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[G-Star 2011]あの“GunZ”が帰ってきた。壁を蹴って空を走る,スタイリッシュTPS「GunZ 2: the Second Duel」プレイレポート
自由度の高い移動や,ステップとスラッシュを組み合わせた変則的な回避テクニック,そしてレンジに応じて選択できる多彩な武器など,前作GunZ the Duelは,その独得なプレイフィールで多くのプレイヤーを獲得したタイトルだった。GunZ 2は,そんな前作のユニークな部分を受け継ぎつつも,より現代風にブラッシュアップされた作品になっている。
グラフィックスの向上はとくに顕著で,マップの作り,キャラクターや武器の作りこみ,攻撃の表現など,見た目に関する部分はすべてにおいて前作を凌駕しているといっても過言ではない。
プレイヤーキャラクターは「Heavy」「Fighter」「Assasin」の3タイプから選択できる。G-Star 2011版では,設置されたPCごとにキャラクターが固定されていたが,おそらく製品版では選べるようになるのだろう。
タイプごとにキャラクターの性別や外見は固定になっており,前から順に「マッチョな男性」「カッコイイ系の女性」「細身の男性」といった感じだ。パッと見たときの印象はかなりスタイリッシュで,とくにFighterの女性からはカプコンの「デビル メイ クライ」のキャラクターに通じるシャープな格好の良さが感じられる。
「Heavy」 |
「Fighter」 |
タイプの違いは武器にも現れており,Heavyは火炎放射器や機関銃などの重火器,Fighterはライフルや短銃,それに剣を両手に持ち,Assasinはスナイパーライフル,といったように,どのタイプもなんとなく見た目の印象どおりの得物を持っていた。
ちなみに武器はタイプ別に6種ずつ所持していて,戦闘中はいつでも切り替えられる。Heavyは精度の低い武器しかないのかといえばそういうわけでもないし,Assasinでも刀のような武器を扱える。
プレイできたモードは5:5のチームデスマッチで,ルールは20キル先取。おなじみのステップや空中ステップ,壁走りや壁登りも健在で,プレイフィールはシューターというよりもアクションだ。
スタイリッシュな動きが目立つ割に,キャラクターの移動速度は速くないが,おかげで壁走りや壁登りを使っても自分の位置を見失わずに済むという効果もある。そういう意味ではアクションが得意でないという人でもトライできる,間口の広い作りといえるかもしれない。
思えば,壁を走ったり蹴ったりしてマップを動き回れるオンラインTPSは,本作を除いてはあまりないかもしれない。距離をとった銃撃戦で戦場が膠着しているところに,壁走りを使って飛び込んだり,高位置からスコープで狙いをつけるAssasinを視界外から壁登りで強襲したりと,本作ならではの機動力の高さは,戦場に動きを与えるきっかけになってくれるだろう。
イベント会場では比較的ビギナーが集まるため,壁走りからの強襲,そして強襲からの乱戦といった展開が目立った。それはそれでゲームの楽しみ方の一つなのだが,玄人達がどのようにプレイするのか想像するのもまた楽しい。3人くらいが1列になって壁を走り,相手の陣地に飛び込むなんて“NINJA”プレイをぜひとも拝んでみたいものだ。
なお2011年12月にオープンβテストが予定されている本作だが,日本における展開は明らかでない。続報が入り次第お伝えしていくので,楽しみにしていてほしい。
※初出時,現在韓国でオープンβテスト中と記載しておりましたが,正しくはオープンβテストは2011年12月に実施される予定です。修正してお詫び申し上げます。
Specification
Title:GunZ the Second Duel(Official), GunZ 2(Korea)
Genre:Online Action Game
Specification:Intel Dual Core 2.0G or above, RAM 1GB, HDD 3GB, Video
Card: GeForce 6600 or faster
Release Date:Dec. 2011(OBT, Korea)
- 関連タイトル:
GunZ 2: the Second Duel
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