イベント
ライブにトーク,そして最新情報の発表にファンが沸いた「シャイニング ファン フェスタ 2014」をレポート
前回の開催から約2年ぶりとなるイベントということもあってか,来場者は最後まで大盛り上がりとなった。本稿では,昼夜2回開催されたうち,昼公演の模様をレポートする。
場内は開演前から多数の来場者で大賑わい。グッズの物販(左)やシリーズ最新作「シャイニング・レゾナンス」のPV上映(右)なども行われた |
「シャイニング・ワールド」シャイニングシリーズポータルサイト
オープニングを飾ったのはシンガーのLiaさん
キャストが演じる朗読劇は爆笑に次ぐ爆笑
イベントは,シンガーのLiaさんによるライブで幕を開けた。「シャイニング・ハーツ」のテーマ曲「心に届く詩」,そして「シャイニング・ブレイド」から「ローレライの詩」の2曲が,伸びやかなLiaさんの歌声で披露されると,早くも会場はヒートアップ。大きな歓声に包まれたまま,Liaさんはステージを後にした。
続いて,このイベントのために特別に用意された朗読劇のコーナー,題して「時空交差点のパン屋さん」。時空の交差点にあるという幕張メッセにパン屋の屋台を出展したシャノンとフリードの姉弟。しかし,シリーズの登場キャラクター達がやってくると,いつのまにやら揉め事寸前に。果たして,キルマリアのジャスティス(暴走)は止められるのか――といったストーリーを,ゲームと同じキャストがステージで上演した。キャスト陣が登場するたびに,大きな拍手と歓声が沸き起こっていた。
■出演者
保志総一朗さん(レイジ役)
水樹奈々さん(サクヤ役)
神谷浩史さん(フリード役)
下田麻美さん(パイロン役)
明坂聡美さん(綺羅姫役)
島﨑信長さん(ユーマ役)
早見沙織さん(キルマリア役)
瀬戸麻沙美さん(ソニア役)
稲田 徹さん(フェンリル役)
相沢 舞さん(シャノン役)
朗読劇の後は出演者の挨拶を経て,アーケード向けタイトル「シャイニング・フォース クロスエクレシア ゼニス」の情報が公開された。プライベートでも同作をプレイしているという明坂さんは,「みんなで集まってイェーーイ!って(敵を)ボッコボコにできるんです!」という独自の表現でゲームの魅力を説明。また,明坂さんがMCを務める「明坂聡美のリアマチinエクレシア 〜ニコ生あけレシア〜」の公開生放送が,11月8日に山形県のセガワールド米沢にて行われることもアナウンスされている。
シリーズ初となる対戦格闘ゲーム「BLADE ARCUS from Shining」については,「パイロンは勝ち気な女の子」(下田さん),「選んだ2キャラをラウンド開始時に交代できるのが特徴」(明坂さん)と,それぞれに見どころを熱弁した。さらに,「シャイニング・ハーツ」「シャイニング・ブレイド」に登場したリックの参戦が発表されると,キャラクターボイスを担当する神谷さんがステージに登場。「格闘ゲームの声を吹き込んだのは初めてだったので嬉しかった」とにこやかに語っていた。ステージではムービーも披露されており,上半身を覆うほどの巨大な盾を持った姿が確認できた(関連記事)。
なお,同作は11月5日より全国のゲームセンターで順次稼働している。
「BLADE ARCUS from Shining」公式サイト
来場者はもちろん,出演者も楽しみにしていたというライブコーナーでは,保志さんがトップバッターを飾り,BLADE ARCUS from Shiningの主題歌「Brave Heart 〜輝きの彼方へ〜」と,「シャイニング・ティアーズ」の主題歌「Shining Tears」を立て続けに披露した。保志さんによると「Brave Heart」は,自身のオリジナルアルバム制作にあたって「シャイニングの世界観をイメージして作った曲」だそうで,澤田 剛氏(シャイニングシリーズ総合プロデューサー)に直談判したところ,主題歌に採用された経緯があるとのこと。まるでヒーローソングを思わせるフレーズが満載の熱血な仕上がりで,会場を大いに盛り上げた。
次にステージに登場した明坂さんは,「シャイニング・フォース クロスエクレシア ゼニス」の主題歌「R.E.D」を披露した。実はこの曲を人前で披露するのは初めてとのことだが,拳を振り上げて歌う様子からはとてもそんな風に思えないほど堂々としたパフォーマンスだった。
その後,朗読劇第二幕「格闘編 〜花吹雪く白き頂〜」へ。牛乳の所有権をめぐって喧嘩中のパイロンとレイジ,そして2人をたしなめるフェンリルとサクヤだったが,なぜかバトルで決着をつけるという話の流れに。雪姫のいないレイジ,壮絶に散るフェンリル,まさかの秘策でシャノン&フリード姉弟に負けるサクヤ。そもそもパイロンとレイジが牛乳を欲しがった理由とは――といったドタバタな物語が展開した。格闘ゲームさながらの効果音によって,声の演技だけとはいえなかなかの迫力を見せていた。
最新作「シャイニング・レゾナンス」は王道RPG
そしてトリは水樹奈々さんのライブ!
12月11日に発売が予定されているシリーズ最新作「シャイニング・レゾナンス」の紹介コーナーでは,澤田氏と主人公ユーマ役の島﨑さん,キルマリア役の早見さん,ソニア役の瀬戸さんが登場。島﨑さんが自身の演じるユーマを「ドラゴンの力を秘めた王道中の王道な主人公です」と紹介すると,それを受けて澤田氏も「最初は頼りないけど,仲間との関係で強くなっていく主人公らしいキャラクター」と補足していた。また,ソニアは「ヒロインではあるけど物語を引っ張っていく,もう一人の主人公のような存在」,キリカは「竜と心を通わせられる巫女で,たくさんの歌が用意されている」と紹介。多数のキャラクターが織りなすドラマが魅力のシャイニングシリーズだが,最新作でも健在のようだ。
「シャイニング・レゾナンス」公式サイト
その後,ステージに残った早見さんと瀬戸さんが,シャイニング・レゾナンスの主題歌「虹の旋律」を披露した。七色の光がステージを包み,ストリングスやクワイアがドラマチックに彩る荘厳な曲調に2人の美しいハーモニーが響き渡った。
続いて,入れ替わるように登場した下田さんが「シャイニング・フォース クロス エリュシオン」の主題歌「awake」を熱唱し,アップテンポなロックナンバーで会場を盛り上げていた。
ライブのトリを飾ったのは,白いドレスにお色直しした水樹さん。「シャイニング・ウィンド」の主題歌「Heart-shaped chant」と,「シャイニング・フォース クロス」の主題歌「十字架のスプレッド」を披露し,ブルーのペンライトで染まった会場に伸びのある歌声を響かせた。
「初めてシャイニング(シリーズ)に出演したのが2007年。自分がプレイしていたシリーズに関わらせてもらって嬉しいです」というMCに続いて流れたのは,「シャイニング・アーク」の主題歌「奇跡のメロディア」。ギターの旋律が鳴り響くハイテンポなナンバーを高らかに歌い上げると,会場の盛り上がりは最高潮に達した。
これでイベントは終了……かと思いきや,全出演者がステージに登場して「Shining Tears」を披露した。このサプライズに会場は大いに沸き,ステージと来場者が一体となって大合唱に。最後は出演者一人ひとりから来場者へ,そしてシャイニングシリーズに向けて感謝のメッセージが贈られ,2時間半にわたったイベントは幕を閉じた。
「シャイニング ファン フェスタ 2014」昼公演 セットリスト
M01 心に届く詩(Lia/「シャイニング・ハーツ」主題歌)
M02 ローレライの詩(Lia/「シャイニング・ブレイド」主題歌)
M03 BRAVE HEART 〜輝きの彼方へ〜(保志総一朗/「BLADE ARCUS from Shining」主題歌)
M04 Shining Tears(保志総一朗/「シャイニング・ティアーズ」主題歌)
M05 R.E.D(明坂聡美/「シャイニング・フォース クロスエクレシア ゼニス」主題歌)
M06 虹の旋律(キリカ&ソニア[CV:早見沙織&瀬戸麻沙美]/「シャイニング・レゾナンス」主題歌)
M07 awake(下田麻美/「シャイニング・フォース クロスエリュシオン」主題歌)
M08 Heart-shaped chant(水樹奈々/「シャイニング・ウィンド」主題歌)
M09 十字架のスプレッド(水樹奈々/「シャイニング・フォース クロス」主題歌)
M10 奇跡のメロディア(水樹奈々/「シャイニング・アーク」主題歌)
M11 Shining Tears(全員) ※アンコール
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