連載
マフィア梶田の二次元が来い! / 第45回:バレンタインデーに恋愛ホラーアドベンチャーを黄色い声で叫ぶ乙女
今年もバレンタインデーは家から一歩も出ませんでした。マフィア梶田です。でも,俺なんかまだマシなほうですわ。本当に気の毒なのは,学校で砂を噛むような気分を味わうことになったモテない男子学生達ですよ。自分がそうだったからよーく分かります。
別にチョコレートなんか欲しくもないのに,もらえないというだけで嘲笑されたり哀れまれたりするあの空気……!! 一日だけ世界中のチョコレートをウンコに変えてくれと悪魔に祈ったこともありましたよ!! そして義理チョコ! あの鬼の首を取ったかのような女子のドヤ顔!! いらねぇーーーよそんなもん! チョコくらい自分で買えるわ!!
ええ,分かっちゃいるんですよ。そんな風に考えてしまうのは,俺の性格が歪んでいるからだと。でもね。あの頃のことを思い出したらもう止まりませんわ。今の俺は悪意のシベリア超特急ですよ。バレンタインデート中のカップルを椅子に縛り付けたままシベ超シリーズをエンドレスで見せてやりたかった。そしてその隣で「お前らが大好きな恋愛映画がいかにクソか」ということを説き続ける邪悪な映画解説者になりたい。
いつかバレンタインデーが快便の日とかに改正されるまで,俺の戦いは続きます。
RADIO 4Gamerの第46回では,アトラスから2月17日に発売された「キャサリン」(PS3 / Xbox 360)を特集しました。本作は,あの「ペルソナ」チームが手がける,完全新作の“恋愛ホラーアドベンチャーゲーム”です。
てかこれ,収録してから気付いたんですが,放送当日に「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」でも「キャサリン」を取りあげているんですよね。まぁ,あちらはリピート放送ではあるんですが……2月17日の文化放送さんは,1時間30分「キャサリン」尽くしという素敵なことになっていました。
しこりん(岡本信彦さん),パズル系は意外と得意なのか,アクションパートでは結構いい調子で進んでいたんですがね……最後の最後,ゴールを目前に凡ミスでゲームオーバーになるという,リスナーの期待を裏切らないドジっぷりを披露してくれました。やはり一度,子安さんを呼んで叱ってもらうべきだと思います。
2011年2月12日(土)・13日(日),パシフィコ横浜で「JAPAN乙女Festival」(関連記事)が開催されたので行ってきました。俺っち乙女から最も遠い生き物なのにね。不思議だね。
いやね,出演者の中に杉田智和さんと中村悠一さんがいたんですよ。2人とも13日の朝早くに会場へ入らないといけないもんだから,前日は近くのホテルに泊まったんですけど,そこに俺も呼ばれたんです。
もちろん俺は,イベントとは微塵も関係ありませんし,取材でもありませんでした。ただ単に暇つぶしの相手として呼ばれ,お泊りしてきた形になりますね。「マフィア仕事しろ」と言われそうですが,こういう息抜きが大切なんですよ〜! それと乙女ゲーム界隈の現状についての勉強にもなるし!
まぁ,エンジョイしてきたんですけどね。3人でステーキ食ったり,深夜にホテルのテレビで杉田さんと一緒に「おちんこ」を見たり。……あ,「おちんこ」ってアニメ「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の略称だかんね。変な勘違いをしないようにお願いしますよ。
で,肝心のイベントなんですけど,まぁ〜! これが凄まじかった! 乙女のパワーはハンパじゃないですね。キャーキャーキャーキャー黄色い声が鳴り止まないの。ありゃもう悲鳴だよ。まさしく“嬉しい悲鳴”。怪獣でも出たのかと思うくらいでした。確かに,声優の皆さんは男の俺でも見惚れるくらいめっちゃカッコよかったから,気持ちは分からんでもないんですけど。
しかし「ネオロマンス」「オトメイト」「ビーズログ」の3大ブランドによるコラボレーションって,すごいですねぇ。昨今の乙女ゲーム事情にはそれほど詳しいわけじゃないんですが,「薄桜鬼」や「アンジェリーク」といったタイトルを純粋にプレイしてみたくなりましたよ。いっちょ乙女ゲームから「カッコイイ男」という物を学んでみるか。新條まゆ大先生の言葉を借りるとしたら,「俺 もう…かっこ悪いことにつかれた……モテちまってもいいか?」(※出典:「放課後ウェディング」)
|
キーワード
(C)ATLUS(C)SEGA All rights reserved.
(C)ATLUS(C)SEGA All rights reserved.