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[TGS 2011]「アサシン クリード」でマルチプレイの緊張感,次々と車を乗り継げるカーアクション「Driver: San Francisco 」,そしてid Software期待の新作「Rage」まとめてプレイレポート
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印刷2011/09/21 21:40

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[TGS 2011]「アサシン クリード」でマルチプレイの緊張感,次々と車を乗り継げるカーアクション「Driver: San Francisco 」,そしてid Software期待の新作「Rage」まとめてプレイレポート

画像集#015のサムネイル/[TGS 2011]「アサシン クリード」でマルチプレイの緊張感,次々と車を乗り継げるカーアクション「Driver: San Francisco 」,そしてid Software期待の新作「Rage」まとめてプレイレポート
 東京ゲームショウ2011のスクウェア・エニックスブース内には,ユービーアイソフトやゼニマックス・アジアもブースを構えており,両社が今後発売を予定しているタイトルがプレイアブル展示されていた。その中から本稿では「アサシン クリード リべレーション」PlayStation 3 / Xbox 360)と,カーアクションゲーム「ドライバー:サンフランシスコ」PlayStation 3 / Xbox 360),id Softwareが開発する新作FPS「Rage」PlayStation 3 / Xbox 360 / PC)の3タイトルについて,プレイレポートをお届けしよう。


アサシン クリード リベレーションのマルチプレイは

誰に狙われているか分からない緊張感を味わえる


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 「アサシン クリード リベレーション」は,ユービーアイソフトの人気アクションゲーム「アサシン クリード」シリーズの最新作となるが,今回出展されたバージョンでは,シングルプレイヤーゲームではなく,マルチプレイヤーゲームの中から「デスマッチ」を体験できた。

 このモードのルールを説明しよう。シリーズでお馴染みのように,NPCが多く行き交う街中がステージとなっており,基本的にはデスマッチの名のとおり,ほかのプレイヤーを始末すればいいのだが,ユニークなのは,倒すべき相手が指定されているということだ。ターゲットは画面右上に表示されていて,アイコンが点滅すると近くにいることを示すのだという。ちなみに自身のアイコンは左上に表示されている。
 無事にターゲットを倒すことに成功すればポイントが入るが,見つけたからといって,ダッシュで追いかけて倒すと,あまり高い評価を得られない。「アサシン クリード」シリーズは,ステルスアクションという一面を持っているので,あくまで静かにスマートに始末しなければいけないのだという。そのほうが,より高いポイントを獲得できるというわけだ。
 なお,ゲームが進んでプレイヤー間でスコア差がつきはじめた場合は,上位のプレイヤーほど狙ってくる相手が増えていく。誰に狙われているかは具体的には分からないのだが,ターゲットのアイコンの下に逆三角形のマークが多いほど,刺客の数が多いのだという。もちろん,自分自身のアイコンに逆三角形のマークがたくさんついている場合は,自分が上位にいて多くのプレイヤーに狙われることを示している。

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 操作方法を解説してくれたユービーアイソフトのスタッフに話を聞いてみたところ,自分を狙っている相手とすれ違った際,向こうがこちらの存在に気づかないこともある。そのときは逆にこちらから攻撃を仕掛けるという戦略もあるそうだ。
 そのほかダッシュをしながら壁にぶつかると,壁をよじ登って屋根の上に出ることも可能だが,こういうアクションをするのはプレイヤーキャラクターだけだという。そこからターゲットを見つけられたなんてこともあったそうだ。

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 今回は8人のプレイヤーが参加したが,遊んでみた感想としては,誰に狙われているのか分からず,かなりスリリングなゲームを楽しめた。体験プレイで使用したマップは結構狭く,それでもなかなかターゲットを見つけられないこともあり,ダッシュしたり屋上に登るなど不審な行動を取っていたら,逆に自分を狙っているプレイヤーに見つかって倒されてしまい,思わず「やられたー」なんて独り言をつぶやいてしまったほどだ。
 8分間という短い時間ながら刺激的なプレイができ,非常に楽しかった。2011年冬に発売予定だという製品版でもどんなマップが収録されるか,興味も尽きないところだ。

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シフト能力で街の車は乗りたい放題!?

独特なシステムを搭載した「ドライバー:サンフランシスコ」


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 広大な箱庭を舞台にしたカーアクションゲーム,「ドライバー」シリーズの最新作となる「ドライバー:サンフランシスコ」は,主人公のジョン・タナー刑事と,犯罪王チャールズ・ジェリコの戦いを描くというストーリーになっている。
 タナー刑事は,ジェリコの罠にかかって銃撃され死の淵をさまようのだが,そこから復活した際に「シフト」と呼ばれる特殊能力に目覚めてしまう。これでどういったことができるかというと,ほかの車を運転している相手に乗り移り,次々と車を変えながら街を走れるのだ。

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 プレイアブルデモでは,まずチュートリアルを試してみた。これはタナー刑事の相棒がシフトという能力に疑いを持っているため,それを証明しようという流れで,基本的な操作方法を学べる。
 今回はチュートリアルということで,どの車に使うかを指定されていたが,乗りたい車を選ぶだけでいいというのは,シンプルで分かりやすい。シフト使用時には俯瞰視点で周囲を見ることができるので,余裕を持って好きな車を選べばよい。
 ほかにはキャリアカー上のレールをジャンプ台に見立てて,そこからスタントのような大ジャンプを決めたり,パトカーの追跡を振り切ったりと,派手なアクションが多く,見た目にも楽しかった。
 スタッフの方に話を聞いたところ,たいていのドライバーには乗り移ることが可能だという。自分の好きなタイミングで自動車を乗り換えられるという点を見ると,「Grand Theft Auto」シリーズにも通じる部分があるし,そういった点に惹かれるのなら,遊ぶ価値は大いにあるはずだ。
 なお,登場する車種に関してはライセンスを取っており,2006 Ford GT,1970 Chevrolet Chevelle SS,1971 Pontiac Lemansなど,新旧の車が登場するようだ。

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 また,ゲームタイトルに「サンフランシスコ」とある点から察しがつくように,今回のゲームの舞台はサンフランシスコとなる。トレイラーなどではゴールデンゲートブリッジが映っているのが確認できたし,坂道が多いという点もしっかり再現されていた。どこまでサンフランシスコの街並みが忠実に再現されているかは分からないが,そういった点でも気になるタイトルだ。発売は2011年11月10日を予定している。

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id Softwareの完全新作FPS「Rage」

独特のグラフィックスや軽快な操作感に注目したい


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 「Rage」は「Doom」「Quake」など数多くのメガヒット作品で知られるid Softwareが手がける新作FPSだ。今回はPlayStation 3版を試遊することができた。ゲームの世界観から基本的な操作方法を学べる「ニューゲーム」,シューターとしての面白さを体感できる「オーソリティ刑務所」「Bash TV」,ビークル(乗り物)でのレースに特化した「ダスティ8」ら,合計4つのデータがテストプレイ用に用意されていた。

 今回は,ニューゲームとオーソリティ刑務所,ダスティ8の3つを試してみたが,いずれもゲーム内の音声は日本語吹き替えになっており,さらに日本語字幕も表示されるという仕様になっていた。

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 実際に遊んでみた印象として,まずは独特なグラフィックスに目を奪われた。コンピュータグラフィックスなのだが,質感はどこか漫画チック。それでいてモーションなども自然で,すんなりと受け入れられた。Rageの舞台となる世界は非常に荒廃しており,こういった終末世界的な雰囲気が好きな筆者としては,いろいろ惹かれるものがあった。
 操作に関しては,ニューゲームを始めると,一通り教えてくれるようになっている。新しい操作が要求される部分や,特殊な操作が必要な場面になると,その都度メッセージがポップアップする仕組みだ。ゲームを遊びながら学べるので,マニュアルを読まなくても,いきなりゲームを始めてもいいかなと思わせるほどだった。

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 オーソリティ刑務所は,一般的なFPSだ。肝心のシューティング部分だが,普段からFPSを遊び慣れているのなら,こちらも何の問題もなくプレイが可能になっている印象を受けた。銃の種類はハンドガン,ショットガン,アサルトライフルなど,この手のゲームにおける定番のものが収録されているし,相手に狙いをつけて撃って倒すという基本部分もしっかり作られていて,この辺の調整はさすがFPS黎明期から活躍しているデベロッパー,id Softwareといったところか。
 また,パズル的な要素も盛り込まれていて,ドアを管理する電気装置にEMP系のグレネードを使い,システムを強制的にシャットダウンして先に進んだり,同じく電気系のシールドを使用する兵士に同様の手段で攻撃し,シールドを解除してから銃で狙い撃つなど,頭を使ったプレイも要求されるようだ。

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 なお,倒した敵に対しては装備品をルートすることも可能で,銃弾やお金などを入手できる。こういったアイテム以外に,空き瓶や用紙の束なども入手できる。拾ったものがどういった効果を持つのかは今回のプレイでは確認できなかったが,取引の際に使うとか,もしくは新しい武器を作るのに必要だとか,さまざまなことが考えられそうだ。

 ダスティ8に関しては,バギーによるレースを行うが,コース上には青いポイントがあり,この上を通過することでポイントが入るようだ。ほかにも黄色いポイントを通過するとミサイルなど攻撃アイテムが手に入り,これでライバルカーをぶっ壊して妨害できたりする。まぁ,要するに超過激な○○○カートなのだが,シンプルな操作とルールで楽しく遊ぶことができた。

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 「Rage」は2011年10月6日に発売ということで,もうしばらくの辛抱で遊ぶことができる。ゲーム自体は丁寧に作られている印象だし,声優による吹き替えも自然で違和感もなかった。実際に遊んでみて個人的にも期待度はグッと増したので,発売日を楽しみに待ちたいと思う。

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