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「ドリームドロップス」,開発スタッフが語るギルドタウン”システムなどの見どころとは。意外な次回作のヒントもあり
プレゼンテーションを行ったPlayCooのスタッフは,プロデューサーのKen Cheng氏,リードプランナーのDennis Chen氏,リードプログラマーのAdams Hsieh氏の3名だ。
プロデューサーのKen Cheng氏 |
PlayCoo代表であるJoyce Chang氏 |
本作には世界観に沿った4種類の職業が登場する……というのはプレイレポートでお伝えした通り。舞台となる“アフタードリーム”の世界に没頭できる要素として,“ピーターパン”などをモチーフにしたアバター装備が用意されているという。プロデューサーのCheng氏の話によると,アバターはセットで装備することによって,特殊な効果も得られる。
また,敵モンスターを仲間にできる要素も本作の大きな特徴だ。仲間にできるモンスターの種類は,80以上でさらに増えるという。さらに,仲間にしたモンスターの情報が「キャラクターブックガイド」に記録されていくので,コンプリートするには,相当なやり込みが必要になるだろう。
今回明らかになった情報で,もっとも特徴的といえるのが,ギルドタウンシステムだ。これは各ギルドがオリジナルの街を作れるというもの。ギルドの実力によって建物の規模や外観が異なるため,ほかのギルドとの勢力差を簡単に比較できる。
またギルドタウンの中では,植林やトーテムポールを立てたりといった自由度の高いデコレーションが可能で,鉱石の採掘ポイントなども作成できる。この鉱石を使うことで,通常よりも性能の優れたアイテムや装備品の生産も行えるようだ。デコレーションの中には,ギルドメンバーが設計図を手に入れないと設置できない特殊なものもあるとのこと。
ギルドメンバー以外のプレイヤーでもギルドタウンへ訪問でき,ギルドタウンの建設を手助けするミッションも用意されている。“ギルドシード”というアイテムをモンスターの体内に植え付け,成長させた果実をギルドに渡せば,高額の報酬が得られるのだ。
プロデューサーのCheng氏によって,ギルドタウン建設の手順を実演しながら説明してもらったが,建物やデコレーションパーツの配置については細かい調整が可能なため,かなり凝ったレイアウトも実現できそうだ。また,どういった種類の建物を作るか,ギルドメンバーに多数決のアンケートを取れる機能もあるらしい。
なお,ギルドを結成するにはプレイヤーキャラクターがレベル21以上でなければいけないが,既存のギルドへの加入についてはとくに条件がなく,レベル1から参加できるとのこと。
また,「ドリームドロップス」ブースには,開発元のPlayCoo代表であるJoyce Chang氏も姿を見せていた。PlayCooの開発タイトルといえば,日本でも2010年9月にサービスが始まった「DIVINA」が記憶に新しい。「DIVINA」も「ドリームドロップス」もグラフィックスの可愛らしさが印象的なタイトルだが,今後はどういった作品を開発していくのだろうか。
これについてChang氏は,「今後もMMORPGを中心に開発していくが,今までの可愛いタイプのタイトルとはまた別に,“かっこいい”タイトルを用意している」と,次回作のヒントを教えてくれた。詳しい内容が気になるところだが,「来年のGamania Game Showまで楽しみにしてほしい」とのこと。少し気の早い話であるが,これまでのPlayCoo開発タイトルをプレイしてきた人も,次回作ではまた違った驚きが味わえそうだ。
だが,まずは何より,直近に控えている「ドリームドロップス」に注目である。GGS2011の開会式で,世界各国のメディアが揃っている中で上映された本作のトレーラーには,日本語によるナレーションと日本語の主題歌が使用されていた。そのことからも,本作は日本市場をかなり意識して開発が進められているのだろう。
カジュアル層や,低年齢のプレイヤーにも広く受け入れられる“おとぎ話”というモチーフを採用した本作が,日本国内でどのように展開していくのか,今から期待したい。
- 関連タイトル:
Dream Drops(ドリームドロップス)
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