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ガマニアの新作ソーシャルゲームやiPhone向けアプリが台湾で一挙に出展。「Web恋姫†夢想」など日本開発ブラウザゲームの各国展開も予定
まず最初に紹介されたのが,8月に正式サービスを開始したFacebook向けのソーシャルゲーム「便利商店Web」。この作品は,10年以上前にガマニアが発売したPC向けパッケージタイトル「便利商店」が元となった,コンビニの経営を行うゲームだ。台湾では「便利商店」の知名度の高さもあってか,アクティブユーザー数がすでに1万人を突破しているという。
また,現在開発中の「CoCoCan Planet」「Hito Star」「Project:Fighting World(仮)」といったFacebook向けゲームも出展されていた。
「CoCoCan Planet」とは,過去に日本でもサービスされていたガマニアのオンラインゲーム「CoCoCan」のキャラを用いた新作タイトル。遊園地を作り,施設を建てることで来客数を増やしていくタイプのゲーム内容となっている。
「Hito Star」はアイドルの育成を行うゲーム。プレイヤーはマネージャとなり,アイドルにオーディションを受けさせたりレッスンをさせることで,アイドルとしてのキャリアを積ませていく。ちなみに,タイトルの「Hito」とは,英語の「Hit」をあえて日本語風に言い換えているそうだ。
「Project:Fighting World(仮)」は,今回映像のみの出展だっため詳しいゲーム内容は分からなかったが,カードを使った対戦ゲームとなっているそうだ。ブースを見ると妙に個性的なデザインのキャラクターが並んでいるが,これは,本作において“Kuso”が重要なキーワードとなっているためだという。この“Kuso”とは,日本語の“糞”が語源(!)で,台湾では「ミスマッチなものを組み合わせたギャグ」などに用いるらしい。たしかに,見た目もキャラクターの方向性も,なんというかミスマッチだ。そんな本作では,カードを“Kuso”な組み合わせにすることで,より強力な効果を発するという。デッキを組むときに,どれだけミスマッチな組み合わせにできるかが,勝負の鍵となりそうだが,ミスマッチなカードの組み合わせってどんなものなんだろうか。
iPhoneアプリとしては,「HERO: 108」と「Soul Captor iPhone」の2本が出展されていた。「HERO: 108」は,ガマニア制作による同名アニメの世界観を用いた6本のミニゲームが収録されたもの。2010年の東京ゲームショウでは,PC向けにオンラインゲーム化された「HERO 108」も出展されていた。「Soul Captor iPhone」はガマニアがサービス中(日本ではサービス未定)のPC向けMMORPG「Soul Captor」を原作にしたARゲームとなっており,iPhone版をクリアすると,PC版で使えるシリアルナンバーが手に入る。
いずれのアプリも,日本のApp Storeから英語版が入手可能。これらのアプリは無料配信となっており,アプリ内課金などもなく,あくまで自社IPのPRの一環として配信されているようだ。
世界的に急成長しているソーシャルゲームという分野。ガマニアでは2010年にクロス・プラットフォーム研究開発チームを発足し,PCやスマートフォンで遊べるオリジナルゲームの開発を行っている。同社CEOのAlbert Liu氏は今回のイベントのオープニングスピーチで,今後はクロス・プラットフォーム展開に注力していくと発言しており,PCオンラインゲームのみならず,さまざまな形でガマニア製のゲームが登場することになりそうだ。
- 関連タイトル:
Web 恋姫†夢想
- 関連タイトル:
HERO: 108
- 関連タイトル:
HERO 108
- 関連タイトル:
Webパワードール
- 関連タイトル:
Webファントム・ブレイブ
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