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「FINAL FANTASY XIII-2」「FINAL FANTASY 零式」のクリエイターがトークを披露。「『スクウェア・エニックス メンバーズ』クリエイターキャンペーン」レポート
「FINAL FANTASY XIII-2」公式サイト
「FINAL FANTASY 零式」公式サイト
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なお,この楽曲の制作にあたっては,細かいところは意識せず,方向性だけをBUMP OF CHICKENに伝えていたとのことだが,実際に上がってきた歌詞を読んだ田畑氏が「ネタバレと指摘されるんじゃないか」と思うほど一致する部分があったという。
まず上映されたのは,カイアスとライトニングのバトルが映し出されるFINAL FANTASY XIII-2のオープニングを編集したムービーである。実際のゲームでは,このあとシームレスにプレイに移行し,プレイヤーはライトニングとオーディンを操作できるとのことだ。ライトニングはそのあとも,ずっとセラとノエルの冒険を見守っていく展開となるそうで,鳥山氏は「ライトニングのファンも安心してください」と話していた。
続いて,アルカキルティ大平原を舞台にしたデモプレイが披露された。この大平原をはじめ,前作「FINAL FANTASY XIII」にも登場したマップには,拠点となる「ハンターキャンプ」が設置されるなど,何かしらの改良が施されていると鳥山氏は説明する。また本作ではジャンプアクションが可能なのだが,チョコボに乗っているとより高いところに登れるようになり,行動範囲が広がるとのことだ。
また宝箱にはさまざまな開け方があり,それを探すのもゲームの楽しみ方の一つである。鳥山氏は,プレイヤーキャラクターの手が届かない高所にある宝箱に向けて,掴んだモーグリを投げ,中身を入手する方法を披露した。
バトルのデモプレイでは,同じ「ラッシュアサルト」でも「X」なら単体攻撃,「W」なら範囲攻撃になり,より戦略/戦術性が高まっていることなどが説明された。バトルは演出を含めて非常にテンポが良く,前作終盤のようなダイナミックで爽快な展開を,序盤から楽しめるという。
敵と遭遇したときには「モーグリクロック」が表示される。これが緑の表示のうちにバトルを始めると,プレイヤーが有利な状態になる。逆に戦いたくない場合には,ひたすら逃げ回っていれば,そのうち敵があきらめるという。
なお,バトルの難度はプレイ中に切り替え可能で,敵が強すぎると思ったら難度を下げて戦うこともできるそうだ。
FINAL FANTASY 零式のQ&Aでは,エースとエイトの身長が低めに設定されていることについての質問がなされた。田畑氏によると,10代のリアリティを表現すべく,大柄な人もいれば小柄な人もいるというメリハリを意識したとのことだ。
またボイスをあてる声優のチョイスについては,キャラクターデザイナー/クリエイティブプロデューサーの野村哲也氏が,数多くのサンプルをひたすら聴き続けて決めたという。その声優が有名であるか,これまでどんな役を演じてきたかは関係なく,とにかくイメージに合うかどうかだけを重視しているとのことで,ゲーム制作の進捗に影響を及ぼすくらいにこだわったとのことである。
気になる続編について,田畑氏は「ぜひ作りたい」と述べるが,直接続くような内容は考えていないそうだ。またPlayStation Vitaでのプレイについては,グラフィックスの美しさや操作性の良さなどを,ぜひ実感してほしいと話していた。
お気に入りのキャラを尋ねられた田畑氏は,「男前な人生が格好いい」という理由でイザナを挙げる。また直良氏は,使いやすさではエースを挙げていたが,ストーリー面ではエイトが良かったそうだ。
また,誰が一番強いかという質問には,田畑氏はアリシア,北瀬氏は遠距離攻撃系ということでケイト,そして直良氏は,男性プレイヤーにとってはという前提でエミナを挙げていた。
また登場キャラの本名は,当初決めようと考えていたが,とある事情で頓挫したという。
体験版については,今回,FFシリーズとしては初めてのスタイルのゲームだったので,ぜひ発売に先駆けて,プレイした人の意見を聞いてみたかったと,田畑氏と北瀬氏は説明する。田畑氏は,スケジュールが許すならどんなゲームでも体験版をリリースしたいと考えているそうだが,今後どうなるかはタイトル次第とも話していた。
また自身の作風について問われた田畑氏は,物語性を大事にしていると説明し,とくにキャラクターの存在感を意識していると話す。そのため,過酷な環境下で,いかに光り輝くかを描ける「戦争」をテーマとすることが多くなるそうだ。
FINAL FANTASY XIII-2のQ&Aは,制作チームはスノウをどう思っているかという質問から始まった。鳥山氏は,決して人気がないわけではないが,自分達が押さなくとも前に出ていくキャラと説明。なお声優の小野大輔さんが,ボイス収録時にスノウを格好よく演じてしまいがちなので,「もっとバカっぽく」という演技指導をしたそうだ。
北瀬氏は,今回,スノウの出番は少ないけれども,どれもいいシーンであると話す。また上国料氏は,前作はスノウのバンダナで,今回は髪型でそれぞれビックリさせられたと感想を述べていた。
ストーリーがサクサク進むかという質問には,鳥山氏は本編だけを進めることも,「ヒストリアクロス」を駆使して一つの時代とエリアを幾度もやり込むようなプレイも可能と回答。
さらにDLCで追加されるエピソードによって,発売後もストーリーは広がっていくとのこと。具体的な情報は順次公開されるそうだ。前作キャラの登場も検討しているとのことで,北瀬氏は可能なかぎりファンの期待に応えたいと話していた。
なお,FINAL FANTASY 零式に登場する0組の制服の配信は,今のところ考えていないが,要望次第で検討するとのことである。
またFINAL FANTASY XIII-2は,ストーリーの進行とキャラレベルの上がり方に関連がなく,ゲーム終盤に到達する前に,最高レベルの99にすることも可能だという。「限界突破」系の要素もあるとのことで,キャラ育成に期待してほしいと鳥山氏は話していた。
FINAL FANTASY XIII-2最大の見どころを問われた鳥山氏は,上記のオープニングからバトルシーンに繋がる一連の流れを挙げる。カットシーンとバトルを融合させた,新しいFFシリーズの表現となっているとのことで,ぜひ実際に見てほしいと話していた。
また上国科氏は,セラの印象が前作と異なっている点を挙げ,彼女なりの芯の強さを感じ取ってほしいと述べていた。
イベントの最後には,橋本氏が来場者にあらためて感謝を述べるとともに,12月15日にFINAL FANTASY XIII-2の発売記念イベントを開催することを発表。詳細はスクウェア・エニックス メンバーズを通じて告知されるので,参加を希望する人はチェックをお忘れなく。
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