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タイトーステーションの接客日本一を決める第9回「接客スタァ誕生!!」レポート。あのPepperがタイトーに「入社」するサプライズも
今回で9回目となるこのコンテストは,タイトーの直営・フランチャイズの140店舗に勤務するアルバイトスタッフ約1600人の中から,事前の予選によって選ばれた接客のエキスパート12人が,ロールプレイング形式の審査によって,その接客テクニックを競うというもの。店舗内を模したステージ上では,実際のゲームセンターでも起こりうるトラブルやシチュエーションが再現され,それらにどう対応するかが問われるというわけだ。
本稿では,各地域を代表するスタッフ達によってその技術が競われたコンテストの模様を,写真と共にレポートしていこう。
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タイトー アミューズメント施設公式サイト
「Pepper」の入社式も行われた接客コンテスト
さて実際の審査の模様が始まる前,コンテストの開会にあたって行われたのが,「Pepper」の「入社式」だ。ご存じの人も少なくないとは思うが,Pepperとはソフトバンクが販売を手がける家庭用ロボットのこと。このPepperが11月1日付けでタイトーに「入社」するとのことで,今後は独自の接客用アプリが搭載され,タイトーの特定のアミューズメント施設で接客業務を行うのだという。
ステージでは,日本語のみならず,英語や中国語,韓国語などを交えてPepperが挨拶を行い,来場者へのお披露目が行われた。
入社式後は,いよいよコンテストがスタートとなった。ステージにはタイトーの店舗と同様のアーケードゲーム機器が設置され,次々とやってくるお客さん(役のタイトー社員)に対し,持ち時間の8分間でどう対応するか審査される。ステージ上に登場するお客さんが持ちかける案件はどの選手の場合も同一のものだが,選手達にその内容を知らされておらず,ほかの出場選手達の対応を見ることはできない。ちなみに昨年までは持ち時間が4分で,出場選手は24人だったが,今年からは持ち時間が倍になり,そのぶん決勝進出者が減る形だ。
「タイトーステーション 難波店」松田 勇さん |
「タイトーステーション 福岡天神店」古橋詩織さん |
「タイトーステーション 柏店」大野瑞貴さん |
「タイトーステーション 横浜西口五番街店」林下杏樹さん |
「タイトーFステーション イオン富士宮店」田中幸恵さん |
「タイトーステーション 衣山店」棚橋彩乃さん |
審査はタイトー副社長の大和一彦氏をはじめとした店舗部門幹部4人と,タイトーのアミューズメント施設のお客様代表5人の,合計9人によって行われた。接客の基本姿勢やサポートなど,12項目に分類された審査ポイント(60点満点)の総計が本戦の得点となり,その内容を基準とした本審査と,店舗にて行われた事前審査の評価を合わせた総合評価で,上位3店舗が決定する仕組みだ。
ゲームをプレイしようとしている人への声かけやアドバイス,クレーンゲームの景品の移動,また施設周辺の案内や地域の学生が学園祭ポスターの掲示を求めてきたときの対応など,選手は普段どおりの接客をしつつも,サービスチケットをわたしたり,タイトーの施設に導入されたばかりの電子マネーの使用を促したりと,アドリブを交えて個性を出していく。
客席ではタイトーの関係者や各店舗の応援団などが見守っていたため,競技前の挨拶では緊張した様子の選手も見られたが,さすがは1600人から選抜されただけあって,本番では全員が実際の店舗で見たり体験したりしたことのある接客を,自然な形で行っていた。
「タイトーステーション 所沢店」磯田貴光さん |
「タイトーステーション イオンモール佐野新都市店」熊倉純子さん |
「タイトーステーション 弥富店」大野 透さん |
「タイトーステーション 新宿東口店」金子リカさん |
「タイトーFステーション ヨドバシ博多店」古江和栄さん |
「タイトーステーション 札幌狸小路店」河井基裕さん |
厳正なる審査の結果,第9回接客スタァ誕生最優秀賞に輝いたのは,最後に競技を行ったタイトーステーション札幌狸小路店の河井基裕さん。審査員達は,河井さんの聞き取りやすいトーンの声と,お客さんへの細やかな気配りについて高く評価したとのこと。
河井さんは表彰後のコメントで,この大会に挑むにあたり,店舗の仲間による心強いバックアップがあったことを伝えるとともに,この11月で3年間勤務した同店舗を退職することを神妙な面持ちで語り,客席で見守るタイトー関係者に対して改めて感謝の言葉を贈っていた。
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