イベント
ゴールデンウィークもアイドルマスター。「マチ★アソビVol.10」で行われた「アイドルマスター」関連イベントをまとめて紹介
さて,マチ★アソビとは徳島市を舞台にして行われる大規模なアニメ・ゲーム関連のイベントであり,期間中,市内のあちこちでアニメ制作者のトークショウやアーティストのライブ,そしてコスプレイヤーの撮影などが行われるというものだ。タイトルからも分かるように,今回で10回めとなるが,年に複数回行われるため,10年めというわけではないので要注意。第1回マチ★アソビが開催されたのは,2009年のことだ。
「マチ★アソビ」公式サイト
これがマチ★アソビ全体を通して最初のイベントになったわけだが,それにしても一日駅長か……。私,こんな仕事をして長いですが,さすがに一日駅長の取材は生まれて初めて。とはいえ,マチ★アソビでは,一日駅長は恒例行事の一つになっており,2010年に行われた第2回(vol.2)以来,毎回のように行われているらしい。一日駅長と聞いて思い浮かぶのは,Xbox 360版「アイドルマスター」の営業「一日署長」で,これは萩原雪歩の暴走ぶりが面白かったが,また「アイドルマスター2」にも「一日消防署長」という営業があり,春香のときはいつもタッチ場所をわざと間違えていたようにうろ覚えしている。
ともあれ,具体的にはマチ★アソビ記念切符の発売に合わせて,中村さんがホームに登場して列車の出発式を行い,その後,記念切符発売のテープカットを行うというダンドリで,切符を販売したり,改札口で検札したりするわけではなかった。惜しい! ……って,よく考えたら切符販売は駅長さんの仕事じゃないですね。
ホームに敷かれたレッドカーペットに登場した中村さんはJR四国の制服姿。場所が場所だけに,近くで見られたのは朝から並んで整理券を入手したファン約100名で,当然のように駅長姿に歓声があがったのだった。中村さん,それに応えて敬礼をしてくれたり,「回って」というオーダーにくるくる回って衣装を見せてくれたりとサービス満点。いい人だなあ。
しかるのち,本物の駅員さんと一緒に列車の出発式を行った。定時出発率90%以上を誇る世界的に優秀な日本の鉄道だけに遅滞は許されないのだ。片手を上げて見送ったのは,9:22徳島発の「うずしお8号」高松行き。
出発式のあと,中村さんが,マチ★アソビ開催を祝した挨拶を行い,続いて舞台をホームから駅コンコースへ移し,マチ★アソビ総合プロデューサー近藤 光氏らと一緒に,記念切符の発売を開始するテープカットを行って,イベントはつつがなく終了した。書き忘れたけど,出発式,テープカットともに,最前列の人は手を伸ばせばとどきそうなほど近く,トイレなんか行ってたせいで,ぶ厚い人垣のうしろから背伸びしながらカメラを構えていた私は非常にうやましかった。東京から徳島へ取材に行って,何やってんだか。
ちなみに,記念切符は3種類用意されていたが,アイドルマスターをデザインしたものは即座に完売した模様で,買いそびれた私はこれも非常にうらやましかった。東京から徳島へ取材に行って(以下略)。
「アイドルマスター シャイニーフェスタ」公式サイト
続いて15:00からは,新町橋東公園でトークショウが開催された。掲載した写真からも分かっていただけるかと思うが,新町橋東公園は,公園というか川辺のちょっとしたステージみたいな感じで,ここで入れ替わり立ち替わり,さまざまなゲストによるライブやトークショウが繰り広げられ,これがマチ★アソビのメインイベントの一つなのだ。マチ★アソビ2回めの私は,もうベテランと呼んでもいいくらいなので,ホントかよなどと思わず,ぜひ信じてほしい。
ともあれ,まずステージに立った中村さんは,朝の駅長姿のまま。「こちら」に掲載した記事にもあるように,マチ★アソビのイベントで,女性声優賞に選ばれたことはもちろん,2013年3月17日には,それを記念して,手形のレリーフを徳島で作成するなど,徳島にはいい思い出しかないと語った。
その手形レリーフだが,たぶんコンクリートがすっかり固まったのだろう,ついに完成したとのことで,本人の手によって除幕式が催行された。作成時に起きたらしい,名前を全部書き込めなかったというアクシデントも専門家によってリカバーされ,オレンジ色も鮮やかなレリーフが初めて一般公開されたのだ。これはいずれ市内に設置される予定になっているとのことなので,徳島へ行く機会があったら,チェックしてみてはいかが。
とりあえず簡単に説明すると,アイドルマスター シャイニーフェスタは,「アイドルマスター」シリーズの楽曲を使用したリズムゲームで,プレイヤーが楽曲に合わせてうまくリズムを刻んでいくと,それなりのスコアがもらえてそれなりのことが起きるというゲームだ。簡単すぎでしたか? 内容的には,2012年にリリースされたPSP向け同名タイトルとほぼ同一だが,iPhoneやiPadではボタンでなく画面タッチでゲームを進めていくことになる。
さて,会場からの希望を募って模範プレイに供されたのは,春香の持ち歌である「I Want」。会場からの嵐のようなコールを背景にiPadによるプレイが披露されたのだが,結果はD判定。春香しょんぼり。難度はいちばん易しい「DEBUT」だったような気がするが,自信はない。
これは選んだ曲が悪いのではないかということで,中村さんがステージ開始前に練習を重ねたという「READY!!」に変更して再挑戦することになったものの,操作ミスによって,上から二番目の難度「PRO」が選ばれてしまう。しかし,石原氏の判断で続行され,会場からの嵐のようなコールの中でデモプレイが行われたのだが,結果はD判定。律子しょんぼり。
会場の「駅長っぽく何か」というオーダーに応えて「これからも,みなさんのもとへ,出発進行!」ときめて,トークショウはだいたい終了した。石原氏も途中から台本どおりの進行は断念した模様だったが,私も仕事なのでできる限り書いたものの,全体の印象としては「制御不能」の一言でまとめられそうな気もする。もちろん,中村さんと石原氏の丁々発止のやりとりに会場の笑いは絶えず,新町橋東公園に詰めかけた多数の人々にとって,きわめて満足度の高いトークショウであったことは間違いないだろう。とはいえ終了後,これをどうやって記事にまとめていいのかを考えて呆然とするメディアの姿があったのも事実だ。
石原氏はからくも最後に,iOS坂の「アイドルマスター シャイニーフェスタ」だけでなく,「アイドルマスター シンデレラガールズ」「アイドルマスター ミリオンライブ!」と,アイドルマスターの世界は広がっていくが,変わらず愛してほしいとし,現在もさまざまなことを行っているので,ぜひそれに期待してくださいと語った。
翌5月4日には「アイドルマスター シンデレラガールズ」のイベントが,同じく新町橋東公園を舞台に開催された。もともとは18:00開始予定だったが,途中で降雨による中断があったため,結局18:40頃のスタートになった。もっとも,薄暮のステージはいい感じで,背後の新町橋のイルミネーションがムード抜群だが,写真が撮りづらいったらなかったんです。
挨拶のあと,デレラジのゲストとして双葉 杏役の五十嵐裕美さんと,諸星きらり役の松嵜 麗さんがステージに招かれた。いわゆる“あんきら”である。実は五十嵐さんは徳島へ来るのはこれで「軽く12回め」,マチ★アソビにはvol.1から参加しているという。資料によると,一日駅長も勤めたことがあるっぽい。また,松嵜さんは(たぶん)2年ぶり3回め。
というわけで,この3人によるトークが始まったのだが,まずは,2013年4月10日にリリースされたCD「お願い! シンデレラ」に収録された,杏ときらりの歌う「ハピ☆ハピver.」について。当初「省エネver.」とされていたこの曲が,どういうわけで「ハピ☆ハピver.」になったのかという経緯が語られたわけだが,もともとは,普通に歌う予定だったものの,松嵜さんがさまざまな提案をしたために,スタッフが「ちょっと時間をください」となり,結局ああいう形に出来上がったという。印象的な「にょわにょわ」コールも,元は普通に「フー,フー」と書かれていたが,スイッチの入った松嵜さんのアイデアで変更になったという。「お願い! シンデレラ」の「ハピ☆ハピver.」は個人的にも愛聴の一曲で,ジャケットイラストには杏もきらりもいないけど,二人が演じる「あんきら劇場」ともども,機会があればぜひ聞いてほしい。にょわー☆。
「アイドルマスター シンデレラガールズ」公式サイト
続いては,2013年4月10日にサンシャイン噴水広場で行われた「お願い! シンデレラ」の発売記念イベントについて(関連記事)。あれだけのメンバーが集まってステージを行ったのは初めてであり,出演者にとっても印象深いものだったようだ。その合同練習を仕切ったのは,実は五十嵐さんだったという話も披露され,五十嵐さん本人は「なんでここで言うかなー」と照れ気味。へー。
このほかにも当日行われた「1000人ハイタッチ」の思い出などが語られたが,詳しくはおそらく配信されるであろう「デレラジ」をお楽しみにしていただくとして,続いて五十嵐さんと松嵜さんによる「お願い! シンデレラ」のライブが始まった。杏ときらりの掛け合いはもちろん,チョーク攻撃風の「はぐぅー」まで再現された「ハピ☆ハピver.」の完全版というわけで,歌います,踊ります。待ってました。
というわけで,私が何か重大な見落としをしていない限り,マチ★アソビvol.10におけるアイドルマスター関連のイベントは終了した。5月6日付の徳島新聞(電子版)によれば,今回は過去最多の5万3000人(筆者含む)が来場したとのことで,規模は年々拡大している様子。例年であればマチ★アソビvol.11は今年の秋に開催されるはずなので,気になる人は情報をチェックしよう。また行っちゃおうかなあ。
響 -HiBiKi Radio Station-「デレラジ」公式ページ
- 関連タイトル:
アイドルマスター2
- 関連タイトル:
アイドルマスター2
- 関連タイトル:
アイドルマスター シャイニーフェスタ ハニー サウンド
- 関連タイトル:
アイドルマスター シャイニーフェスタ ファンキー ノート
- 関連タイトル:
アイドルマスター シャイニーフェスタ グルーヴィー チューン
- 関連タイトル:
アイドルマスター シンデレラガールズ
- この記事のURL:
キーワード
- PS3:アイドルマスター2
- PS3
- シミュレーション
- シングルプレイ
- リズム/ダンス
- CERO B:12歳以上対象
- バンダイナムコエンターテインメント
- 育成
- 日本
- 恋愛
- Xbox360:アイドルマスター2
- Xbox360
- iPhone/iPad:アイドルマスター シャイニーフェスタ ハニー サウンド
- iPhone/iPad:アイドルマスター シャイニーフェスタ ファンキー ノート
- iPhone/iPad:アイドルマスター シャイニーフェスタ グルーヴィー チューン
- iPhone/iPad/Android/DOCOMO/AU/SOFTBANK:アイドルマスター シンデレラガールズ
- AU
- Android
- DOCOMO
- SOFTBANK
- iPad
- iPhone
- イベント
- 編集部:松本隆一
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
(C)窪岡俊之 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc. (C)NBGI/PROJECT iM@S
(C)窪岡俊之 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc. (C)NBGI/PROJECT iM@S
(C)窪岡俊之 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc. (C)NBGI/PROJECT iM@S
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)BNEI/PROJECT CINDERELLA