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[E3 2011]オレはジェダイだった。「Kinect STAR WARS」などMicrosoftブースで体験したKinect対応タイトルをまとめてレポート
Kinect STAR WARS
Kinectを使ったStar Warsゲームということで,「ライトセイバーを自分で振り回せるのだろうな」ということは初めから予想がついており,実際のところ筆者は「まあ誰でも思いつくアイデアだよね」くらいの勢いでたかをくくっていたのだが……。本当にごめんなさい,これすごく面白かった!
もともと筆者は,スター・ウォーズに対して思い入れがあるのだが,それを差し引いても,実際にあの音でライトセーバーが振れて,それで敵を倒せる気持ちよさは驚くほどだったのだ。
ゲームは基本的にレールの上を進むような感じで進行していく。目の前の障害をクリアすると,キャラクターが勝手に次の障害まで前進してくれるのだ。ゲームを開始して筆者得意のセーバーとフォースでバトルドロイドを倒して進んでいくと,前方に大きな乗り物が置かれていて道をふさいでいる。ここでもまたフォースの出番だ。両手を掲げると画面内の乗り物が,こちらの両手から出ているフォースに包み込まれる,そのまま乗り物を上に持ち上げて,さらに横に移動させ,崖下に落とすことで,先に進めるようになった。
そこから少し進むと,低い位置から高所にいるこちらを撃ってくる敵がいる。敵のいる場所までは,普通の人間では飛び降りられないような結構な高さがあるが,ジェダイである筆者にとってはまったく問題ない。その場でジャンプをすると画面内のキャラクターは対ジャンゴ・フェット戦直前のメイス・ウィンドウばりの華麗さ(かなり言い過ぎ)で飛び降り,敵を一掃した。
さらに進むと遠距離からこちらをライフルでピュンピュン撃ってくるバトルドロイドの一団と遭遇。こんなときは得意のフォースを使うのもいいが,ジェダイの高い身体能力を生かした高速チャージも気持ちがいい。身体を前にグッと押し出すように動かすと,画面内のキャラクターは前方に向かって飛ぶように高速移動する。そして一瞬で距離を詰めて,すかさずライトセーバーで敵を一閃する気持ちよさといったら! そのときオレはマジでジェダイだった。
今回の展示では先ほど体験したのとは違うステージも用意されていたようで,そこでは遠くからこちらに向かって飛んでくる物体の軌道を,左手を横に払うことでフォースを使ってそらしたり,また例のあのピュンピュンという音で発射される敵弾をライトセーバーを使って弾いたりといった体験もできるようだった。筆者もプレイしてみたくてたまらない。
なお,ゲーム内でプレイヤーが演じることになるのは,6人用意されたゲームオリジナルのジェダイで,キャンペーンモードではパダワンからジェダイマスターまでの道のりを体験することになるという。
ゲーム内にはスター・ウォーズを象徴するキャラクターやロケーション,メカニックが登場し,映画に出てきた有名キャラクターと共闘するようなシチュエーションも用意されるらしい。描かれるピリオドはエピソード2とエピソード3のあいだあたりになるとのことだ。
Kinect Disneyland Adventures
本作ではもちろんパーク内を自由に歩き回れる。とはいえ,実際に足踏みを繰り返して移動するのでは疲れてしまうので,本作の開発者達は,子供達の行動を研究したそうだ。両親と一緒にディズニーランドにやってきた多くの子供達は,両親に対して,「あそこにいきたい!」と好きな場所を指さすことが多いのだそうだ。なので本作では指を差した所に向かって自分のキャラクターが進んでいくというナビゲーションシステムを採用したのだという。ただ,ずっと腕を上げていたのではやはり疲れてしまうので,ヒジを腰の辺りに置いたまま腕の先で方向を指定することでも,移動は可能になっている。
また,このゲーム内のディズニーランドでは魔法が使える。ワンドを取り出してさっと振ると,辺りのオブジェクトをぱっと消したり,ほかのものに変えたりできるのだ。そういったことをすると,いくらかのコインが入手でき,それを使って海賊の服や宇宙服といった衣装と交換できる。またパーク内には150以上のクエストも用意されており,それらをこなす楽しみもあるとのことだ。
そしてディズニーランドといえばアトラクションだ。今回体験したバージョンには,不思議の国のアリス,ピーターパン空の旅,カリブの海賊,ビッグサンダーマウンテンなどが用意されていた。それぞれがKinectの特徴を生かしたミニゲームとなっている。筆者が体験したビッグサンダーマウンテンは,腕の運動でライドであるトロッコをキコキコ動かし,ときおり横に手を伸ばして空中に浮いているコインをゲットするという内容になっていた。1人でのプレイもいいが,こういった作品はやはり複数人でワイワイ遊ぶとさらに面白そうだ。
Kinect Fun Labs
Kinect Fun Labsは,ゲームとは少々異なり,Kinectを使った新しいアイデアを実現していく,文字通りの研究室のような位置づけのコンテンツだ。
今回のデモでは,自分の顔と服装をキャプチャーして簡単にアバターを作れる「Kinect Me」,そのアバターデータから首振り人形が作れる「Bobble Head」,ぬいぐるみなどの物体をキャプチャーして,その物体に自分のモーションと声で演技を付けられる「Build a Buddy」,そこにさらに目玉をくっつけられる「Googly Eyes」が体験できた。
どれも手軽なお楽しみソフトだが,あっという間に自分そっくりのアバターができあがったり,自分にとって身近な道具がゲーム画面で踊り出したりするのは,実際にやってみるとなかなかインパクトがあった。
ちなみに,今回筆者はヌイグルミのキャプチャーをやらせてもらったのだが,両脇からがっしりと握り込んだ両手の指が,ヌイグルミの側面に映り込んでしまって,結果,筆者の指がくっついた気持ち悪い生き物ができあがってしまった。こういうことのないように,キャプチャー時には十分注意したほうが良さそうだ。
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Kinect スター・ウォーズ
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