東京ゲームショウの一般公開日となる9月22日，セガブースの特設ステージで，トーク番組
「ゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ」（略して“なごなま”）の公開放送が行われた。
名越稔洋氏と
椿姫彩菜さんがMCを務めるこのトーク番組は，現在不定期で放送されているのだが，今回はTGS会場ということで，まずはセガブースでプレイアブル出展されている「
龍が如く5 夢、叶えし者」の話題になった。
 椿姫彩菜さん |
 名越稔洋氏 |
今作は，ゲームの舞台として東京，大阪，名古屋，札幌，福岡の5都市と，そのそれぞれに主人公も用意される。シリーズ恒例のコラボレート企画も盛りだくさんで，本作の試遊台で遊んでいる来場客をざっと見てみても，「バーチャファイター2」や「太鼓の達人」をプレイしていたり，はたまた漫画を読んでいたりと，一見すると「龍が如く」と全然関係ない画面がずらりと並んでいたりすることもあるそうだ。ちなみに，これらは本作の“ミニゲーム”として遊べてしまうものの話。
名越氏によれば，これらの各システムを作るにあたり，従来のシリーズ作とアプローチを大きく変えることを心がけたそうだ。なので，「変わったよね」といった感想を来場客から言われると心底嬉しかったとのこと。こうやって会場で直接プレイしてもらうのは，開発者としても大いに励みになっているというわけだ。
また番組では，視聴者から寄せられた質問に名越氏がズバっと回答する，
「名越に生で聞け！」も行われた。「叶えし者」の最新情報が公開，という内容ではなかったのだが，違った意味でなかなか興味深いやりとりだったので，質問と回答を一通り掲載してみよう。
名越総監督「結婚前に同棲すると，いろんなモノが見えるからいいよね。“え，そんな癖持ってたの？”とか，“この人はちゃんと料理作れるんだろうか？”とか，さ。お試し期間は必要でしょ。俺は，賛成派」
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名越総監督「もしジェネレーションギャップを感じるのなら，実はあんま好きじゃないんじゃない，てことじゃない？ たとえ5歳差でもギャップ感じるときは感じるし，それなら別れていいんじゃないかな」
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名越総監督「そりゃ足し算できたほうが後々便利だけど，息子さんの感性を信じて，ほかに良いところがないか，一緒に探して応援してあげてもみてもいいんじゃない？」
椿姫彩菜さん「私だって小学校1〜2年まで，将来はきっとセーラームーンになるんだと思ってた」
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名越総監督「筋トレは少しするけど，一番大きいのは食べ物。僕は十年来，一日一食だよ。あと炭水化物はなるべく避けてる。でも健康かどうかより，休みがちというのは気になるね。うちのスタッフじゃなけりゃいいんだけど」
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名越総監督「旦那さんは彼女の料理が大好きなんだろうから，リフォームすればもっと美味しくなることをアピールすればいいんじゃないかな。やっぱりゴハンが美味しいのが一番安心しますよ。逆を言うと，そうじゃない人と付き合うと正直，いろんな意味でつらい。全部食べれないし，食べないと悪いし，言いづらいし，しまいには逆ギレされるし」
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名越総監督「普通の事をやっていれば割とカンタンになれますよ。プロデューサーってお金の管理だから，たとえば足し算とか。モノを作るときは色々な人のことを考えたりとか……。昔と違って，今は専門の学校やセミナーを開催している会社とかもあるし，ゆっくり，しっかり，慌てず仕事のイメージを見つけていくのが良いかな。目標があることは素晴らしいよ」
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ヘビーな人生相談を投げかける視聴者と，それに対して真摯かつ丁寧に答える名越氏。そしてその光景がTGSで繰り広げられている不思議な感じと，三つの意味でとても興味をひかれるのは，筆者だけではないはずだ。
放送当日の名越氏は病み上がりで，しかもゲームキッズが集まるTGS会場ということもあり，なごなま恒例の“生でカンパイ”は自重していたようだ。お酒が入った普段の放送がどんなものか，これはぜひ一度ちゃんと観ないわけにはいかない気がする。
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2012/09/23 21:43
龍が如く5 夢、叶えし者
