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代永 翼さんと遠藤 綾さんがゲストで出演した,イメージエポック「最後の約束の物語」の発売直前トークライブレポートを掲載
これは,イメージエポックの記念すべきパブリッシングタイトル第1弾,2011年4月28日発売予定のPSP用RPG「最後の約束の物語」の発売を記念したものだ。
“ダークジュブナイルファンタジー”と題された本作では,「ユグドラ」と呼ばれる魔法王国と機械帝国「サヴィ・シャンティエ」の“鋼機兵”達との戦いが描かれる。また本作では,味方が戦闘で死ぬとロストし,文字どおり消滅して復活できないという,最近のRPGではあまり見かけない,シビアな設定でも注目されている。
このイベントには,イメージエポックの代表取締役社長の御影良衛氏,プロデューサーの宇田洋輔氏に加え,スペシャルゲストとしてヨシュア役の代永 翼さんとマラルメ役の遠藤 綾さんが出演した。
ゲーム序盤のボス戦までの実況プレイや,さまざまなお題でトークが行われた,本イベントの模様をレポートしよう。
「最後の約束の物語」公式サイト
本作の戦闘はランダムエンカウントで,コマンド選択方式を採用というオーソドックスなもの。
また戦闘では,“敵対心”が味方のどのキャラクターに向かっているかを把握することが重要となる。敵対心は,「敵に攻撃を加える」「回復魔法を使う」等の行動でどんどん溜まっていく。
敵対心が溜まると,敵の集中攻撃にさらされる可能性が高くなる。防御力の低いキャラクターは,あっという間にやられてしまう可能性もあるので非常に危険だ。ただ敵対心は,行動次第では別のキャラクターに移すことが可能。危険に晒されているキャラクターから別のキャラクターに敵対心を移す,といったことも考えながら,戦闘を進める必要があるというわけだ。
なお,実況プレイで敵対心を巧みに操作しながら敵と戦っていた宇田氏が,「Aボタンを連打しているだけでは死ぬ」と語っていたように,単調な戦略では攻略が難しそうに感じられた。
SPは,HPがゼロの状態で攻撃を受けたり,必殺技を使用することで減っていく。一度減ったSPを回復することもできないので,SP管理がゲーム終盤まで,攻略における大きな鍵となりそうだ。
また,SPがゼロになると,自分の命と引き換えに発動する“イーリアの秘法”,いわゆる自爆技で相手に大ダメージを与えられる。実力が大きく離れたボス戦でも,起死回生の一撃となり得る可能性もあるのだ。
なお御影氏によると,仲間がロストしたときは,シリアスなイベントシーンが見られるのだが,その内容は必見とのこと。本作を隅々まで遊び尽くしたい人は,あえて仲間をロストさせてみる,ということも必要になってくるかもしれない。
このように,「最後の約束の物語」は非常に戦略的なプレイを求められる。御影氏は,「難度は1980年代のPCゲームを意識し」「自分がここ最近プレイしたすべてのRPGよりも難しくした」と述べていたので,かなり歯ごたえのある内容が期待できそうだ。
とはいえ,本作には“イージーモード”も用意されており,RPGの苦手な女性プレイヤーでも気軽に楽しめるように設計しているとのことなので,腰が引けてしまった人もご安心を。
そんなこんなで,実況プレイでは宇田氏が第1章のボス戦をプレイ開始。宇田氏は,「ボス戦ではまず最初に補助魔法をかけます。かけていないと一発で死にます」と解説しながらプレイしていたのだが,ボスキャラの強さに大苦戦。早々に,キャラクターの一人「サーシャ」がロスト状態になってしまった。
サーシャの“イーリアの秘法”によってボスキャラはなんとか倒したものの,残念ながら葬式イベントを見るハメになってしまった。
サーシャがお気に入りだという宇田氏は納得がいかなかったらしく,リベンジを果たすべく再度プレイ開始。しかし,またもや苦戦して戦闘が長引いてしまい,宇田氏は御影氏に「ガチプレイなら家でやってくださいよ(笑)」とダメ出しされる,残念な状況に……。結局ボスを倒すことなく時間切れとなってしまった。
「日本人の美学ってなんだろう?」という考えから生まれた
御影氏の“ロストゲーム”に対するこだわり
代永さんが,自身に近い/相性の良いキャラクターはともにマラルメ,一方の遠藤さんに近いキャラクターはレクレウル,相性の良いキャラクターはジャイロという結果が出た。
ちなみに,最初に実験台となり名前を入力した宇田氏は,自身に近いキャラクターがマラルメ,一番相性のいいキャラクターがカインという結果だった。
続いては御影氏に対する一問一答コーナーとなったのだが,ここでは,その中から目立った質問をピックアップして掲載しよう。
最初は,ロストゲームは“とあるゲーム”の影響を受けたのか,という質問だ。これに対し御影氏は,質問者がおそらく考えているであろうロストゲームはイメージしていないと回答した。御影氏によると,本作をロストゲームにした理由は,「日本人の美学ってなんだろう?」という部分からの着想が大きいとのことで,「RPGの中から命の尊さを伝えていく」というメッセージが込められている,とコメントしていた。
次に,声優をキャスティングする際に重視していることは? という質問について。
「アークライズ ファンタジア」(Wii)や「LAST RANKER」(PSP)では,御影氏が声優のキャスティングを行っていたが,全部決めてしまうとほかのスタッフの楽しみを取ってしまうということで,「最後の約束の物語」では,スタッフに任せたと話す。なお,代永さんをキャスティングしたのは宇田氏だそうだ。
最後に,出演者達からのメッセージを掲載して,本稿の締めとしよう。
遠藤 綾さん:
アフレコの時に「最後の約束の物語」のキャラクターや世界観を教えてもらって,とても面白そうな内容のゲームだな感じました。ぜひ皆さんにはいっぱい楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
代永 翼さん:
僕自身ゲームを好きでよくプレイするのですが,これは初めて見るタイプの作品だと思いました。僕自身のキャラクターのルートはもちろん知っているのですが,ほかのキャラクターのルートはまだ分からないので,実際にプレイするのがすごく楽しみです。
宇田洋輔氏:
発売日当日は「ニコニコ生放送」で夜10時から朝6時まで「最後の約束の物語」をプレイする予定なので,お暇な方はぜひ一緒にプレイしましょう。よろしくお願いします。
御影良衛氏:
「最後の約束の物語」が発売になりますが,ぶっちゃけてしまうと,このほかにも10タイトル以上は作っています。そこで一番欲しいのは,皆さんのご意見なんです。それがあると次の作品にも繋がっていくと思うので,ぜひ皆さんの声を僕らに届けてほしいと思います。今日はありがとうございました。
「最後の約束の物語」公式サイト
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