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[Gamescom]トラップが一層リアルになった。シリーズ最新作「Stronghold 3」の詳細がGamescomで明らかに
使い込んだ感に溢れるTシャツを着こなすEric Ouellette氏。ちなみに,Tシャツに何が書かれているのかはちゃんと把握していた |
まず,本作のタイトルには「3」という数字が付いているが,ゲームのストーリーは第1作である「Stronghold」の続きとなる。「Storonghold 2」はビジネス的に成功したタイトルとはいえなかったたこともあり,なかったことにしたいのかもしれない。
Stronghold 3には,2年の月日を費やして開発したという新しいゲームエンジンが用いられており,グラフィックスクオリティが格段に向上している。
前作と異なり,城の各パーツを自由に回転させて配置できるようになったため,より独創的な城が建設可能だという。また,壁などが破壊されたときの表現もリアルになり,例えば,石材が崖下に向かって転げ落ちていく様子などが描かれるそうだ。
ちなみに,城壁の上にいる人が弓矢で撃たれたときの落ちっぷりは,妙に生々しかった。そのほか,火矢を撃たれて衣服が燃え,逃げ惑う兵士の姿もなかなかよく表現されていたが,そこらへんはそんなに凝らなくてもいいような気もした。
Strongholdシリーズは,中世ヨーロッパが舞台ということもあってか,かなり非人道的なトラップが多いことでも知られている。その伝統はしっかり受け継がれているというか,むしろパワーアップしており,新たなトラップが多数用意されているとのことだ。
そういいながらOuellette氏が見せてくれたのは,油をたっぷりまいた場所に敵兵をおびき寄せ,そこに火矢を撃ち込むというもの。兵士達はあっという間に火の海に飲まれ,パニック状態に陥っていた。
基本的には,守り抜いて勝つというのが本シリーズの伝統的なプレイスタイルだが,どちらかといえば“Sっ気”の強い人向けの作品なのかも?
Ouellette氏は,Stongholdが成功を収めたのはコミュニティが存在しているためと分析しており,本作でも,プレイヤー同士が交流を深められるように積極的にサポートしたいと話していた。
今回,マルチプレイモードの詳細は明らかにされなかったが,もしかすると,プレイヤー同士が争うばかりでない何らかの新要素が盛り込まれるのかもしれない。
なお本作は,海外では2011年4月に発売予定とのことだ。Strongholdシリーズや箱庭ゲームのファンは,リリースを楽しみにしよう。
- 関連タイトル:
ストロングホールド3 日本語版
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