プレイレポート
音楽で戦うMMORPG「ティアラ コンチェルト」が“2011 Gamania Game Show”でプレイアブル出展。可愛らしいキャラクターの画像も多数掲載
ティアラの大きな特徴は,ゲーム内の随所で“メロディ”や“楽器”を取り入れていることだ。例えばクラスに関しては,“戦士”“レンジャー”“調音師”(※日本語版での名称)の3種類が用意されている(現在公開されている範囲では)。各クラスの使用武器と能力をそれぞれ紹介すると,両手持ちの斧や大剣で広範囲攻撃が得意な戦士,剣と銃の二刀流で素早く戦うレンジャー,そして楽器を鳴らしてメロディを武器に戦っていく調音師となる。やはり最後の調音師が気になるので,集中的にプレイしてみた。
調音師は,バイオリンを演奏して音波でダメージを与えたり,ファイアウォールを作り出したり,バフ効果を与えたりといった戦い方をするクラスになる。ほかのタイトルでいうところの,キャスター/バッファー的な能力がまんべんなく使えるクラスのようだ。楽器らしいスキルとしては,戦闘中に楽器の演奏を始めると,その演奏時間に応じて威力がどんどん上がっていくというものがある。
ちなみに英語版と中国語版のクラス名は,調音師が“Tuner/調音師”,戦士が“Performer/奏刃者”,レンジャーが“Composer/撃曲手”となっており,どのクラスも名前に音楽の要素を含んでいるようだ。現在のバージョンでは,クラスの特長が分かりやすい,日本でお馴染みの名称にしていたのかもしれない。
出展されていたティアラはゲームショウ特別バージョンで,MMO形式のロビーエリアでパーティを編成したのち,船のインスタンスを攻略するという内容だった。
船は魔獣“ファイアビースト”に攻め込まれており,甲板エリアでモンスターを倒したのち,船内へと進入していくことになる。
船内の動力室では,3か所ある冷却装置のすべてオンにする必要があるのだが,せっかくオンにしたスイッチをファイアビーストが再びオフにしてしまうため,戦闘中は周囲に目を配らねばならない。単純に敵を倒していくだけはなく,仲間と連携をとるなど,ちょっと頭を使わないと攻略できない構成になっているようだ。
機関室をクリアしたあとには,ボスの“火獣魔王”が待ち受けている。苦戦するプレイヤー達だが,ここで謎の女の子(NPC)による歌のバックアップを受けて戦うことになる。謎の女の子の歌には重大な秘密があるとのことで,物語のところどころで関わってくるようだ。
このプレイの模様は, 「こちら」の記事でプレイムービーを掲載しているので併せて確認しておこう。
ちなみに,オーソドックスなオンラインRPGに見える本作だが,実は戦闘システムの一部がノンターゲッティング方式になっている。敵の攻撃を緊急回避できたりと,見た目以上にアクション性がある作品だ。
ただ,アクションそのものはシビアなものではなく,ターゲットロックもできるので,これまでの作品と同様に気軽に遊べそうな印象だった。また,ゲームパッドにも対応しており,全体的にガマニアらしい手堅い作りが好印象の作品だった。
なお本作の特長と言えば,ゲーム内のキャラクターモデルが実に可愛らしくできていることだろう。今回の取材時にプレイできたキャラクターを一通り撮影してみたので,こちらもじっくりと確認してほしい。
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ティアラ コンチェルト
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