プレイレポート
「ダーククエスト アライアンス」のインプレッションを掲載。PS Vitaに登場した王道“ハック&スラッシュ”を小一時間遊んでみた
「ダーククエスト アライアンス」公式サイト
今回筆者が選んだキャラクターは,本作では最もオーソドックスな「ナイト」のキャラクターだ。さまざまな武器や防具を使いこなし,近接攻撃で敵を倒していくタイプだが,範囲攻撃などのスキルも豊富で,群がる敵を一網打尽にできるので,ソロプレイにも比較的向いたキャラクターといえるだろう。
さっそくストーリーモードのシングプレイで開始,ゲームは記憶を失った主人公が,棺の中で目を覚ますところから始まる。目の前にはフェアリー族のセレストがいて,いまいち状況が飲み込めていないプレイヤーを,戦いの舞台へと誘っていく。
操作方法は,左のアナログパッドで移動を行い,[×]ボタンで通常攻撃ということさえ覚えておけば,とりあえずは問題ない。敵が現れたら[×]ボタンを連打して,敵をどんどんなぎ倒していこう。
セレストの案内に従ってゲームを進めていくと,プレイヤーはほどなく最初の拠点である「サモスの村」にたどり着く。ここではさまざまなアイテムの売買ができるほか,クエストを発行してくれるNPCがおり,このクエストをこなしていくことでゲームが進行していくようだ。
クエストをクリアしたり敵を倒していけば,経験値もサクサクと貯まりレベルアップもスムーズだ。また道中の宝箱や敵のドロップからは,さまざまな装備品が手に入る。もちろんステータス上昇や属性といった特殊効果が付与されたものも用意されているので,ステータスに関する知識などは,その都度で確認し,少しずつ覚えていくのが良さそうだ。
PlayStation Vitaならではの要素として,筆頭に挙げられるのは,背面タッチパッドを使った妖精の操作だろう。妖精は基本的にプレイヤーキャラクターに追従して動くが,背面タッチパッドのドラッグ(もしくは右のアナログコントローラー操作)で,独立した操作が可能。さらに背面タッチパッドをダブルタップすることで,妖精ごとに設定された魔法――セレストの場合は範囲攻撃の「サンダーボルト」が発動可能となる。プレイヤーに同行する妖精は,セレストのほかにも色々登場するようなので,いずれはさまざまな魔法が使えるようになりそうだ。
また本作はジャイロセンサー機能にも対応しており,敵の攻撃でスタンなどが発生した際には,ゲーム機本体を振ることで回復ができる。さらに前面タッチスクリーンでメニューを選択したり,ピンチイン/アウトで画面のズームを変更できたりという要素もあって,これが意外と便利である。きっと今後は,PlayStation Vitaでもこんなインタフェースが標準になっていくのかと思うと,ちょっとだけ感慨深い。
ゲームとしては至極オーソドックスで,あえて解説するようなことは少ないのだが,そのシンプルさゆえに,頭を空っぽにして楽しめる本作。今回は試せなかったが,最大4人までの協力プレイに対応したマルチプレイモード,またレベル25から開放されるアリーナモード(敵とひたすら戦い続けるモード)も用意されている。価格もパッケージ版で2940円(税込),ダウンロード版が2400円(税込)と手頃なところに設定されているので,本体と一緒に揃えておいても良いかもしれない。
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