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マフィア梶田の二次元が来い!:第103回「ディアボリカルなマフィアのシナリオライター地獄変」
15年前のゲームなので,「Fallout 3」(PC / PS3 / Xbox 360)や「Fallout: New Vegas」(PC / PS3 / Xbox 360)に比べると,システムやらグラフィックやらはほとんど別物ですけど,これはこれで面白そうですね。未プレイなので詳しくは知らないんですが,ジャンルは一応RPGなのかな?
ともあれ,「Fallout 3」から入った新参者としては,シリーズの原点であるタイトルを無料でプレイできるというのはとても有難いですわ。ちなみに,一応日本語化MODなんかも存在するようなので,PCゲームに詳しい人は導入を検討してみるといいかも(自己責任が前提だけど)。俺も仕事なんか放り捨てて,アポカリプス後の世界に飛び込みたいよ……。
しかし,こういった体感系のゲームは,運動不足が極まっている文化系マフィアにはキツイキツイ……。心臓発作でポックリ逝くかと思いましたよ。ただ,ゲーム性は極めてシンプルなので,正直ひとりでプレイするとテンションがキープできそうにないです。一緒に遊んでくれる友人がいるならオススメですね。アダルティな方々は家呑み時のテンションでプレイしてみてください。絶対悪酔いするけどね。
俺は以前からボチボチとシナリオの仕事も受けているんですが,あくまで本業はゲームライター。今回のようにゲームのエピソードを丸々1本書くというのは初めての経験で,色々な喜びと苦労を知りました。物語を書くのってマジ難しいね。実際に自分で体験してみて初めて分かったことが多く,専業シナリオライターの方々には畏敬の念を抱かざるを得ないです。また,制作側に立ってみたことで,ゲームに対する見方も以前と比べてちょっと変化しまして,ゲームライターとしても非常にいい経験になったと思います。
担当シナリオの内容については……インタビュー記事内でも結構語ってますし,俺の普段の“ノリ”を知っている人ならば何となく想像はつくと思います。ええ,ヒドいですよ? そりゃもう,ヒドい。どのくらいヒドいかというと,アフレコを終えた中村悠一さんに「お前のシナリオはヘドが出る!」と罵倒されて平謝りしたくらいヒドいです。
……まぁ,良樹(※中村さんの役)のセリフだけ,ほかのキャラクターと比べて異常に多いあたり,計画的犯行なんですけどね! 依頼された文章量よりも,かなり多めに書いちゃいましたし。ていうか,中村さん以外にも色々と謝らなきゃいけない人だらけなので,今は何も考えたくないよ……。俺は悪くねぇ! 無修正で通した外道淫さんが悪いんや! 俺は悪くねぇ!
しかし,アレだね。知り合いとはなるべく仕事で絡むべきじゃないね。胃が痛いわ。特によく会う人達に自分のシナリオを読まれるとか,拷問以外の何物でもないわ。その辺を割り切れないあたり,俺はまだまだ未熟だということなんでしょうな……。
そんな感じで中村さんがヘドを吐き,俺が血ヘドを吐きながら出来上がった,相変わらずタイトルがクソ長い「コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯♥Hysteric Birthday 2U」。ゲームの発売日は2012年内と,いまだ詳細は決定しておりませんが,楽しみにしていただけると幸いです。
てか,ぶっちゃけ俺以外のライターさんが担当したシナリオに注目してください。さすがのプロフェッショナル……マジで面白そうなエピソードばかりだからね。個人的にも早く遊びたいです!
- 関連タイトル:
Diabolical Pitch
- 関連タイトル:
コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯・Hysteric Birthday 2U
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