字とファンクションキーでスキル発動という,三人称視点のMMORPGにおけるグローバルスタンダードが採用されている。敵をクリックすればオートで通常攻撃になるが,はっきりいって通常攻撃はかなり弱いので,基本的にスキルを連打して戦うことになる。スキル発動のエフェクトはかなり派手だ。
スキルには「ダウン」や「気絶」といった特殊効果が付加されているものがあり,中にはダウン状態の敵に向かって使用することで高い威力を発揮するものも存在する。スキルをつなげてコンボを発動していく楽しさと爽快感はなかなかのもので,ただ機械的に連打するだけ,といっただるさはまったく感じない。
また,「連環武功」と呼ばれるシステムが戦闘を一層盛り上げる。これは,連環武功をセットしたキーを連続で押すだけで,スキルがつながっていくという特殊なスキルだ。
スキルはつなげるほど強力になっていき,最終段階(プレイしたところでは,3段階)までもっていければ通常とは比べ物にならない威力になる。
このほか,通常のクラスに加えて“社会的な職業”が存在するとのことで,例えば「警備兵」や「盗賊」などになれるようだ。しかも,ゲームを進めていくことで社会的な職業の地位が上がり,警備兵からスタートして王様直属の近衛兵になったり,盗賊から始まって悪の親玉になったりするとのこと。「物乞い」まであるらしいが,地位が上がると何になれるのだろうか。
騎乗用動物がいるのも,今回の体験プレイで確認できた。実際には角の生えた牛を見かけたが,ほかにも虎やカバ,そして亀などにも乗れるということだ。
グラフィックスは,そこそこ美しいという感じで,特筆すべきものはないが,誰でも手軽に爽快感を味わえるアクション性の強いMMORPGとしては,G-Star 2011会場でも来場者の目を引いているようだった。日本展開についての説明はなかったが,日本でも多くの作品がサービスされているWeMadeの作品なので,期待してもいいだろう。
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