インタビュー
「戦国BASARA3 宴」は,幅広いプレイヤー層が楽しめるように前作から大幅に進化。その開発秘話をディレクターの山本 真氏に聞いてきた
本作は,“スタイリッシュ英雄(HERO)アクション”と銘打つ「戦国BASARA」シリーズの最新作で,前作「戦国BASARA3」(PS3 / Wii,以下「3」)と同じく関が原の戦いを主軸に据え,新プレイヤー武将や新モード,新システムといった,数々の要素を加えて制作されたタイトルだ。
今回4Gamerでは,「戦国BASARA 3 宴」のディレクターである山本 真氏にインタビューする機会を得た。「3」から「宴」で進化した部分の詳細はもちろん,シリーズに登場する武将達の誕生秘話なども聞いてきたので,本作に興味を持っている人は,ぜひ最後まで読み進めてほしい。
「戦国BASARA3 宴」公式サイト
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
前作となる「戦国BASARA3」の発売から約1年3か月で,その続編となる「戦国BASARA3 宴」が発売されることになりました。まずは,「宴」を制作することになった時期と経緯を教えてもらえますか?
「3」が完成したときにはすでに,「宴」の構想みたいなものはありました。「3」でやり残した部分がけっこうあったので,やりたいことはいろいろとあったんです。
ただ,まずは「3」を遊んでもらった感想を皆さんに聞くことが必要だったので,開発が決まったのは,「3」が発売されてからですね。実際,「宴」では,「3」だけではなく過去作で出ていた意見をもう一度見直しながら,開発を進めました。
4Gamer:
「宴」では,武将8人の物語が描かれるストーリーモードと,天下統一モードの2つが用意されていますよね。どのような違いがあるのでしょうか。
山本氏:
「3」のときは,戦国ドラマ絵巻をストーリーモードに近い形で位置づけていたんですけど,今回「宴」では,ドラマの要素はストーリーとして別に用意して,天下統一モードでは,フリーダムな部分を強くして,もっと気軽に楽しめるようにしました。
4Gamer:
天下統一モードのフリーダムな部分というのは,具体的にどのようなものですか?
山本氏:
イメージとしては,トーナメント戦のような感じで,自軍以外のどの軍勢が勝ち残るかはランダムです。
進軍時に天下統一までの道のりはきちんと語られますし,敵武将との掛け合いなども発生します。それを30人分詰め込んでいますから,いろいろと試行錯誤しながらプレイできると思いますよ。
4Gamer:
となると,「宴」では「3」の戦国ドラマ絵巻そのものは入っていないということですか?
山本氏:
「宴」では,「3」になかった新しい物語が描かれます。「3」の戦国ドラマ絵巻そのものを楽しみたいという方は,「3」をプレイしていただくことになります。ただ,それだけでは不親切ですから,一部セーブデータを共有できるようにしました。
4Gamer:
それで,セーブデータが引き継ぎではなく共有という形なんですね。具体的には,どのようなデータが引き継ぎ,共有の対象なんですか?
山本氏:
第弐衣装やキャラクター専用装具の取得状況は引き継ぎとなります。また,一部称号を獲得していると,引き継ぎ時に特典が入手できます。
共有できるのは,「3」のプレイヤー武将のレベル,体力,固有技,固有奥義,それと仲間武将100人中99人の獲得状況です。ただ,「3」ではプレイヤー武将のレベルが最大99なので,「宴」でレベル100以上になっている場合,「3」ではレベル99として認識されます。もちろん,「宴」側のレベルが99まで下がることはないので安心してください。
4Gamer:
「3」と「宴」を両方プレイする場合,別々にレベル上げをする必要はないわけですね。
山本氏:
そうですね。やはり快適にプレイしていただきたいですから。
あと,キャラクター専用装具については,「3」では4スロット必要でしたが,「宴」では1スロットにまとめたので,よりいろいろな装具を装着できるようになります。
装具も「3」では装備するだけの数が必要でしたが,「宴」では,同じ武器に複数付ける場合を除いて,1個あればすべての武器に装着できるようにしました。
「宴」のバサラ屋では,武器や装具,ご当地資源を買えるようになっていますから,だいぶ楽になっていますよ。
4Gamer:
それはありがたいです。装具の着脱や資源集めはけっこうな手間だったので(笑)。
山本氏:
仲間武将集めも,「3」ではさまざまなルートを踏破していく必要がありましたが,「宴」では「日本遊戯」モードで“遊戯”をクリアすれば仲間にできるようになったので,集めるのも比較的簡単になっています。
仲間武将といえば,「宴」ではプレイヤー武将と仲間武将を切り替えられるタッグモードがありますよね。あれは,プレイヤー武将なら誰でも利用できるんですか?
山本氏:
タッグモードには利用条件があるので最初からは使えませんが,プレイヤー武将なら,決戦モード以外のすべてのモードで使えます。今まで見たことのないようなコンボ数が実現できると思いますので,いろいろと試してみてください。
バサラ技の最中でも切り替え可能なので,正直なところ,開発側でもどれだけのコンボがつなげられるか,すべての組み合わせは把握しきれていないんです(笑)。
4Gamer:
タッグモードで,お勧めの組み合わせはありますか?
山本氏:
そうですね……。タッグモードとは直接関係はないのですが,前田利家の場合,おにぎりを食べるとパワーアップするという特殊能力を持っているので,まつと組み合わせると,最強夫婦の名に恥じない強さを発揮しますよ。
前田利家 |
まつ |
4Gamer:
「3」もかなりのボリュームでしたが,プレイヤー武将が2倍近い30人もいると,さらにとてつもない時間遊べそうですね。
山本氏:
ボリュームに関しては相当あると思います。ただ作り手としては,ドッシリと腰を据えてプレイするというより,空いた時間に気軽にプレイしてもらいたいと思っているんですよ。
天下統一モードなら,武将1人あたりで,だいたい2時間くらいあればクリアできますし,ストーリーモードなら,それよりもう少し短い時間でクリアできます。気軽にエンディングを見てほしいですし,映画を1本観るくらいの感覚でプレイしてもらえたらいいなと思います。
4Gamer:
そうだったんですか。レベルが最大200まで増えたり,難易度に「究極」の上の「婆娑羅」が加わったりと,コアプレイヤー向けに内容を強化したものだと思っていました。
僕自身,いろいろな幅が欲しいと思っているので,「入口はバリアフリーで,ちゃんと階段を作っていこう」と開発スタッフにも言っています。あえてプレイヤー層を絞ることはせず,幅広くいろいろな方々が楽しんでもらえるような形にしたいんですね。
たとえば,コアなプレイヤーの方には,難易度「婆娑羅」で骨のある戦いを楽しんでほしいですし,タッグモードを使ってすごいコンボを発見する楽しみも味わってほしいです。ただ,それでは難しすぎるという方もいらっしゃるでしょうから,ゲーム中に難易度を変更できるようにもしています。
4Gamer:
「3」では,難易度を変更するには最初からプレイし直す必要がありましたよね。
山本氏:
ええ。そこは反省点として改善しました。
爽快感をとにかく大事にしていて,プレイするときに迷うようにはしたくなかったんです。
「宴」にはプレイヤー武将が30人登場しますが,操作方法は共通にして,どのキャラでも操作しやすいようにしています。ただ,違う武将を選ぶごとに,違うゲームを遊んでいると思ってもらえるくらい,それぞれの武将が出す技はまったく別物にするよう,特徴づけています。
また,キャラクターがたくさんしゃべるとか,思わず笑っちゃうネタがたくさんあるというのも,気持ち良くプレイしてほしいという気持ちの表れの一つなんです。
ずっと描きたかった松永久秀,片倉小十郎,猿飛佐助のストーリーが「宴」で実現
4Gamer:
「宴」では,松永久秀をはじめとした8人のストーリーが描かれますよね。松永久秀にスポットを当てた理由を教えてもらえますか?
松永久秀,片倉小十郎,猿飛佐助については,以前からずっとドラマを描きたいと思っていたんです。
松永久秀は,今までは敵武将としてしか登場していなかったので,ずっとプレイヤー武将として出したいと思っていました。開発スタッフの中でも人気は高かったですし,ファンの方からの声も大きかったので,今回,「宴」で晴れてプレイヤー武将として登場させることができました。
実は「3」のときに,織田信長ではなく松永久秀を登場させようと案が挙がったことがあったんです。ただ,物語の展開からいっても,やはり織田信長がベストだろうという形に落ち着いたんです。
松永久秀は自分本位ですが風流な人なので,「宴」にはすごく合っている人物だと思います。ちょっとえげつない部分もありますが(笑)。
4Gamer:
あらすじは発売前に公開されていますが,ストーリーはかなり際立っていますよね。
山本氏:
そうですね。松永久秀のストーリーは「蒐集」(しゅうしゅう)がテーマなんですが,宝を手に入れるという目的で,伊達軍と真田軍が激突する戦場に割って入ったりしますから(笑)。
片倉小十郎 |
猿飛佐助 |
天海 |
片倉小十郎や猿飛佐助のストーリーは,どのようなものになっているんですか?
山本氏:
片倉小十郎のストーリーでは,伊達政宗が石田三成に破れてから復活するまで,猿飛佐助のストーリーでは,真田幸村がなぜ西軍についたのかという,「3」では描かれなかった物語が明かされます。
中でも猿飛佐助のストーリーでは,忍の格好良さというのを表現したかったんです。今まではひょうひょうとしているイメージでしたけど,実はすごく格好いい生き様なので,そこをぜひ見せたいなと。
4Gamer:
「3」で描かれなかった物語といえば,「宴」では,天海はやっぱりあの人だったということが語られますよね。これは,明らかにして良かったものなんですか?
山本氏:
天海の正体は,まあ声優さんも同じですし,皆さんもうご存じでしょう(笑)。
ただ,なぜ天海になったのかという理由は知らないでしょうし,知りたいところだと思うんですよ。正体よりもむしろそっちのほうが大事だろうと。
4Gamer:
いわば,「if」というか歴史の解釈の醍醐味とも言えますし,気になりますね。
山本氏:
そのほか,大友宗麟のストーリーはミュージカル調であるなど,一人一人のストーリーは,シリアスあり,コメディありと,かなりバラエティに富んだものになっています。ストーリーだけでもかなりボリュームがあって演出にも凝っているので,楽しんでもらえるのではないかと思います。
“BASARA流”にアレンジされた武将はどのように誕生したのか
4Gamer:
「戦国BASARA」シリーズには,さまざまな武将が登場しますが,スタイリッシュ系であったりコミカル系であったり,非常にバリエーションが豊かですよね。史実から武将をゲーム向けにアレンジするのは大変だと思うんですが,どのように作り上げていくんですか?
黒田官兵衛 |
本多忠勝 |
決めるときは,キャラクターのベースとなる要素を史実から集めて,そのうえで,オリジナリティをどう持っていくのかという部分で試行錯誤していきます。たとえば黒田官兵衛であれば,牢屋に繋がれていたという史実があったことから,ゲーム中では手に枷として付けられた鉄球を振り回すキャラクターになった,という感じです。
オリジナリティに関しては,舞台は戦国時代ですけど,それにとらわれすぎずに,いろいろなものから常に吸収して,それを反映していくという感じですね。
本多忠勝ならロボットみたいな感じにしたり,浅井長政なら正義のヒーローっぽい感じにしたりと,キャラクターそれぞれがオンリーワンの個性を出せるように心がけています。もちろん,本多忠勝はロボットではなく,ちゃんと人ですよ(笑)。
4Gamer:
シリーズも作品を重ねて登場武将も増えてきていますし,差別化するのは大変じゃないですか?
山本氏:
そうですね。登場する武将は,誰もがほかのゲームだったら主人公になれるくらいの意気込みで作っていますから,それぞれのスタイルを作り上げるのには,毎回すごく苦労しています。
あと差別化でいえば,武将のイメージカラーにも気を遣うようにしているんですよ。最初の頃なら,赤いの,青いので通用しましたが,今の人数では,そういうわけにもいきませんし(笑)。
4Gamer:
プレイアブル武将が30人もいると,色分けも大変ですね(笑)。ちなみに,武将はどのような基準で選定しているんですか?
山本氏:
基本的には,作品の世界観や雰囲気に合わせた人選をしています。
たとえば「3」なら関ヶ原の戦いをテーマにしていますから,徳川家康と石田三成は外せませんよね。そこから物語に登場すべき武将をチョイスして,それぞれのポジションを決め,そのあとに既存の武将とのバランスを考えつつ,デザインを起こしたりシナリオを深くしたりといった作業を行っていきます。
4Gamer:
先に有名な武将をチョイスするのではなく,まずはストーリーありきなんですね。
山本氏:
ただ,ゲームとしてのバランスを考えて登場させる武将もいます。プロデューサーに「今度は女性キャラクターは何人くらい入れますか?」と聞くこともありますから(笑)。
4Gamer:
そういえば,「戦国BASARA」シリーズでは,女性キャラクターはあまり多くはないですね。
山本氏:
舞台が戦国時代なので,仕方ない部分もあると思います。
4Gamer:
戦う女性として名を残した人物が少ないというのは,キャラクターを作る際の苦労にも繋がっていますか?
鶴姫 |
雑賀孫市 |
上杉謙信 |
そこは毎回苦労しますね。「3」でいえば,鶴姫は,史実では戦国時代の早い時期に亡くなってしまった人物です。でも,何も知らない戦国時代1年生的な扱いで登場させるならOKかな,という感じで決まりましたし。
4Gamer:
史実ではつじつまが合わないところがあっても,そこはゲームとしてのアレンジで吸収するということですね。
「3」でいうと,雑賀孫市も女性として登場しています。雑賀孫市という名前が,雑賀衆の棟梁が代々受け継ぐ名前であったことから,女性武将にすることを思いついたんですか?
山本氏:
実は,雑賀衆の中に「さやか」という女性がいたという史実を見つけたんです。そのときに,これは決まりだなと(笑)。
4Gamer:
戦国BASARA流のアレンジの最たるところですね(笑)。
ちょっと離れるかもしれませんが,上杉謙信は,設定としては男性とも女性とも取れる部分がありますよね。女性だったという説もありますが,「戦国BASARA」ではどちらなんでしょうか?
山本氏:
謙信は,公式に女性とは言っていないんですよ。男性だとも言っていませんが(笑)。そこが,宝塚歌劇団風のキャラクターにしようと思った理由でもあるんですよ。
4Gamer:
なるほど。男性とも女性ともとれるキャラクターという意味では,ぴったりの表現ですね。
上杉謙信でもう一つ教えてほしいのですが,シリーズを通じて,一人だけひらがなだけでセリフが表記されているのって,なぜなんでしょうか?
山本氏:
謙信には,セリフで美しい言葉をしゃべらせたいという気持ちがあったんです。本当は草書体のような書体を使いたかったのですが,システム的な問題で実現できませんでした。そこで,せめてひらがなにしようということで,現在のような形になりました。
そういえば,上杉謙信のライバルである武田信玄が「宴」で復活しましたが,数多くの武将の中から武田信玄が選ばれた理由を教えてもらえますか?
山本氏:
武田信玄の復活は,スタッフの強い要望があったので,頑張ってみようということで決まりました。期間的には厳しく,開発は茨の道ではあったんですけど,なんとか実現できました。
4Gamer:
期間的に厳しかったということは,最後の最後でプレイアブル武将になることが決まったんですか? 風林火山のコンボなどには,登場武将の中でもかなりのこだわりが感じられましたが。
山本氏:
そうですね。スタッフ達の意気込みが反映されています。
登場しなかった武将は“お休み”で,今後登場する可能性は十分ある
4Gamer:
「3」でもちらりと登場していた豊臣秀吉や竹中半兵衛など,モデリングはでき上がっているであろう武将もいますが,今後,登場する余地は残されているのでしょうか?
実は,豊臣秀吉と竹中半兵衛のモデルはムービーデモ用なので,ゲーム用のモデルはまだないんです。武田信玄もそうだったんですが,ムービーデモのモデルからプレイヤーモデルの調整をして頑張って作りました。そこまでで期間的にも限界でしたね。
今回は惜しくも出演できなかった武将達は,そのときだけの“お休み”だと思ってもらっていいと思います。作り手として,すべての武将達を同じように愛情をかけて作っていますし,「戦国BASARA」の可能性は無限大だと思っていますから,ユーザーの皆さんからの声が届けば,可能性は十分にあります。
ということは,現在告知されている「戦国BASARA 第1回BSR48選抜総選挙」の結果次第では,今回プレイアブルで登場しなかった武将が,“次”で登場するチャンスも出てくるということでしょうか?
山本氏:
残念ながら,BSR48選抜総選挙にはそこまで深い意味はないです(笑)。あれは純粋に,ファンの方に楽しんでいただきたいという,お祭り的なイベントなので。
4Gamer:
それはちょっと残念です……。BSR48選抜総選挙は,発売後,ソフトに数量限定で封入される券で投票するので,中には,複数本購入して投票する人も出てきそうだと思ったのですが。
山本氏:
そこまでしていただくようなことがあったら,ちょっと申し訳ないですね。ゲームは1本購入していただければ,我々としては十分嬉しいですし,あくまでネタなので,購入のついでに投票していただければと思います。
4Gamer:
投票結果で,ドラマCDの出演キャラクターが決まるんですよね。そのリリースの目処などはもう立っているんですか?
山本氏:
投票結果が出て,登場武将が決まってからどういうストーリーにするか決めるので,少なくとも,すぐではないです(笑)。
4Gamer:
ソフトに投票券が封入されるということで,男性ファンの投票も期待できそうですが,男性の“推し”で順位がどうなるのかも注目ですね。
山本氏:
確かに個人的には興味深いですね。でも,実は投票券に性別記入欄がないので,男女比率などは分からないんですよ(笑)。
4Gamer:
ちなみに,「戦国BASARA」シリーズファンの男女比率ってどのくらいなんですか?
山本氏:
「戦国BASARA」シリーズは,女性ファンのパワーで盛り上げてもらっていた面も大きいですし,イベントに来ていただいている方の女性比率は高く,ほかのゲームに比べて女性ファンが多いというのは事実です。ただ売上で見ると,購入されている方の比率は男性のほうが多いです。
4Gamer:
「宴」のメインテーマは,TM Revolutionの「UTAGE」ですが,2種類ある初回限定版の一つには,ドラマCDが同梱されますよね。その内容はカプコン監修なんですか?
山本氏:
そうです。シリーズでおなじみの声優さん達6人にも出演していただいています。内容は,西川貴教さん扮する城主のもとに,「戦国BASARA」の武将達が集うというものになっていますので,11月16日の発売日を楽しみにしていてください。
4Gamer:
それでは最後に,読者に向けてメッセージをお願いします。
「戦国BASARA3 宴」は,タイトルに「3」と入っていますが,新作のつもりで作りました。ぜひ買っていただいて,家族や友達とプレイしながらワイワイと過ごしていただきたいです。
ゲームはバリバリのアクションゲームですが,今はアニメやコミックなど,いろいろな間口があるので,まだ「戦国BASARA」シリーズをまだプレイしていないという方は,まずは興味のあるところから入ってきてほしいと思います。
「宴」という名前の通り,どんどん盛り上がってほしいというメッセージを込めていますので,よろしくお願いします。
4Gamer:
ありがとうございました。
「宴」が発表されたとき,「3」の拡張版だと思っていた人は,少なからずいたと思う。しかし,中身がまったく別物であることは,インタビューを読んでもらったなら分かるだろう。「宴」では,さまざまな新要素が追加されてボリュームアップしただけでなく,「3」からさまざまな点で改良されたことで,より快適にプレイできるようになっている。
「戦国BASARA」シリーズは,史実に固執せずにゲーム向けにアレンジされた人物/世界観の設定,アクションゲームとしての楽しさ,一騎当千の爽快感を重視したゲームデザインなどが融合し,エンターテイメントとして確立したタイトルだ。
また,登場する武将達は,能力/キャラクター設定の両面でかなり個性的で,その誰もが一度プレイしたら忘れられないほどの強烈さを持っている。「宴」では,そんな武将が30人もプレイヤーキャラクターとして登場するので,まずは公開済みのムービーなどで,ぜひ確認してみてほしい。
ゲームシステムはシリーズ通じてシンプルで遊びやすいものとなっているし,日本史に詳しくなくても問題なくゲームに入り込めるので,プレイしたことがないという人でも安心だ。
本稿を読んで興味を持ったという人は,ぜひ「戦国BASARA3 宴」を手にとってほしい。
「戦国BASARA3 宴」公式サイト
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