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[TGS 2011]バンダイナムコゲームスのステージイベント「アニメもゲームもグラビアも! 全部まとめてアイドルマスター!!」で,アニメの新たなオープニング曲「CHANGE!!!!」が初公開
これはけっして,会社の偉い人に「ぜひ行かせてくれ!」と涙目になって頼んだからではなく,取材スタッフのスケジュールの都合だ。そういうことにしておいてほしい。
個人的な話で恐縮だが,私がアイドルマスターにすっかりはまってしまったのは,昨年(2010年)のTGSで,そのとき公開された「アイドルマスター2」の記事を仕事で書かされたことがきっかけだ。それからいろいろあって,今ではすっかりプロデューサー業も板についてしまったのだが,そんなわけで,東京ゲームショウには大変感慨深いものがある。昨年の私は,来年の自分がこんな事になるとは想像もつかなかった。長く生きていると,いろいろなことが起きるものだ。ま,そんなことはどうでもいいですよね。
PlayStation 3版「アイドルマスター2」公式サイト
「アイドルマスター2」公式サイト
今回の長い名前のイベントに登場したのは,以下の6人の方。
・中村繪里子(天海春香役)
・長谷川明子(星井美希役)
・原 由実(四条貴音役)
・仁後真耶子(高槻やよい役)
・平田宏美(菊地 真役)
・浅倉杏美(萩原雪歩役)
オープニングは,現在TBS系列で大好評放映中のアニメ「アイドルマスター」のテーマ曲「READY!!」を全員で。彼女達のお衣装は,少なくとも私はこれまで見たことのない,白と黒をベースにした,なんといいますか,グロスというかピカピカ系のもの。ファッション関連用語の語彙の乏しさには以前から気がついているので,すいません。卑近な言い方をすれば,いい感じじゃん。
もっとも坂上氏は,「ここは(ライブ会場などではなく)TGSであり,上司なども来場している。(そんな風に呼ばれると)誤解を招きそうなのでやめてほしい」とのこと。それではなんと呼べばいいのかについては,「ドヘンタイ」という提案が一部からなされたが,それについて坂上氏は,舌を噛みそうで言いづらいと反対し,というか,普通に呼んでほしいと付け加えた。なぜ私は,このやりとりをこんなに詳しく書き綴っているのであろうか?
坂上氏は,2011年10月27日の発売が予定されている,PlayStation 3版「アイドルマスター2」の初回限定生産版「アニメもゲームもグラビアも! アイマス@スペシャルBOX」に同梱されるファンディスク「グラビアフォーユー!」(以下,G4U!)の説明を行った。これまでムービーなどは公開されていたが,実機によるプレイシーンは初めてのことだ。
初回限定生産版にG4U!のVol.1が同梱され,Vol.2以降はアニメ版アイドルマスターのBlu-rayディスクとG4U!がバンドルされた「アニメ&G4U!パック」として,順次リリースされていく予定だ。各巻には,それぞれカバーガールが設定されているが,Vol.1は誰あろう春香さん。会場で使用されたのもVol.1で,坂上氏が撮影対象に選んだ春香を使って,G4U!の機能が詳しく紹介された。
カメラを動かして,アイドルをいろいろな角度から撮影するわけだが,中でもカメラを前後に動かせるフィーチャーは,アイドルマスターシリーズでも初のことになるそうだ。「FPSのように自由」と坂上氏。もっとも,前後の移動は実際はズームアップ/ダウンなので,FPSとはちょっと違うかも。また,カメラの焦点距離と絞りなどに関連する「被写界深度」の調節は,出演者からすごい,という声が上がった。撮影時のBGMとして,さまざまな楽曲を選べるところもサービス満点だ。
さらに,「セクシーに!」とか「笑って!」とか,撮影時にいろいろなオーダーを出せるが,これはアイドルの性格によって違うレスポンスが返ってきたりするらしく,これもいろいろな意味で楽しみだなあ。
坂上氏がステージを降りると,ライブ再開。先ほどのチーム分けのまま二人一組で,歌が披露された。セットリスト的には,長谷川さんと仁後さんが「キラメキラリ」,そして原さんと浅倉さんが「Little Match Girl」,中村さんと平田さんが「おもいでのはじまり」という感じだ。
最後に,アニメ版アイドルマスターの新しい曲となる「CHANGE!!!!」が初公開された。これは,TBS系列で10月6日に放映されるアニメ第14話からオープニング曲として使用される予定になっており,「READY!!」から「CHANGE!!!!」へと,アニメの物語も大きく展開していきそうだ。個人的には,第11話さえあれば,向こう5年,どんなに辛いことがあっても生きていけそうな気がしているが,第5話もいいんじゃないかと思っている。
「CHANGE!!!!」のCDは2011年11月9日に発売予定。通常版のほか,デジパック仕様でDVD付きの初回限定版が用意されており,価格は通常版が1200円,限定版が1800円(いずれも税込)だ。今後,彼女達はどのようにチェンジしていくのだろうか。
アンコールとして,「THE IDOLM@STER 2nd mix」が全員で歌われ,これは私も知っているが,お約束の「プロデューサーさん,アイマスですよ,アイマス」を全員でコールして,ライブは終了した。
2010年のTGS以降,Xbox 360版アイドルマスター2が発売され,アニメが始まり,PlayStation 3版のリリースも決定した。途中,ライブも何度も行われ,さまざまなグッズなども登場した。展開は息もつかせないほど急であり,ちょっと赤面しそうなことを言うと,私としてはキャリアの終わり近くになって面白い世界に巡り会えたという感謝の気持ちを覚えている。気が早いが,来年,どういう気持ちでTGSを迎えることになるのか楽しみだ。うふふ。それにしても,さまざまなグッズか……しまった! 物販のことをすっかり忘れていた!
※2011年9月18日追記
それにしても,新春ライブのときには内容がさっぱり分からなかったアニメが,もう1クールを終わろうとしているのだから,なにもかにもが懐かしい。ちなみに,速報では勇み足で「テレビアニメ」と書いちゃったけど,そこまでは発表されていなかったのよね。結果論だけど,間違ってなくて良かった……って,なんか長いな,この追記。
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(C)窪岡俊之 (C)NBGI
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