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「うみねこのなく頃に」がついに完結。同人ゲームから企業ブースまで網羅した,「コミックマーケット79」フォトレポートを掲載
コミックマーケットは,基本アマチュアベースのサークルが集い,自作のマンガや小説,そしてゲームなどを発表する同人コンテンツの即売会イベントだ。そのイベントの規模はまさに世界一で,国内のみならず海外からの参加者もつめかける。2009年冬に引き続き,暮れも暮れの大晦日にかけての開催となったC79だが,今回の来場者数は3日間を通して52万人,夏に行われたC78の56万人からは減っているものの,冬のコミックマーケットとしては過去最高の人数だという。
4Gamerでは,「前回」と同じく同人ゲームと企業ブースを中心に,C79レポートをお届けしてみたい。もちろんコンパニオンさんのコスプレ写真集も,2ページ目に掲載しているので,そちらもお楽しみに。
同人ゲーム周辺ブース
C79での同人ゲーム(インディーズゲーム)関連で,前回までとの大きな違いは,増加の一途を辿る「東方Project」シリーズジャンルの人気を受けてか,ジャンルの配置に大きな変更が行われたこと。
このところ2日目に配置されることの多かった,同人ゲーム関連サークルが3日目に移動して,1日目がアニメ/ゲームの2次創作中心,2日目が女性向け+東方Project,そして3日目が男性向け+同人ゲームというジャンル配置となった形だ。ただし同人ゲームの中でも,東方Project関連のサークルの一部は,分離して2日目に配置されていて,同人ソフトでお目当てのサークルが複数ある人にとっては,ちょっと面倒な配置になってしまった感もある。ただ大混雑が必至の東方Project関連が切り離されたことで,掘り出しモノを物色しながらの買い物はしやすくなったといえるかもしれない。
全8エピソードからなる大長編なタイトルだが,前作「ひぐらしのなく頃に」と同様,個人的にはかなり楽しめた作品だ。完結を待ってからプレイしようと思っていた人は,この機会にぜひ手に取ってみるといいだろう。
5pb.ブース
さて,続いては企業ブースに進んでいこう。「Chaos:Head」 「Stein's;Gate」に続く,科学アドベンチャーシリーズの最新作「Robotics;Notes」を発表したばかりの5pb.では,件の科学アドベンチャーシリーズと,それ以外のタイトルで,ブースを分けての出展となっていた。
5pb.本家のほうでは,「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」や「メモリーズオフ ゆびきりの記憶」グッズの物販で賑わっており,科学アドベンチャーのほうでは,「Robotics;Notes」のプロモーションムービーが上映されていて,こちらも常に人だかりができている状態だった。2011年春の「Stein's;Gate」のアニメ放映も近づき,ノリにノっている科学アドベンチャーシリーズ。まだまだ詳しい内容は不明ながら,楽しみなタイトルだ。
アルケミストブース
KONAMIブース
KONAMIのブースでは「ラブプラス+」や「武装神姫」 「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story」などのグッズを中心に物販が行われていた。あと写真には写っていないものの,ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「アクセルワールド」のトレーディングカードなんかも。
日本一ソフトウェアブース
「魔界戦記ディスガイア4」の発売が2月24日に迫る,日本一ソフトウェアのブースでは,風祭フーカ役の声優・三森すずこさんと,ブルカノ(?)役の喜多村英梨さんによる,サイン入りグッズお渡し会が催され,多くのファンが集まっていた。
playncプレミアショップブース
いつもは見かけないオンラインゲーム系企業の出展も目立った今回の企業ブース。エヌ・シー・ジャパンのplayncプレミアショップブースでは,「リネージュII」や「The Tower of AION」関連グッズ販売が行われていた。「リネージュII」の衣装に身を包んだコンパニオンさんからは,「The Tower of AION」スターターキットの配布も。
コズミックブレイクブース
サイバーステップからは,同社がサービス中のオンラインアクション「コズミックブレイク」のブース出展が行われていた。同作に登場する女性キャラクター(女性型ロボット?)のグッズ販売が行われて,なかなか盛況の様子だった。
まんだらけ
マンガの古本で有名なまんだらけブースでは,ハンビットユビキタスエンターテインメントとのコラボで,MMORPG「アークサイン」の1周年記念グッズが販売されていた。中でも注目は,こちらの目のやりどころに困る抱き枕カバーである(関連記事)。
工画堂スタジオブース
1月14日に発売予定のPCゲーム「スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜」を大プッシュ中の工画堂スタジオブース。同作をはじめとしたグッズ販売に,多くの来場者が足を止めていたのだが,3日目の31日には,主演声優さん達(羽咲ゆりな役:廣田詩夢さん,鈴比良あいり役:真堂 圭さん,秋山 麻役:原田ひとみさん)による,お渡し会イベントが行われ,大盛り上がりとなった。イベント後には,声優のお三方にコメントをいただくことができたので,以下に掲載しておこう。
――コミックマーケットの感想いかがですか?
廣田詩夢さん(以下,廣田さん):
前回のC78では私と真堂さんの2人だったんですが,今回は3人揃って参加できたので,心強かったです。イベントも前回よりたくさんの人に会いに来ていただけて,すごくうれしいです。
真堂 圭さん(以下,真堂さん):
2010年の最後に,3人揃ってイベントができて良かったです。来年はもっと盛り上がっていけたらという,目標ができました。
原田ひとみさん(以下,原田さん):
今年の最後に,3人揃ってのイベントに出演させていただくことができて,とてもうれしかったです。皆さんこれからもよろしくお願いします。
――今回イベント来てくれた人や,ゲームを楽しみにしてる人にメッセージをお願いします。
廣田さん:
これまでCDやグッズが中心の展開だったので,ゲームとしてストーリーになるのは今回が初めてです。これはすごい第一歩なので,これからどんどん成長していくスマイル☆シューターを,どうかよろしくお願いします。
真堂さん:
まさかゲームになるとは思ってなかったです。内容も3人のキャラクターがしっかり出ていて,私もやりたいなと思います。アイドルなので,可愛い曲もいっぱい収録されているので,そのあたりにも注目してください。
原田さん:
ゲーム化ということで,どうなっちゃうのかなと思っていたんですが,とてもふんわりとした可愛らしい作品になってると思います。皆さんにたくさん遊んでほしいと思います。
――皆さんの来年の抱負を教えてください。
廣田さん:
大人になってきたので,もっとしっかりした大人になりたいです(笑)。
真堂さん:
来年の抱負はハマり過ぎないことです。好きなものができると突っ走っちゃうので,あまり行き過ぎないように(笑)。
廣田さん:
お金を使い過ぎちゃうそうです(笑)。
真堂さん:
そうです(笑)。大人になります。
原田さん:
大人? え,じゃあ私もしっかりした大人になります(笑)。
廣田さん:
みんな大人になりたいそうです(笑)。
――ありがとうございました。
TYPE-MOON ブース
前作「Fate/stay night」から数えれば6年ぶりとなる新作「魔法使いの夜」の発売を,(筆者を含め)首を長くして待っている人も多かろうTYPE-MOONブースでは,同社の携帯電話用コンテンツ「まほうつかいの箱」のグッズ販売を展開。ちなみに「魔法使いの夜」の発売日は,残念ながら未だ未定とのことである。うぐぐ。
Visual'Artブース
4月28日発売予定のPC用ADV「Rewrite」を中心とした,堂々たるブースを構えていたVisual Art's。同社の物販へ並ぶ列は,午後を過ぎても途切れることがなく,かなりの盛況ぶりだった様子。コンパニオンや売り子さんも,同作に登場する制服姿でお出迎え。同作に期待している人は,4Gamerで紹介した「こちら」の記事も要チェックだ。
そのほかのブース
- 関連タイトル:
うみねこのなく頃に 〜魔女と推理の輪舞曲〜
- 関連タイトル:
魔法使いの夜
- 関連タイトル:
スマイル☆シューター 〜ふぁーすと☆ちけっと〜
- 関連タイトル:
Rewrite
- 関連タイトル:
ROBOTICS;NOTES
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