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[gamescom]「World of Tanks」の最新アップデート9.20が近日実装。その特徴を開発者に聞いてきた
「World of Tanks」公式サイト
最新アップデート9.20の目玉の1つになるのが,30人対30人で行われる「グランドバトル」だ。
これは,強襲戦や遭遇戦と同じくランダムにマッチングされるもので,参加できるのはTier 10の車両に限定される。マップサイズは1.4km×1.4kmと,従来よりも広めになっており,これまでにない大規模な戦いが味わえそうだ。
グランドバトルでは車輌の表示数が大幅に増えるため,通常戦や遭遇戦は快適だが,グランドバトルは重くてゲームにならない,というプレイヤーも出てくるかもしれない。そういったプレイヤーのために,設定でマッチングの対象からグランドバトルを外すことができる。
マップのHD化も大きなトピックだ。ゲームエンジンの改良によって,既存マップのグラフィックスクオリティを向上させるというものだが,「World of Tanks」はすでにHDグラフィックスに対応したゲームなので,“HD化”という表現は少しまぎらわしい。ともあれ,アップデートの導入によって,これまで以上に美しく描かれたマップで戦いが楽しめるようになるのは間違いないところだ。
本作のマップは,すでに40種類を超えているが,このHD化はすべてのマップに順次適用されていくとのこと。HD化された「Himmelsdorf」「Mountain Pass」「RedShire」のスクリーンショットをもらったので,このページの一番下に掲載した。
このグラフィックスの向上に合わせてクライアントの最適化も行われ,グラフィックスを強化しつつも,安定したフレームレートが提供できるという。ゲームエンジンという重要な基盤に手を入れてもプレイの快適さを損なわないよう,最適化にはかなり力を入れているそうだ。
また,ゲーム中に流れる楽曲のアップデートも行われる。これまでは,どのマップでも使われている音楽は同じだったが,「Music 2.0」と呼ばれるプロジェクトのもと,各マップのテーマに沿った楽曲が流れるようになるという(関連記事)。
例えば,ヨーロッパ風のマップならヨーロッパの作曲家が手がけるBGMが流れるといった具合で,このアップデートはマップごとに順次適用されていくそうだ。
このほか,中国の駆逐戦車の実装や,新しいシーズンを迎える「ランク戦」など,見どころの多いアップデート9.20は,2017年9月中に実装される予定になっている。近日中に公開されるサンドボックスサーバーで,今回紹介したような新しい要素がいち早く体験できるので,興味のある人は参加してみよう。
Himmelsdorf |
Mountain Pass |
RedShire |
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