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[TGS 2011]山口理恵さんの歌も披露された,KONAMIブースの「戦律のストラタス」スペシャルステージをレポート
ここでは,本作のプロデューサーを務める向峠慎吾氏と,シナリオ・ディレクションを担当した河野一二三氏,さらにゲストとして本作のヒロイン 鷹乃巣 禊を演じる遠藤 綾さん,エンディングテーマを歌う山口理恵さんが登場して行われた,トークライブの模様をレポートしていこう。
向峠慎吾氏 |
河野一二三氏 |
ステージに登壇した河野氏は,本作のコンセプトを「いきなりクライマックス感のある,ドラマティックなアクション」と話し,一方の向峠氏は「息を継ぐ暇もない展開が目白押し」だと述べていた。緻密な伏線が張られ,それが5話くらいを境にどんどん回収されていく流れをぜひ見てほしいのだという。
また河野氏によると,本作は人類が追い詰められた状態から物語がスタートするため,「生きて帰ってきてくれればそれでいい」というキャッチコピーがすべての人々の願いで,それを禊が代表して言っているのだと,作品の根幹と言えるテーマについて説明した。
続いて,本作に参加した豪華制作陣が紹介された。キャラクターデザインにエナミカツミさん,ロボットデザインに石垣純哉さん,メカデザイナーに寺岡賢司さん,アニメーション制作にアニメ制作会社サテライトといった,そうそうたる面子だ。さらに,本作に出演する声優陣も紹介され,主人公 九断征四郎役の宮野真守さんからのボイスメッセージが公開された。
ここでスペシャルゲストとして,鷹乃巣 禊を演じる遠藤さんが登場。遠藤さんは禊を演じた感想を聞かれると,「司令官だけあってしっかりしたお嬢さんなんですけど,頑ななだけに結構気むずかしい部分もあります。でもそれが徐々に溶けていくという部分は演じていて嬉しかったですね」とコメント。さらに本作は,一話完結式アニメのような形で展開していくため,「毎週録りに行っているような感じがした」と話していた。
また,本作の脚本を初めて見たとき,漢字と数字とカタカナの羅列がすごくて苦戦したという。河野氏によると本作は,ガジェット名,SF用語,軍事用語がポンポンと飛び出すので,専門的な知識がないとなかなか理解しにくい部分もあるらしい。それに加え,キリっとしている状態,苦しんでいる状態,朗らかな状態,そしてほにゃららな状態など,禊を演じるパターンが非常に多いことも苦労した部分だと話していた。
向峠氏がキャラクター相関図を用いて,それぞれの関係を説明していた |
一話完結式の本作。ストーリーの流れは,毎回一定の流れで進んでいくという |
最後に,本作のエンディングテーマ「Embrace the Night」を歌う,歌手で声優の山口理恵さんが登場。タイトルと歌詞を自身で決めたという山口さんは,「孤独を包み込む」ということを表現したかったという。また,KONAMI側から「母性と戦いの後の静寂を表現してくれ」とのオーダーがあり,歌詞の制作は,なかなか苦労の連続だったそうだ。その後,山口さんによる「Embrace the Night」のミニライブも披露され,大盛り上がりのなか,ステージイベントは幕を閉じた。
初回生産特典の紹介も |
コナミスタイル限定版も公開された |
「戦律のストラタス」公式サイト
- 関連タイトル:
戦律のストラタス
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(C)2011 Konami Digital Entertainment