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「Minecraft」と「Forza」のメディア向け説明会レポート。ユーザー作成コンテンツを取引できる「Minecraft マーケットプレース」が今春実装
ユーザー作成コンテンツを安全に取引できる「Minecraft マーケットプレース」が登場
Minecraftのセッションではクロスプラットフォーム向けの「Bedrock Engine」と,クリエイターが制作したコンテンツが販売される「Minecraft マーケットプレース」の話題が中心となった。
Bedrock Engineとは,Windows PCやスマートフォン,「Fire TV」などのTV機器,「Oculus Rift」などのVR機器にも対応したMinecraftのエンジンのことだ(Java版やコンシューマ版を除く)。さまざまなハードウェアのサポート,高い拡張性と安全性を備え,シームレスな入力機器の切り替えにも対応する。また,共通のエンジンを採用することにより,各プラットフォームにおける同時期のアップデートも容易となったという。
今春実施予定の「1.1 Discovery Update」に合わせて,「Minecraft: Pocket Edition」で実装されるコンテンツも紹介された。水に入れると固まる「コンクリートパウダー」,特殊なブーツを履くことで水が凍っていく「フロストウォーキング」,アイテム輸送や唾吐きで知られる「ラマ」,キャラクターに複数の要素をミックスさせるアドオン,3Dエディターで作ったオブジェクトを3Dデータとしてエクスポートなど,本家のJava版に迫るさまざまなコンテンツが実装となる。
そして,今回のセッションの主題となったのが,Minecraft マーケットプレースの発表だ。これは,Minecraftのコミュニティに属するクリエイターが制作した共有コンテンツをMicrosoftが一括管理し,Xbox Liveを介して販売するというものだ。
これまでもMinecraftのコンテンツは取引が行われていたが,安全性が確認できず,ウイルスやマルウェアなどに感染してしまう恐れがあった。コンテンツのクオリティも保証されないので,トラブルにつながるリスクがあったが,Microsoftがコンテンツを審査して管理することで,安全な取引が可能になるというわけだ。
Minecraft マーケットプレースは前述の1.1 Discovery Updateの後に実装が予定されている。Bedrock Engine対応の「Minecraft: Windows 10 Edition」および「Minecraft: Pocket Edition」が対象で,購入したコンテンツは両バージョンで共有可能となっている。 なお,プレイヤーがコンテンツを購入するにはXbox Live アカウント(無料のXbox Live シルバーメンバーシップ,または有料のXbox Live ゴールドメンバーシップ)が必要。
また,Minecraft マーケットプレースのローンチ時点では,パートナークリエイター9社によるコンテンツが配信予定となっている。
今回のセッションでは,パートナーである「Noxcrew」のクリエイターがコンテンツを解説した。Noxcrewが提供するのは,アドベンチャーマップの「Adventurer's Dream」「Destructobot 5000」「Fallen Keep Survival Spawn」「Dustville Survival Spawn」の4種類だ。
PC実機によるDestructobot 5000の紹介も行われた。このマップには「Boss Hunt Mode」と「Versus Mode」が存在し,前者はDestructobotを操縦してボスを倒すモード。とある軍隊に監禁されていたプレイヤーが脱出を図り,奪ったDestructobotで戦っていくという内容だ。後者はその名のとおり,Destructobotを操縦してプレイヤー同士で対戦を楽しめる。
Minecraft マーケットプレースで販売されるコンテンツは,仮想通貨「Minecraft コイン」によって購入可能だ。Minecraft コインは1.99ドル=300コイン,4.99ドル=840コイン,9.99ドル=1720コインで販売予定となっている。
コンテンツの価格はパートナーの意向に左右されるが,スキンが1.99ドル程度,テクスチャーパックが3〜10ドル程度,アドベンチャーパックが3.99〜7.99ドル程度と予想されるとのこと。
クリエイターがパートナーになるためには,「Minecraft Partner Program」の公式サイトから申請が必要だ。MicrosoftおよびMojangと契約を交わしたうえで,作成したコンテンツを提出して審査に通過すれば販売可能となる。売上は約30%がストアの配分となり,残りの大部分がクリエイターに配分される形で検討されている。
Stevens氏は日本市場も重視しているそうで,パートナーとなる日本のクリエイターを求めているという。また,今回のセッションで紹介されたDestructobot 5000をはじめ,コンテンツのローカライズも検討したいと語ってくれた。
「Minecraft」公式サイト
ポルシェと6年にわたるパートナーシップを締結。「Forza Horizon 3」では「Porsche カー パック」が配信中
国内でも高い人気を誇るForzaシリーズのセッションでは,昨年9月にリリースされた「Forza Horizon 3」(PC/Xbox One)が取り上げられ,過去11年のシリーズ作品において最大級のヒットを記録していることが明らかにされた。
PC向けに「Forza Motorsport 6: Apex」が配信されているが,こちらは基本プレイ無料ということでシリーズ作品に触れたことがないプレイヤーも気軽に遊べる作品となっている。
なお,Forzaシリーズ全体としては,総売上が10億ドルを突破したとのこと。
Forza Horizon 3はXbox OneとPCのクロスプレイに対応しており,リアルタイムでのマルチプレイが可能だ。とくに日本ではクロスプレイを楽しんでいるプレイヤーが世界平均の2倍以上も存在しているという。Forza Motorsport 6: Apexも含め,PCでシリーズ作品を遊んでいるプレイヤーが多いとのことだ。
そして,Forzaシリーズにポルシェが戻ってきたことがあらためて伝えられた。ポルシェとForzaシリーズは6年にわたるマルチプロジェクトパートナーシップを締結し,この間に発売されるシリーズ作品ではポルシェのマシンが登場する。また,現在開催中の「Forza Racing Championship シーズン 3」はポルシェがスポンサーとなり,同社のマシンを使ったレースが行われることが決定している。
Forza Horizon 3では「Porsche カー パック」の配信が始まっている。クラシックな「Porsche 550A Spyder」「Porsche 911 Carrera RS」,最新の「Porsche 911 GT3 RS」「Porsche Panamera Turbo」など,ポルシェのマシン7車種が収録されており,Bishop氏いわく「これまでで最もエキサイティングなカーパック」。もちろん,クロスプレイに対応しているので,Xbox OneとPCのどちらでも使用可能だ。
先日,Windows 10のアップデート「Windows 10 Creators Update」が実施されたが,その機能である「ゲームモード」によって,Forza Horizon 3とForza Motorsport 6: Apexのクオリティも向上しているという。Xbox Oneだけでなく,PCでも気軽に楽しめるようになったForzaシリーズの動向に期待したい。
「Forza Horizon 3」公式サイト
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