プレイレポート
3月24日に発売される本格シングルRPG「アルカニア ゴシック4」 “サブクエスト”と“スキル”の魅力にググッと迫る
「アルカニア ゴシック4」の楽しみ方を紹介
西欧ファンタジー世界を舞台に
戦いだけではない自由な暮らしを満喫するのだ
「アルカニア ゴシック 4」公式サイト
サブクエストで寄り道
いろいな人の声に耳を傾けてみよう
アルカニアには「メインクエスト」とは別に,寄り道感覚で楽しめる「サブクエスト」が豊富に用意されている。これらは必ずクリアしなければならないものではないが,達成することで装備品やアイテム生成に必要な巻物,経験値を得られるため,キャラクター育成に大いに役立つはずだ。
今回は比較的早めにプレイできるサブクエストを,いくつかピックアップして紹介していこう。なお,本記事はその体裁上,序盤とはいえそれなりのネタバレが含まれている。嫌いな人は読み進めない方がいいだろう。
・ゴブリンの不法占拠
引き裂かれた乙女亭の西にいる,ウルフリッチという男に話しかけると発生。彼が所有する土地にゴブリンが住みついてしまい,薬草を食い荒らされる被害を受け,困っているそうだ。ウルフリッチの土地は依頼場所から北に行ったところにあり,ゴブリンが3体いる。これをすべて倒し,報告すればクリアだ。
報酬として「ヒーリングポーション(最小)」の錬金調合書,「発芽したばかりの癒し草」と,「小瓶」をそれぞれ2つ,経験値を250得られる。
・怪しき隣人
シュテワークで骨董屋を営むゲリックに話しかけると発生。隣人が怪しい行動を取っているそうで,何をしているのかを調査するよう主人公に頼んでくる。家の鍵はチャックという番兵が所持しているが,簡単に鍵を渡してもらえるはずがない。ここは軽く痛めつけてやろう。
鍵を入手して問題の家に侵入してみると,ベリアール崇拝者という,死神の信奉者達と遭遇する。彼らをすべて倒し,ゲリックに報告すればクリアだ。
報酬として「双頭のアミュレット」,「シュテワークのリンゴ酢」の醸造書,経験値を300得られる。
・甘い獲物
シュテワークの宿屋,断崖亭の主人インゴールに話しかけると発生。彼は,ハチミツ酒の原料であるハチミツを切らしてしまったらしい。お酒を客に提供するために,蜂の巣を6つ集めて届ければOKだ。
ミツバチの巣はシュテワークの東にある農場で入手できる。巣の周辺はキラキラ光っているので,すぐに見つけられるはず。農場にはフィールドクローラー,ハタケアラシという昆虫がいて主人公に襲いかかってくるが,たいした相手ではなく,攻撃ボタンを連打しているだけでも簡単に倒せるだろう。
報酬として「本格リンゴ醸造酒」の錬金調合書と,経験値を400得られる。
・アルカロイド含有体
シュテワークの錬金術師,ウォーガンに話しかけると発生。話によると彼の助手であるヘムという男が,実験に出かけたきり戻ってこないのだという。そこで主人公が様子を見に行くことになる。
ヘムはシュテワークの東にある農場にいる。彼に話を聞くと,ニクダンゴムシに「薬を散布した植物」を食べさせ,虫の肝臓を調べる予定が,その両方をハタケアラシに食べつくされ困っているのが分かる。そこでヘムは機転を利かせ,素材を食べたハタケアラシを退治し,その肝臓を調べてみるという提案を持ちかけてくる。
ハタケアラシは全部で5体。ちょっと数は多いが,一体ずつライトニングボルトで動きを止めて攻撃し,確実にダメージを与えていけばいい。
報酬は「ウォーガンの秘薬」の醸造書と,500ポイントの経験値。
・秘密の素材,秘密の素材・その2
血の谷のレンジャーギルド近くに住む,アルザールという男に話しかけると発生。彼は人間の血を吸って成長するという「シビトタケ」なるキノコの収集を依頼してくる。
アルザールの家の北部には戦場があり,ここには戦死した人間が数多くいる。遺体のそばにキノコが生えており,それを3つ集めればOK。しゃれこうべも落ちているが,これもすぐ必要になる場合があるので,1つ拾っておくといい。
アルザールにシビトタケを渡すと,クエストがアップデートされ,「秘密の素材・その2」が発生。今度は頭蓋骨が必要とのことで,アルザールは主人公の頭に興味津々のようだ。
ここで選択肢が出る。「救いようがないヘンタイめ」を選べば,その場で戦闘となるし,「俺の首にくっついているの以外でどうだ?」を選べば,戦場で拾ったしゃれこうべを渡す流れになる。まあ,どちらを選んでも結局は「新鮮な頭蓋骨が欲しい」と襲い掛かってくるため,最終的な結果は同じだ。
報酬として,2つのイベント合わせて合計1000の経験値を得られる。また,アルザールの遺体をルートすると「レンジャーリング」「マナポーション(最小)の薬効増加」の錬金調合書を入手できる。
・消えた兵士,消えない傷
レンジャーギルドの北部にある戦場で,クラグランという男に話しかけると発生。彼の甥であるキリアンという青年が行方不明となったそうで,捜索に協力することとなる。
キリアンは戦場から西にいったところにある洞穴に隠れている。話しかけると,彼は周囲に生息する狼のことを「悪魔」と思い込み,動けないでいることが分かる。ここで新たに「消えない傷」というクエストが発生する。ここでは狼を4体倒し,キリアンに報告すればOK。これで彼はシルバーレイク城に戻る決心を固める。
あとは,戦場に戻り,クラグランに報告をすればクリア。報酬は「狼の盾」だ。
・暗い仕事
シルバーレイク城で鍛冶屋を営む,ウェルガルドに話しかけると発生。鍛冶に興味ありげな主人公に技を授けてやろうと,お使いを頼んでくる。その内容は,城の南にある監視塔に置き忘れた図面帳を取りに行ってほしいというもの。
監視塔にはシュラックというオークがいて,話を聞くと,図面帳は「キタナイことに使ウ」そうで返してもらえそうにない。そこで少々痛めつければ,あきらめて手放してくれる。あとはこれをウェルガルドに届ければクリアだ。
報酬は「鍛造の極意:バトルメイジの剣」と「林の篭手」,経験値を300得られる。
・金の矢じり
シルバーレイク城の北にジルヴィーという女性がいて,話しかけると発生。彼女によるとレンジャーギルドの紋章である「金の矢じり」を洞穴内に隠したそうだが,そこをゴブリンに占拠されてしまい,取り戻せなくなってしまったそうだ。そこで代わりに主人公が取り戻しに行くことに。
洞穴内はゴブリンの巣窟となっているが,ブロックごとに出現する数が決まっているので,1体ずつ確実に倒していけば大丈夫だ。洞穴はシンプルな構造となっていて,マップを見れば迷うことはない。金のやじりは洞穴の奥にある宝箱に隠されており,これをジルヴィーに渡せばクリア。
報酬として「グロムの弩」と,経験値を800得られる。
サブクエストは同時にいくつでも受注できるし,どこからクリアしても問題ない。ただし,ある程度ストーリーを進めてしまうと,後戻りできなくなる箇所があるため,その点にだけは注意が必要だ。
複数のスキルからどれを選ぶか
育成方針の一例を紹介!
ストーリーが進むにつれ,当然ながら強敵も増えてくる。これに対抗するため,主人公にスキルを習得させて強化していきたい。前回のプレイレポートでも紹介したように,スキルには「規律」「気骨」「活力」「正確」「隠密」「熱情」「沈着」「威圧」という8つのカテゴリがあるが,大まかに分けると「規律」「気骨」「活力」が「近接攻撃」,「正確」「隠密」が「遠距離攻撃」「熱情」「沈着」「威圧」が「魔法」である。スキルを覚えるにはポイントが必要となり,これはレベルアップ時に3ポイントずつ獲得可能だ。
なお,すべてのスキルをMAXまで上げようとすると,200以上のポイントが必要になるが,そこまでのポイントは得られない。プレイスタイルを考えて,どこに割り振るかを考えよう。
筆者は近接攻撃を中心にプレイしてみたが,その中でもオススメなのが「規律」というスキル。ここには「百烈打」というユニークスキルがあり,これが実に使える。通常は連続攻撃をしても4回で止まり,そこにスキができてしまうが,百烈打があれば連続攻撃を延々と繰り出すことができ,敵を圧倒できるのだ。
ほかに「気骨」「活力」という近接攻撃系のスキルも習得しておけば,体力やスタミナ,近接攻撃力をアップさせられ,倒されにくくなる印象だ。
それ以外のスキルも見てみよう。まず弓矢に影響する「正確」と「隠密」。正確の中には「ステディハンド」というユニークスキルがあるが,これを覚えれば照準のブレが収まって,より狙いを定めやすくなり使い勝手が良くなるというもの。弓矢で特定数の敵を倒すという実績もあるため,その獲得にも有効だろう。
最後に攻撃魔法スキルだ。「熱情」「沈着」「威圧」と3つあるが,それぞれ炎,氷,雷の属性を持つ。ただダメージを与えるだけでなく,追加ダメージを与えたり,移動速度を遅くしたりといった特殊効果を持つ。個人的によく使ったのは威圧の中にある「ライトニングボルト」というユニークスキル。炎や氷と比べてダメージは低めだが,麻痺によって4秒間相手の動きを封じられるのが大きい。
ちなみに,最大限まで威圧を鍛えると「ストーム・オブ・トーメント」という攻撃魔法になり,複数の敵を同時に麻痺させることも可能だ。これは消費するマナが莫大で,そうそう連発できるものではない(ほかの魔法も同様だが)。魔法を中心にして戦うなら,マナポーションを多めに用意しておくなどの準備が必要だろう。
筆者が気に入っているのは,ライトニングボルトと百烈打のコンビネーションだ。敵の動きを封じ,その間に近接攻撃でダメージを与え,麻痺が解けたら距離を置いて,再びライトニングボルトを使うのだ。これならマナの消費も抑えられるし,強敵であってもそれほど苦労せずに倒せる。
ただ,あくまでこれは筆者がお気に入りの戦い方という話。ここはプレイヤーの自由なので,いろいろ試して気に入ったものを見つけよう。どの距離でも戦えるオールラウンドなタイプにしてもいいし,魔法を強くしてみるとか,どこか1つを集中的に鍛えてみてもいいだろう。
今回はサブクエストとスキルについて紹介したが,次回も違う切り口でレポートをお届けしよう。
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Arcania - A Gothic Tale (c) 2009 by BVT Games Fund III Dynamic GmbH & Co. KG, Germany. Published by JoWooD Entertainment AG, Austria. Developed by Spellbound Entertainment AG, Germany. The JoWooD design and mark are registered trademarks of JoWooD Entertainment AG. The Dreamcatcher design and mark are registered trademarks of Dreamcatcher. All other brands, product names and logos are trademarks or registered trademarks of their respective owners. Gothic und Piranha Bytes sind eingetragene Marken der Pluto 13 GmbH. All rights reserved.
Arcania - A Gothic Tale (c) 2009 by BVT Games Fund III Dynamic GmbH & Co. KG, Germany. Published by JoWooD Entertainment AG, Austria. Developed by Spellbound Entertainment AG, Germany. The JoWooD design and mark are registered trademarks of JoWooD Entertainment AG. The Dreamcatcher design and mark are registered trademarks of Dreamcatcher. All other brands, product names and logos are trademarks or registered trademarks of their respective owners. Gothic und Piranha Bytes sind eingetragene Marken der Pluto 13 GmbH. All rights reserved.