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マフィア梶田の二次元が来い!:第104回「マフィア先生の拡散性悪役銃講座」
しかし,ゲーム業界を目指している若者の意見というのは,とても興味深いものですね。講師として技術を伝える側ではありますが,逆に教えられることも多いなと素直に感じました。まだ若造にすぎない俺の知識と経験が,どこまで役立つかは分かりませんが,有能な人材をひとりでも多くゲーム業界に送り込めるように尽力したいと思います。
ちなみに,俺が尊敬する教育者は「おねがい☆ティーチャー」の風見みずほ先生です。
ゲストとして「ヘビーメタルサンダー!」の挨拶でお馴染み,「ケイオスリングス」シリーズ プロデューサーの安藤武博さんと,「拡散性ミリオンアーサー」のプロデューサーである岩野弘明さんをお招きし,作品の魅力について紹介していただきました。
「ケイオスリングス」シリーズについては,これまでもRADIO 4Gamerで何度か扱ってきたので,今回は主に「拡散性ミリオンアーサー」についてお話を聞きました。本作はシナリオやカードの設定などを,「とある魔術の禁書目録」の原作者である鎌池和馬さんが手掛けているということで,同シリーズの大ファンである俺は大興奮。カードを集めてデッキを組み,敵と戦っていくタイプのソーシャルゲームなんですが,さすが天下のスクウェア・エニックスが手掛けているだけあって,ゲームとしてのクオリティはかなり高いです。
ソーシャルゲームでは,UI周りの設計がもう一歩……というタイトルが多かったりしますが,本作に関してはその点がよく研究されていて,入手カードがダブると自動で合成されたり,アイテムを一括で受け取れたり,現在のコストから最適なデッキを自動で組んでくれたりと,至れり尽くせりです。かなりストレスフリーな作りですね。
また,ソーシャルゲームとしては珍しいくらい,ストーリーに力が入っているのも個人的にツボでした。レベルアップごとにメインストーリーが解禁されていくだけでなく,特定のカードを手に入れると,そのキャラクターに関するオマケ的なサブストーリーが楽しめるなんてずるいですよ。そんなの,コンプリートしたくなるに決まってるじゃん!
ともあれ本作は,「ソーシャルゲームだから」と妥協せずさまざまな工夫を盛り込んでいるタイトルなので,「ソーシャルゲームはちょっと……」と思っていたような層にもオススメできるタイトルです。あと,シナリオは予想以上に“鎌池味”だから,ファンなら絶対プレイすべきよ!
昔から銃とかナイフとか好きなんですよね。なんたって,男の子ですから。でも,ゲームライターとして忙しくなってからは,ちょっとその辺から離れていたんですよ。わりと金のかかる趣味でもありますし。
でも,手を出し始めるともうダメですね。どんどん欲しい銃が出てきて,エラく散財してしまいました。さらにお気に入りの銃を自分好みにカスタムしようとすると,アレもコレもと際限がない。まぁ,カスタムとは言っても,俺にできるのはせいぜい実銃用のグリップを削ったり磨いたりしたり,細かいパーツを交換したりする程度なんですけど。こういった作業も,ガキの頃に工作が好きだったことを思い出させてくれて非常に楽しいです。
あと,ゾンビ映画における必殺ウェポンとしてお馴染みのショットガンとか,男のロマンですよね。俺は「マッドマックス」に出てくるような水平二連のソードオフ・ショットガンを愛してやみません。ゲームだと「グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド」は,ソードオフ・ショットガンを使うバイカーギャングが活躍するあたり,俺の好みド真ん中でした。
しかし,このタイプのショットガンは過去にハドソンが発売した,そのものズバリ「MADMAX」くらいしかないという……。持ってはいるんですけど,やっぱり古い銃なので所々ガタがきてるんですよね。どこかのメーカーさんが今の技術を駆使し作ってくれれば,実用/保存用/鑑賞用で最低3丁は買うのに……!! 売れると思うんだけどなー(チラッ。どこか出してくれないかなー(チラッ。トイガンメーカーの人がこんな連載読んでるとは思えないけど!
- 関連タイトル:
拡散性ミリオンアーサー
- 関連タイトル:
CHAOS RINGS II
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