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[SPIEL’14]古典作品からスマホ連動の最新作までズラリ。開幕前日に行われた関係者向け先行公開をレポート
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印刷2014/10/16 15:29

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[SPIEL’14]古典作品からスマホ連動の最新作までズラリ。開幕前日に行われた関係者向け先行公開をレポート

 世界最大級のボードゲーム展示会「SPIEL’14」の開幕前日となるドイツ時間の2014年10月15日,バイヤーやメディアを対象としたプレスカンファレンスおよび新作展示会がSPIEL’14会場となるMesse Essenのホールを貸し切って行われた。
 今年で開催32年目となるSPIEL’14には,昨年の39か国828社を超える,41か国832社の出展者が参加しており,大きな賑わいとなっていた。本稿ではその中からとくに目を惹いたタイトルを紹介していこう。

プレスカンファレンスの様子
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ドイツのテレビ番組で有名なシェフ,Steffen Henssler氏が,自身の登場する料理系クイズゲーム「Hensslers Küchenrallye」を紹介
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数多くの新作が並んだ展示会場。収まりきらなかったブースが,隣のホールにはみ出すほどの盛況ぶり
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古典作品からスマホ連動の最新作までが,ズラリと並んだSPIEL’14


 会場に展示された850を超える新作の中には,今回が世界初お披露目というものが少なくなかった。
 玩具大手のRavensburger(ラベンスバーガー)は,同社がsmartPLAYと呼ぶ,新しいボードゲームシリーズを展開する。これはスマートフォンと連動させることで,新しいプレイ体験を創出するものだという。
 同社によれば,クイズゲームの「YES or kNOw」,冒険ものの「KING ARTHUR」,協力型のファミリーゲームである「DAS MAGISCHE MUSEUM(THE MAGIC MUSEUM)」の三作が現時点でラインナップされているとのことで,実際のプレイフィールが気になるところだろう。

 そうした最新ゲームが並ぶ一方で,いわゆる古典ゲームのリニューアル版が次々と登場しているのも見逃せない。「Mensch」の100周年を記念した復刻版が発売となるほか,名作「カルカソンヌ」「電力会社」の第2版も登場。こちらはイラストの変更やルール改訂が行われ,より遊びやすくなっているという。

今年で100周年を迎えるというすごろくゲーム「Mensch」。日本ではあまり有名ではないが,ドイツでは誰でも知っている古典ゲームだ
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スマートフォンと連動するファミリー向けクイズゲーム「YES or kNOw」。今回のSPIELでは,Ravensburger以外のメーカーからも,スマートフォンやタブレットと連動するゲームがいくつか登場している
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“重たいゲーム”の復権とゾンビゲーム


 ドイツゲーム賞における「RUSSIAN RAILROADS」の大賞受賞は,現地のゲームファン達に,ルールが複雑だがプレイ時間が長く,その分濃密なプレイが楽しめるという,いわゆる“重たいゲーム”の復権を意味するものと受け取られているという。dlp gamesからリリースされる新作「Orleans」(オルレアン)などは,まさにその流れにあるタイトルで,今回の注目ゲームの一つとなっている。

ドイツゲーム賞2014の大賞受賞作となった「RUSSIAN RAILROADS」
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「Orleans」は,中世ヨーロッパのオルレアンの街とその周辺を開拓し,発展させていくワーカープレイスメントゲーム。展開されたマップと個別シートから,“濃さ”が伝わってくる
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 またモチーフという意味では,ゾンビ系ゲームの人気がいまだに根強いようだ。
 パブに迫り来るゾンビの群れと戦う「PINTS OF BLOOD」,ゾンビとの戦いを協力型ゲームにした「ZOMBICIDE」のほか,人気ドラマ「Walking Dead」のボードゲーム版なども出展されていた。

大人気「ZOMBICIDE」シリーズの「TOXIC CITY MALL」「PRISON OUTBREAK」
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QUEENS GAMEもゾンビゲーム「Escape Zombie City」を発売
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KOSMOSの「THE WALKING DEAD:DER WIDERSTAND」

 このほかにも,SPIEL’14ではさまざまな新作ゲームが出展されている。プレイレポートなども順次掲載していく予定なので,ご期待あれ。

SPIELに出展されているのは大人向けゲームばかりではない。ドイツゲーム大賞子供向け部門を受賞した「FEUERDRACHEN」は,中国の火山に住むドラゴンをテーマにした作品
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Gamefactory/Carlettoの「LIFT IT!」は,頭につけたクレーンでブロックを持ち上げるゲーム。子供向けの作品は,こうしたギミックが人気の秘密なのかも
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Drei Hasen/Abendsonneの「TALO」(右)は,木のブロックで積んで作った塔に自分のフィギュアを登らせる積み木風ゲーム。一方,同じデザイナーの作品「Raben Stapeln」(左)は,複雑な形のブロックを組み合わせていく
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Zoch Zum Spielenの「Sucken Pfeffern」は,靴下を投げるゲーム。「明日は中庭で実演しますので,よろしく!」とのことだった
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Goliathの「ALIEN ALARM! RETTE SICH WER KANN」は,空気圧でUFOによるアブダクションを再現。コマがすーっと浮かび上がる様は,まさにUFO
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「SPIEL’14」公式サイト

  • 関連タイトル:

    ボードゲーム(アークライト)

  • 関連タイトル:

    海外ボードゲーム(ホビージャパン)

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