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[GDC 2013]Paradox,「Magicka」にMOBA系要素を取り入れた対戦型アクション「Magicka:Wizard Wars」を制作中。スペルシステムはオリジナルから継承
本作は,4対4のオンライン対戦アクションで,スペルコンボをはじめとした基本的なゲームシステムや世界観は「Magicka」のそれを継承しつつ,マップにある3つの拠点を奪い合うという,MOBA(Multi-Online Battle Arena)系のストラテジー要素が取り入れられている。
今回4Gamerでは,本作を開発するParadox NorthのJohn Hargelid(ジョン・ハルゲリド)氏とDavid Nisshagen(デイビッド・ニシャゲン)氏に,デモを見せてもらう機会を得たので,その模様をレポートしよう。
「Magicka: Wizard Wars」公式サイト(英語)
「Magicka: Wizard Wars」の基本的なルールは,4人チームのプレイヤー同士が,ほぼ左右対称のアリーナ型マップで,3つのリスポーンポイントを奪い合うというもの。ただし,一般的なMOBA系タイトルにある“守るべき拠点”は存在しない。
本作では,プレイヤーが仲間をリスポーンさせられるので,仮に3つのリスポーンポイントをすべて相手チームに制圧されても,チームが全滅していなければ劣勢を挽回することもできるのだ。
ゲームモードは「Magicka」と大きく異なるものの,複数のエレメントを組み合わせて独自の魔法を発動するシステムは健在だ。
Waterの魔法で濡らしたターゲットにLightningを撃ち込むと威力が増したり,Coldの魔法をかけて凍らせると相手の動きを一定時間止められたりと,魔法の組み合わせによる戦術のバリエーションがかなり豊富なことからも,プレイヤーのスキルが試されるゲームになりそうだ。もちろん,「Magicka」で人気を博した理由の一つでもある,味方にも攻撃が当たるフレンドリーファイアはON固定というところも変わらない。
対戦時には,チームのレベルが同程度に調整される必要が出てきそうだが,Nisshagen氏は,マッチメイクなどには細心の注意を払うと話していた。
今回公開されたのは,「Magicka」らしさをうかがわせるアートワーク1枚のみだが,ウィザード達の衣装はさまざまで,カスタマイズできそうなのが楽しみなところである。
また,実はよく見ると,中央奥にクリーチャーらしき影が描かれているのに気づくはずだ。詳しくは教えてもらえなかったのだが,これが“何かのヒント”になっているそうなので,今後の情報公開に期待したい。
「Magicka: Wizard Wars」の発売時期は未定とのことだが,現在では130万本以上を突破したというヒット作である「Magicka」のスピンオフタイトルだけに,ファンから大きな注目を集める作品になる可能性は高そうだ。
「Magicka: Wizard Wars」公式サイト(英語)
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