連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第66回「着せ替え梨花ちゃんと戦国武将の城
全体的にゆる〜い雰囲気のドラマで,最初のうちはただボーッと画面を眺めていたんですけど,突然ハリボテのスライム(ドラクエ版)が出てくるわ,戦闘時の効果音までまんまドラクエだわで,さすがに声を出して笑いましたよ。本家本元のスクウェア・エニックスが制作に協力してるんですね,このドラマ。ある意味,CM以外では1988年に発売された「ドラゴンクエスト ファンタジア・ビデオ」以来の本格的な実写ドラクエ(?)なので,まぁ細かいことはともかく,RPGファンなら一見の価値アリです。
ちなみに本作のスライムは,鍋に飛び込んでドロドロになったりしないので,思わぬグロシーンがトラウマになる心配もありませんよ。
しかしなんだかんだで,2話以降も楽しみになっちゃってるんだなぁこれが……。スライム以外のモンスターも出てきたりするんですかね? 2話の予告映像ではコアラのヌイグルミが空を飛んでいたような気がするんですけど。今後もドラクエネタに期待したいところです。
本作は,戦国武将たちを操作してド派手なバトルを繰り広げる大人気アクションゲームシリーズの最新作。前作「戦国BASARA バトルヒーローズ」と比べ,さまざまな要素がパワーアップしているほか,データの引き継ぎ要素があるのも大きな魅力です。
「戦国BASARA クロニクルヒーローズ」公式サイト
しかし相変わらず「戦国BASARA」のキャラクターたちは,我が道を行き過ぎな個性爆発っぷりで,見ていて飽きませんな。シリーズを重ねてもまったくブレない濃い魅力は,もはや伝統芸の領域に達しているんじゃないでしょうか。そのうち,しこりん(岡本信彦さん)も新武将の声をやったりしないんですかね?
7月21日には,「ひぐらしのなく頃に」10周年記念作品となるOVAシリーズ「ひぐらしのなく頃に煌(キラ)」の第1巻も発売されますし,ちょうどいいタイミングですな。
この古手梨花きせかえパック,通常時は非常に愛くるしい性格と口調で道案内をしてくれますが,もちろんレナ同様にオヤシロモードを搭載。まぁ,殺意を感じるレベルで錯乱してくれたレナに比べると,梨花ちゃんは雛見沢症候群が発症しない分,はるかに理性的ですよ。ふとした瞬間に本来の性格……いわゆる“黒梨花”の状態になるという感じです。
なお,これは今まで担当した全タイトルで言えることですが,俺はユーザー=主人公の設定で台本を書いているので,季節や祝日と連動したインフォーメーション関連の音声では,原作にはなかったようなシチュエーションやセリフを色々と盛り込んでいます。「もしも圭一以上のイレギュラー(ユーザー)が雛見沢に現れたら……」という想定になっているので,ぜひともその辺を楽しんでほしいですね。「この俺が梨花ちゃんを悲劇の運命から救い出すんだ!」くらいの気持ちで。
使用時間や走行距離なんかに連動する要素を考えると,全セリフをコンプリートするのはなかなか大変かもしれませんが……大丈夫! MAPLUSを持って日本一周すればいいんですよ!! 無理ですねごめんなさい。
あと,通過した都道府県の数に応じて専用のセリフが聞けるんですけど,その場合は女王感染者である梨花ちゃんを,長いこと雛見沢から連れ出しているわけですから……どうなるか分かりますよね?
いやしかし,これで竜宮レナ,セイバー,遠坂 凛,そして古手梨花と俺が担当したキャラクターは全員出揃ったわけで,やはり感慨深いものがありますな。版権モノ4本はなかなかにハードな仕事だったので,ひとりでも多くの人に喜んでもらえると嬉しいです。……つまり買ってくれると嬉しいなってことです! よろしくね!
「MAPLUSポータブルナビ3」公式サイト
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戦国BASARA クロニクルヒーローズ
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