プレイレポート
【新武器2種の使用感を追加】「ファンタシースターオンライン2」をメディア体験会でいち早くプレイ。ジャンプアクションや,マルチパーティエリアの導入など,数々の新規要素を確認した
メディアブリーフィングでは,PSO2の世界観やキャラクター,ゲームシステムなどが初公開されたほか,終了後には体験会も行われた。イベントそのものについては本日掲載した記事を見てほしいが,本稿では実際にプレイしたPSO2のインプレッションをお伝えしていこう。
「ファンタシースターオンライン2」αテストの実施は8月に。
ゲーム概要や世界観,究極のキャラメイクの詳細などが明らかにされた,メディアブリーフィングの速報レポート
「ファンタシースターオンライン2」のキャラクタークリエイトにフォーカス。ツリー型に分けられた調整項目でプレイヤーのこだわり度をキャラに反映
オンラインRPGの“革命”が幕を開ける。「ファンタシースターオンライン2」メディアブリーフィングレポート&酒井プロデューサーへのショートインタビューを掲載
「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
キャラクタークリエイト |
ロビー |
ゲームは,従来の「ファンタシースター」シリーズと同様,ロビーからスタートする。筆者がチームを組んだのは会場のほかのメディアで,彼らと一緒にいざクエストへ。体験プレイの舞台になるのは,ナベリウスの森林エリアだ。
プレイしてまず感じたのが,操作感覚が非常に軽やかであるということだ。とくに本作から加わった「ジャンプ」は,スムーズにひょいひょい飛び跳ねる感じであり,またジャンプ中に攻撃することも可能なので,アクションでの選択肢を大幅に広げてくれる印象だ。ジャンプに攻撃を組み込んだ,スタイリッシュなコンボをガシガシと決められるだろう。
筆者が選択したキャストのレンジャーは,銃器類を駆使した遠距離攻撃が得意で,仲間の援護にかなり役立つだろう。もちろん,素手やソードを使った攻撃も可能だ。
さらにクエストを進めていくと,ほかのパーティと出会って彼らと合流した。本作には“マルチパーティエリア”という場所があり,複数のパーティと一緒にクエストを楽しめるのだ。基本的にチームは4人だが,マルチパーティエリアでは,最大12人でのパーティプレイが可能になる。最後は全員でボスを倒し,見事クエストをクリアして体験会は終了した。
実際にプレイできた時間は15分くらいなので,未知数の部分は多いが,ジャンプ,そしてマルチパーティエリアの導入を確認できただけで,PSO2にかなりの可能性を感じることができた。
ちなみに本作はキーボードとゲームパッドの両方に対応しており,筆者はコンシューマ機向けゲームを中心にプレイしているということもあって,ゲームパッドをチョイスした。
アクションパレット |
スキル |
パッドでの操作は,右側の4つのボタンで「通常攻撃」「PA/テクニック」「決定/アイテム拾い」「ジャンプ/キャンセル」,そしてLボタン(手前)でロックオン/オフ,Lボタン(奥側)でサブパレット実行という具合だ。
さらに,左スティックでキャラクター移動,左スティック押下でオートラン,右スティックでカメラ回転,右スティック押下で視点切り替え,そして方向キーの上下でアクションパレット切り替え,左右でサブアクションパレットのターゲット切り替えを行うことになる。
コンシューマ機に慣れ親しんでいる層がプレイヤーに多いこともあってか,本作は,ゲームパッドでのプレイにおける快適さにもかなり力を入れているようだ。筆者がプレイした限りでは,コンシューマ機向けゲームをプレイしているのと変わらない操作感でゲームを楽しめた。本作はPC専用となるが,このように,コンシューマ機を中心とするプレイヤーにも十分配慮しているので,マウスとキーボードはちょっとという人も,いつものように遊べるだろう。
なお,ハンターでのテストプレイはマウス+キーボードでプレイしたため,ここからの表現はそれに従っていることはご了承いただきたい。
PSO2はやはりアクション性高し
打撃感が伝わってくるコンボが楽しい
シリーズ経験者ならご存じのとおり,ハンターはソードなどの扱いに長ける近接攻撃型のクラスだ。今回は1から作ったものではなく,ある程度成長したキャラクターでプレイしたため,スキルや武器などはあらかじめ決められたもののみが使用できた。
ハンターが所持していた武器は「ソード」(いわゆる両手剣)と,本作で初登場となる「ワイヤードランス」「ガンスラッシュ」の3種類。もちろん今回はガンスラッシュとワイヤードランスを中心に遊んできた。
まず,ワイヤードランスだが,攻撃速度が遅い代わりに攻撃範囲は広めという近接武器だ。左クリックの通常攻撃では両手に持った武器を振って,キャラクターの5歩先くらいまでの敵を攻撃できる。攻撃力も低くはないようだ。
敵をワイヤーで捕まえてぶんぶん振り回し,周りの敵を巻き込みながら攻撃するという豪快な技も用意されており,想像どおりパワーファイター向けの武器といった感じ。ちなみにスキルを習得していれば,[Shift]キーを押すことで防御もできる。
一方のガンスラッシュは,[Shift]キーが(ガードの代わりに)剣戟と銃撃の切り替えになっているというトリッキーな武器。剣戟を3つ重ねたあとに右クリックのフォトンアーツ(PPを消費する必殺技)を複数回繋げると,連続突きから銃撃を放つといった華麗なコンボもできる。ただし,剣戟の射程はかなり短いうえに範囲は狭いので,1対複数の戦闘では心許ない。攻撃速度はかなり速く攻撃力もそこそこあるので,各個撃破していくタイプの戦い方になるだろう。
銃撃に切り替えて戦うことも当然できるが,威力はライフルなど本家の銃火器には及ばない印象。あくまでサブウェポンなのかもしれないし,専用のスキルを習得することで化けるのかもしれない。
また,スキルを習得していたためか,どの武器でもステップが可能だったのだが,そのスピード感には驚いた。筆者は「ファンタシースターポータブル」シリーズのプレイ経験があるのだが,その緊急回避と比べると動作が軽く連続して発動できる(PPの消費もない)ため,回避スキルとしての有用性はかなり高い印象を受けた。
回復アイテムの使用後に硬直が発生するのも特記したい点の1つ。この硬直が戦闘中は困ってしまうくらい長いので,強敵に挑む際は回復魔法を使えるフォースの手を借りる機会が多くなりそうだ。
このほか,今回の試遊では体験できなかったが,打ち上げ攻撃からジャンプで追撃するといった高度な連続攻撃も可能になるというオリジナルコンボの作成は,戦闘関連でかなり気になる部分。今後は,ぜひこのあたりにも触れてみたいところだ。
初めて取り入れられたジャンプは,結構高めに飛ぶ。もっさりした感じもなく,頂点に達するのも落ちるのも早め。ちなみにジャンプ中に攻撃やステップといった動作も可能だ |
アクションパレット(画面中央下)の切り替えはRとFで簡単にできる。状況に応じて武器を切り替えられるのはPSOシリーズの醍醐味だが,本作ではさらにコンボまで切り替わるというから驚き |
「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
- 関連タイトル:
ファンタシースターオンライン2
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