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[E3 2011]なんだかとっても陽気になれるバットマン&ジョーカーコスプレ(?)FPS,「Gotham City Impostors」のプレイアブルデモを試してみた
2011年5月に制作発表が行われたばかりの本作は,バットマンのホームワールド“ゴッサム・シティ”の市民達が,プラスチックのパイプで作ったお手製兵器などで武装し,なおかつバットマンかジョーカーになりきって撃ち合いを楽しむという,いわばお笑い系のFPSなのだ。
ちなみに,筆者をプレイアブルデモに引きずり込んだジョーカー風コスプレの女性は,メイクのせいで顔は怖いが,可愛い声と愛嬌のある仕草で,「普段はコールセンターに勤める,ゴッサム・シティ市民のメーガンさん」という役どころを会場で演じていた役者さん。コンパニオンかと思いきや,ゲームの司会も務めるなどの活躍をしていた。
なぜこの“メーガンさん”の説明をしたかというと,実はゲームの内容と関係しているからである。
本作では,バットマン派とジョーカー派でゴッサム・シティの市民が真っ二つに分かれているという状況。その熱狂振りがエスカレートし,コスプレをしてバットマンもしくはジョーカーに“なりきり”(=Impostor),さらには仕事まで勝手に請け負ってしまう“コピーキャット”な市民が蔓延している,というのが,この「Gotham City Impostors」の背景だ。
筆者はジョーカーチームだったが,ゲームを見た限り,登場キャラクターはジョーカーには似ても似つかない容姿の人物ばかり。バットマンチームも,コウモリ風のマスク以外はほとんどバットマンには見えない偽者揃いだった。
なお,キャラクターのカスタマイズ要素はバリエーションに富んでいるようで,さまざまな衣装や武器を装備できる。たとえば武器なら,ピンク色のサブマシンガンだったり,プラスチックで拡張したアサルトライフルだったりと,思い思いのものを作り出せるようだ。また,キャラクターの容姿でも,体が小さければ素早い動きが可能で,大きければタンクとして活躍できるなど,しっかりと特徴付けがなされていた。
ゲームをプレイした感触は,一言で言うと「Team Fortress 2」のようなゲームをさらにカジュアルにした感じだ。用意されていたゲームモードはPsych Warfareという名称で,マップの特定地点にある洗脳マシーンを稼動させるために,バッテリーを運ぶチームと,それを阻害する別チームが戦うというルールだった。なお,会場では3対3のチーム戦だったが,実際のゲームでは,最大6人対6人までサポートされるそうだ。
また,ゲームで成果を挙げるとゲーム内通貨が得られ,それで新しい衣装や武器などのアイテムを買うことが可能とのこと。
最終的なマップ数や,どのようなゲームモードが用意されるのかといったことは決まっていないそうだが,FPSジャンルでは古参ともいえるMonolith Productionsが開発しているだけに,クオリティに関しては,きちんと仕上がることを期待していいはずだ。
ともあれ,本作をプレイしていると,なんだか楽しくなってしまうのだ。太っていてシャツからお腹が出ていたり,上着はまともなのに下はパンツ一丁だったりと,プレイヤーが思い思いに“悪ノリ”して着飾ったキャラクター達を見るだけで,楽しめるゲームであるのは間違いないだろう。
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Gotham City Impostors
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