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「Drakensang」がブラウザベースのオンラインゲームに。「Drakensang Online」を紹介する,今週の「海外ゲーム四天王」
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印刷2011/10/24 13:43

連載

「Drakensang」がブラウザベースのオンラインゲームに。「Drakensang Online」を紹介する,今週の「海外ゲーム四天王」

画像集#001のサムネイル/「Drakensang」がブラウザベースのオンラインゲームに。「Drakensang Online」を紹介する,今週の「海外ゲーム四天王」
第102回:「Drakensang Online」

 今週の「海外ゲーム四天王」は,ブラウザベースのオンラインゲーム,「Drakensang Online」を取り上げてみよう。基本料金無料のオンラインゲームとして開発中の本作は,現在オープンβテスト中で,日本からの参加も可能になっている。タイトルを聞いてピンと来た人もいるかと思うが,本作は2008年に発売されたシングルプレイRPG「Drakensang: The Dark Eye」の続編で,ベースとなったのはドイツで非常に有名なテーブルトークRPGだ。
 ハック&スラッシュゲーム好きにはちょっと気になる本作を,ライターの朝倉哲也氏が紹介する。


ドイツで人気の「Drakensang: The Dark Eye」が
基本プレイ料金無料のブラウザベースのゲームになって帰ってきた

 北米ではBlizzard Entertainmentのファンイベント,Blizzconが開催され,2012年に発売予定の「Diablo III」の話題などで盛り上がっているようだが,今週の「海外ゲーム四天王」は,Diabloシリーズや,「Titan Quest」など,いわゆるハック&スラッシュ系のタイトルが大好きという人にオススメの「Drakensang Online」をご紹介しよう。

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「Drakensang Online」


 本作は,2008年に海外で発売されたシングルプレイRPG「Drakensang: The Dark Eye」に続く,Drakensangシリーズの第二弾。Drakensangといわれてピンと来る人はそんなに多くないかもしれないが,ベースとなっているのは,ドイツでは大きな人気を誇るテーブルトークRPGであり,ゲームはその世界観を使用したものだ。

 ゲームの開発は,ドイツのゲームデベロッパであるRadon Labsだったが,予定していた続編を開発中の2010年に倒産してしまったため,そのまま開発終了になるかと思われたが,ドイツのゲームデベロッパ&パブリッシャのBigpoint Gamesが開発を引き継ぎ,ようやく日の目を見るに至ったという経緯がある。本作はブラウザでプレイできるオンライン専用ゲームで,クライアント料金やプレイ料金が無料のF2P(Free to Play)タイトルだ。現時点ではオープンβテストの真っ最中で,もちろん日本からの参加も可能。

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 ゲームの舞台となるのは中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で,剣と盾を装備する戦士系職業の「Dragonknight」,または魔法を使う「Spellweaver」のどちらかを選んで冒険を始めることになる。現時点ではこの2種類の職業しか選択できないが,公式サイトによれば,あと2種類追加されるようだ。
 どちらの職業も,経験値を貯めてレベルアップしていくことで新たな戦闘スキルや魔法を覚えていけるが,スキル選択の幅があまりなく,力や素早さといったステータスの数値をプレイヤーの好みでアップしていくというようなこともできないため,そういう点ではやや物足りない。

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 プレイスタイルは,斜め上からの俯瞰視点で地面をクリックして移動,敵をクリックすれば攻撃,地面のアイテムなどをクリックすればそれを拾うという,一般的な操作系が採用されており,直感的にプレイできる。

 ゲーム序盤に訪れるGrimfordという村には,武器を売買している鍛冶屋,ポーションを販売する道具屋,レベルアップしたときに新たなスキルを教えてくれるトレーナーなどのNPCが揃っており,この村が,しばらく冒険の中心地になる。ここでNPCからクエストをもらい,村の外に広がるフィールドへ旅立つという流れだ。クエストの内容は「××を倒してこい」とか「○○を×個集めてこい」といったものが中心なので,RPGをプレイし慣れている人なら問題ないはずだ。

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 村の外に広がるフィールドは,あちこちにモンスターがほっつき歩いている危険な場所だ。モンスターはかなりの数がいるようで,村の出入り口を出て少し歩けばプレイヤーを倒そうと群がってくる。モンスターは,あらかじめ配置されているほか,プレイヤーの周囲に自動的に出現するシステムになっているようなので,敵がいないからといってプレイ中に席をはずしたりすると,帰ってきたときにはとんでもないことになっているかも知れない。注意しよう。
 ゲームサーバーは,現在のところ五つほどオープンしており,うち三つがヨーロッパ向け,二つが北米向けになっている。日本からのプレイならば,北米向けのサーバー(EastサーバーとWestサーバー)が,日本人プレイヤーもよく見かけるのでオススメだ。

 グラフィックスがやや地味だったり,キャラクターメイキングであまりカスタマイズできなかったり,ときおり画面がカクカクしてしまったりすることもあるが,このへんは,OBTなので仕方のないだろう。それらをおぎなって余りある,なんともいえないハマリそう感が漂っているので,ハクスラ大好きゲーマーならプレイしてみよう。

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■■朝倉哲也(ライター/四天王)■■
 アクションゲームからMMORPG,アドベンチャーからストラテジーまで,なんでもプレイする雑色系ライター。年季の入ったPCゲーマーでもあったが,最近はコンシューマ機のゲームもプレイするようになったので,そのオールラウンダーぶりをますます強くしている。
  • 関連タイトル:

    Drakensang Online

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