プレイレポート
オトナ向けMMORPG「セブンソウルズ」をテストプレイ。セクシーな衣装だけじゃない,オトナ基準のゲームシステムに注目
ネクソンといえば「メイプルストーリー」や「テイルズウィーバー」といった,ポップなキャラクターのカジュアル寄りなMMORPGを得意する印象がある。そんなネクソンによる“オトナ向け”MMORPGとは一体どういうものなのだろうか。
今回は,本作のゲーム運用チームに見どころを教わりつつテストサーバーでプレイしてきたので,どの辺りがオトナ向けなのか,またMMORPGとしてどの程度の実力を持つタイトルなのかをレポートしよう。
選択できるキャラクターはシン/リベ/グライドの3種類
使用する武器の系統によって使い勝手が異なるため,同じキャラクターでもスキルの振り方次第で戦い方が変わってくる。キャラクターが少ないと感じるかもしれないが,実質的には武器の数だけ戦い方の異なるタイプが存在していると思っていい。
以下に各キャラクターの使用武器の特徴を記載しておくので,新キャラクターを作成するときの参考にしてほしい。
- 鎌 一定確率で敵を呪い状態にし,敵がスキルを使用するたびにダメージを与えられる
- チャクラム 一定確率で自分のMPを少量回復させる能力を持ち,移動戦闘も得意とする
- 剣 敵の攻撃から自分を保護しつつ反撃を行える。一定確率で自分のSPを少量回復できる能力も兼ね備える
- 短剣 自身の身を隠すスキルを持ち,一定確率で通常攻撃の速度を上昇させられる
- クロー 敵の能力を低下させ,一定確率で持続的なダメージを敵に与えられる
- 弓 瞬間的に移動可能な回避能力と,一定確率で敵の移動速度を低下させる能力を持つ
- 刀 突進力を持つスキルが特徴的なアタッカーで,一定確率で追加ダメージを与えることも可能
- 斧 敵を引き寄せたり,周囲の敵をノックバックさせるようなスキルを所持し,一定確率で大ダメージを与えられる
- 槍 範囲攻撃に特化しており,一定確率で敵を麻痺状態にさせられる
オーソドックスなMMORPGのシステムにセブンソウルズらしさを加味
ユーザーインタフェースは,画面下部にステータスやスキルのショートカットがスッキリまとまっているオーソドックスなタイプ。キャラクター操作もオーソドックスで,[W/A/S/D]キーかマウスで移動しつつ,ターゲットを指定してオートアタック。ときにはショートカットのスキルを使って敵を攻撃することになる。MMORPGに慣れた人なら,ヘルプを参照することなく思い通りに操作できるだろう。つまり,説明書を読んでる時間も惜しい,仕事で忙しいオトナでも,すぐにゲームに入り込めるというわけだ。
戦闘中お世話になるさまざまなスキルは,敵をノックバックさせたり,転倒させたり,さらには状態異常を付与したりといった効果を持っているので,これらをどんなタイミングで使っていくのか,どんな順番で発動させるかが重要になってくる。今回のプレイで試した印象としては,「数秒間自分の○○が上昇する」「数秒間相手の○○が低下する」といった効果付きのスキルが多い気がした。これらをうまく組み合わせてコンボを考えながら戦うのは楽しく,またそれが効率的な戦闘への近道にもなるはずだ。
スキル使用時のエフェクトやキャラクターの動きは,レベルの低いうちに覚えるものでもなかなか派手で,いかにも凶悪そうなモンスターを,バッタバッタと切り刻んでいくのは気持ちがいい。
ちなみに,オトナ向けなだけあって,敵を倒したときの血しぶきもかなり派手に飛び散る。流血表現が苦手な人は,オプションでオフにしておいたほうがいいかもしれない。
セブンソウルズならではの戦闘システムとしては,“コンボシステム”と“憤怒システム”がある。
コンボシステムとは,敵を連続で攻撃し続けると画面右側にBONUSゲージが表示されるので,これを溜めると攻撃力が高まるというもの。手を休めずに攻撃し続けるだけで,敵へ与えるダメージが目に見えて高まっていくため,簡単ながら爽快だ。
憤怒システムは,敵を倒して経験値を獲得していくと“怒りゲージ”が溜まり,これがマックスになるとキャラクターを一定時間強化できるというもの。憤怒システム使用時は,普段よりも攻撃力とスピードが飛躍的に上昇し,さらにキャラクターに黒い翼が生えるというビジュアル面の演出もある。レベルが低いうちは怒りゲージもすぐに溜まるので,うまく活用しながら効率良く戦っていこう。レベルが高くなるとゲージを溜めるにも時間が掛かるので,強敵と戦うときに奥の手として活用するのもいいかもしれない。
戦闘以外での特徴的なシステムも紹介しておこう。
タイトル名にもなっている「セブンソウルズシステム」は,地/火/木/水/金/風/生命の属性が付いたカードを組み合わせて,キャラクターをカスタマイズできるというものだ。カードはレベルの上昇やゲームへの一定時間のログインで入手でき,獲得したカード同士を合成してより強力なカードを生み出すことも可能。違う属性のカード同士を合成すると別のカードが生成され,同じ属性同士を掛け合わせるとカードを強化できる仕様となっている。
ほかにも「Jackpot」というシステムがある。これは敵を倒したりクエストをクリアするとJackpotゲージが溜まり,そのゲージを消費するとスロットを回せるというもの。スロットを回すときにゲーム内マネー/バフ/アイテム/経験値から好きなものを選べるので,その項目が賞品として当たる仕組みだ。筆者は今回のプレイでイマイチ当たりを引けなかったが,運がよければ一攫千金を狙えるらしい。
毎時間ごとに行われるPvPとPvEがイチオシのコンテンツ
セブンソウルズにおいて,最も特徴的かつ面白さが凝縮されているのが,毎時間ごとに行われるレベル別PvP/PvEである。
このPvP/PvEは,開始直前になると画面上にダイアログが現れて誘導が行われ,そこで参加を決定すると自動的に専用フィールドへワープするので,狩りの途中であっても簡単に参加できる。
戦闘はポイント制になっており,敵チームのプレイヤーを倒すか,フィールド内に出現する天塔というオブジェクトを占領するとポイントが加算される仕組みだ。そしてポイントが多かったチームが勝利となり,結果に応じて経験値やゲーム内マネーが獲得できる。
敵を倒すよりも天塔を占領するほうが,もらえるポイントが高いので,天塔を守護する敵プレイヤーと味方が対峙しているうちに,別働隊が裏から天塔を占領する戦略が有効。ここで戦闘不能になっても,敵にポイントを与える以外のペナルティはなく,すぐに復活できるので,対戦が苦手という人も安心だ。
決戦というよりは,どちらかというとスポーツ感覚で楽しめる。セブンソウルズのメインコンテンツといっても過言ではない要素なので,気軽に参加してみよう。
今回は封魔の戦いをプレイしたのだが,かなり難度が高かった。というのも,壊すべき石碑の周りに大量の敵が無限に沸いてくるので,肝心の石碑を攻撃できなかったのだ。実はこのコンテンツは,クローズドβテストの最初の頃はユーザーに「これは無理ゲーでは?」と言われていたそうだ。しかし,キャラクターのレベルが上がるにつれて,少しずつ戦えるようになっていったのだという。
ちなみに,いくら難しいといっても,PvPと同様にこちらも簡単に参加できるものなので,PvEがどのようなものかは,オープンβテストで実際に体験してもらいたい。
なお,今後はギルド同士で領地を奪い合う「地域争奪戦」などの集団戦闘も実装予定とのこと。
本作は,総じてオーソドックスで遊びやすく,PvP/PvEに力を入れているタイトルといえるだろう。オトナ向けと謳っているが難しいシステムがあるわけではなく,むしろ入り込みやすい操作や参加しやすいPvP/PvEなどが,忙しい社会人に向いているのではないかと感じた。
対戦好きはもちろん,新しモノ好きや集団での戦闘に力の入ったMMORPGをお探しの人なら,セブンソウルズを一度試してみてほしい。きっと刺激的でやり応えのある戦闘が楽しめるはずだ。
そういえば,オトナ向けといえば今までのプロモーションムービーなどで,かなり露出の多い装備を身につけたキャラクターを見て,「オトナ向けとはこういうことか」と思った人もいるだろう。今回ネクソンに「オトナ向けな装備の画像をください」と頼んでみたところ,クローズドβテストでは実装されていなかったセクシー装備のスクリーンショットをもらえたので,ぜひとも以下から確認してほしい。
「セブンソウルズ」公式サイト
- 関連タイトル:
Legend of Souls
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