10年ぶりに復活した大人気ゲーム番組「復活！スーパーマリオクラブ」の収録現場に行ってきた。渡辺 徹さんと加藤紀子さんのインタビューには珍客が乱入!?

司会の渡辺 徹さん（写真左）と加藤紀子さん（写真右）

　1990年～2000年に放映され，子供達に10年以上もの長きにわたり夢を与え続けてきた人気バラエティ番組「スーパーマリオクラブ」が，「スーパーマリオ25周年記念特別番組 復活！スーパーマリオクラブ」として10年ぶりに帰ってくる。
　本番組は，以前「こちら」の記事でお伝えしたように，2010年12月25日の16：00～17：15に，テレビ東京系列の6局ネットで放映される特別番組だ。

　今回4Gamerでは，当時夢中になって観ていた人には非常に注目といえる，本番組の収録現場におじゃましてきたので，その模様をフォトレポートでお届けしよう。なお，内容はあえて伏せているので，詳細は実際の放映で確認してほしい。
　また収録後には，約10年ぶりに司会コンビとして復活した，渡辺 徹さんと加藤紀子さんに合同ではあるがインタビューする機会を得たので，番組の感想などを聞いてきた。興味のある人はぜひ目をとおしてほしい。

浅香 唯さん，桜庭和志さん，アリtoキリギリス，スピードワゴンといった豪華なゲストが駆けつけ，チームの一員として参加していた

「スーパーマリオクラブ」といえば，やはり主役は子供である。今回は親子でチームを組んでのゲーム対決が行われた。とくに印象的だったのは，親子のチームワークが抜群だったこと。お互いをフォローしあう姿勢には親子の絆すら感じられたほどだ

「スーパーマリオクラブ」の魅力の一つといえる，渡辺さんの軽快なトークも健在。中でもゲストいじりには筆者も思いっきり笑わせてもらった

「マリオカートWii」でのガチンコ勝負！

渡辺 徹さんと加藤紀子さんへの合同インタビュー

――収録を終えた感想を聞かせてください。

渡辺さん：
　収録と言っても，週に6回やってる訳じゃないですけど（笑）。
　同窓会的なムードがありまして，スタッフや昔のプロデューサーに会えて嬉しかったですね。あらためて，良い番組をやらせていただいたんだなという感じがしました。子供達が楽しそうに騒いでいるのが，本当に気持ち良かったです。

加藤さん：
　マリオの25歳を記念して，自分にとっても思い出深い番組に参加させてもらえるというのがすごく嬉しかったです。好きだったゲームを今は全然できなくなっているんですけど，子供達が一喜一憂している姿を間近で見られたのは，貴重な経験だったと思います。今はこういう番組がないような気がしているので，すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。

――思い出に残っているシーンや出場者はありますか？

加藤さん：
　みんな本当に真剣だったので，見えないところで祈ってる子や，泣いちゃう子もいたのが印象的でした。あと，今を輝くアイドルの子がこの番組を観に来たことがあったらしくて，そういう意味でもすごい番組だと思いますね。

渡辺さん：
　神様みたいな技で魅せてくれる子もいて，みんな必死にやってくれていました。あと，昔からくりぃむしちゅーとか，お笑いのゲストもいっぱいいて，一時期お笑いの登竜門とも言われていましたよね。藤原紀香ちゃんとか上戸 彩ちゃんも出てた番組ですから，いろいろな思い出が詰まってます。

――「スーパーマリオクラブ」が復活して，その出演依頼が来たときの感想を聞かせてください。

加藤さん：
　最初は信じられなくて，本当の話なのかなって。でもその時点では分からなくて，本当だったらいいなあって思ってたんですけど，先にTwitterで知らされて（笑）。その時に「あ，これリアルなんだな」って思って喜んで，すぐに徹さんにもメールしました。

渡辺さん：
　紀子ちゃんのメールで知ったんですよね（笑）。でも知ったときは嬉しかったです。うちの子供も小さいとき観てたんで，まずうちの子供達に言いましたね。長男は今22歳ですから，ドンピシャで観ていた世代でしたし。
　でも不思議なのは，最初は嬉しかったんですけど，だんだん収録が近づいてきて昨日とか一昨日になると緊張感が出てきたんですよ。遠足が遠い先だと嬉しいんだけど，近くなると興奮しちゃうっていう，子供みたいな感じですね。

加藤さん：
　私は二日前に夢を見ました。

渡辺さん：
　どんな？

加藤さん：
　収録で徹さんが子供をぶん殴っている夢ですね（笑）。

渡辺さん：
　（笑）。
　この収録前に二つ仕事をしてきたんですけど，正直いって二つ目の仕事は手につきませんでした。


――ズバリここを見てほしいというところを教えてください。

加藤さん：
　司会が変わってないということです。これは大きいですね。

渡辺さん：
　10年間のブランクがあったんですけど，言ってるギャグが昔と変わってないですからね。まあ，いいものは変わらないというところかなと思います。

加藤さん：
　小学生のお子さんが，お父さんお母さんと一緒になって楽しんでいるところは，きっとだれが見ても楽しいんじゃないかなって思います。

――では，お互いここは変わったなと思う部分はありますか？

渡辺さん：
　ゲームが好きで実況とかもやるんですけど，途中で息切れするようになってきたところですね（笑）。前は三本録りでも平気だったんですけどね。そういう意味では体力の衰えを感じました（笑）。

加藤さん：
　そもそも私がこの番組に呼んでいただいたきっかけって，子供とゲーム対決して勝ったからなんですけど，今は全然勝てなくなってましたね。復活の際にWiiを練習したんですけど，全然腕が追いつかなくって，そこは時間が経ってしまったなって思います。

取材陣に紛れて質問していたクールポコの2人。目立ちすぎだって！

――あっ，テレビガイドの小野です（※取材スタッフとして紛れ込んでいたクールポコが質問）。

渡辺さん：
　ウソつけ。クールポコだろ（笑）。

――（続けて）当時の収録中，「やっちまったな」って出来事はありますか？

加藤さん：
　騒いでいる子供に対して私が大人になれず，「それ，いけないよ」みたいな感じで注意したら，泣かれたような気がします。やっちまったなって。

渡辺さん：
　私はほとんどミスもなかったんですど，先ほど「スーパーマリオクラブ」の変遷のVTRを見ていたら体重がいろいろ変わっていましたね。スタイリストが付いてこられず2～3人変わった記憶が（笑）。

――ありがとうございました。