連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第209回「マフィアの個性が世界を変える3月のシャドウ オブ ザ ラビリンス」
2014年5月30日,東京・築地の浜離宮朝日ホールにて「第18回手塚治虫文化賞」の贈呈式が開かれました。
こちら,今回のマンガ大賞に選ばれた「3月のライオン」の羽海野チカ先生にご招待いただきまして,場違いオーラを全身にまとったマフィア梶田も参加してきました。
以前,この連載でも「3月のライオン」について書かせていただいたことがあり,今回の受賞はいちファンとして本当に嬉しいです! おめでとうございます!!
取材許可をとって参加したわけではないので詳細なレポートは控えますが,壇上の羽海野先生は非常に素敵でしたよ。とてもシャイで上がり症な方なのでハラハラしながら見ていたのですが,緊張している様子ではありながらも,言葉の一つ一つに説得力があって,ストレートに心を打つスピーチでした。
贈呈式の後で,アトムのブロンズ像を見せていただいたのですが,あれ……想像していたよりもデザインがカッコイイというか,禍々しい形してるんですね……中世ヨーロッパの武器みたいな……。
また,その後に開かれた懇親会では,「あしたのジョー」や「のたり松太郎」の作者であるちばてつや先生に挨拶させていただくことができました。ちょうど前回の連載で,「のたり松太郎」について書いたばかりですよ! ガッチガチに緊張しました。
物心ついたときから大ファンであることや,のたり松太郎のアニメ化の話,さらにはマンガに対する表現規制について抱いてる想いなど……かなりいろいろとお話させていただいたのですが,俺のような得体の知れない若造に対しても終始優しく,崇め奉りたくなるくらい紳士的な方でした。またいつか,お目にかかりたいものです。
「RADIO 4Gamer」の第218回では,アトラスより昨日(2014年6月5日)に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス」を特集。
本作は同社の人気タイトルである「世界樹の迷宮」のシステムをベースに,「ペルソナ3」と「ペルソナ4」のキャラクターが一堂に介するクロスオーバーRPGです。
番組ではゲストとして「ニコニコ動画」の「アトラスチャンネル」にて配信中の公式トークバラエティ番組,「ペルソナストーカー倶楽部」(以下,PSC)から,MCである声優の磯村知美(イソッチ)さんをゲストにお招きしました。
……ちなみにこの番組,マフィア梶田が出演と構成を兼任しているので,イソッチさんをゲストにお招きするとラジガメなのかPSCなのか,実に奇妙な気分でした。
「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス」公式サイト
ゲームについての詳細な情報は4Gamerにレビューを掲載しているので,ぜひそちら(関連記事)をチェックしてほしいのですが,ここでもあらためて“ペルソナファン”であれば絶対にプレイすべきとオススメしておきます。
ペルソナ3とペルソナ4のクロスオーバーを目玉にした“キャラゲー”という印象の強い作品ですが,世界樹の迷宮とペルソナから“イイとこ取り”をしたシステム面の完成度は,独立したシリーズとしてもやっていけるレベルだと感じています。自信を持って,ダイレクトマーケティングしますよ!
先日のラジガメでも特集したペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス。一応,俺も公式番組の出演者なのでサンプルをいただけるんですが,到着を待ちきれずに自分でDL版を購入してしまいましたよ。ファンの悲しい性というか……アトラス様へのお布施です。
非常にクールなデザインが目を引くベルベットモデルのニンテンドー3DSLLですが,表側にはフランス語で「心の魔術書」,「人の個性とは世界を変えるためにある」と書かれているようです。そして個人的に,この「人の個性とは世界を変えるためにある」という言葉が心に強く響いています。
なぜなら俺の場合,それこそ自分の「世界が変わる」ような節目の出来事に,必ずと言っていいほどアトラスのタイトルが関わっているんです。ライターを目指して専門学校に入り,初めて課題で優秀賞をもらったのが「ペルソナ3」の記事でしたし,フリーライターとして最初に手掛けたのも「真・女神転生」関連の記事だったりします。
それからちょうどデビューして1年後くらいに,親父を山の事故で失った時には,しばらくゲームで遊ぶ気力もなくしていたのですが,なんとか立ち直って最初にプレイしたのも「ペルソナ4」でした。画面の向こうで強い絆を結んだ仲間達に,現実でも心を救われていたことを今でも覚えています。
それが今ではアトラスの,ペルソナ公式番組を任されているんですから。不思議な“縁”というか,何かの“魔力”を感じずにはいられませんよ。
このように,つい最近に至るまでのさまざまな局面で,アトラスのタイトル=個性は,俺の世界を変えてくれました。そりゃもう,感じる説得力の大きさが違います。メギドラオン級でございます。今後とも,ゲームライターとしてアトラスのタイトルには注目しつつ,恩返しをするつもりで「ペルソナストーカー倶楽部」をいっそう盛り上げていきたいと考えています。
「人の個性とは世界を変えるためにある」。いつか俺も,自分の個性で誰かの世界を変えるような出来事を成し遂げてみたいものです。
- 関連タイトル:
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
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(C)Index Corporation 1996,2013 Produced by ATLUS
- ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 特典サントラCD『PERSONAQ SOUND OF THE LABYRINTH』 付
- ビデオゲーム
- 発売日:2014/06/05
- 価格:¥2,250円(Amazon) / 2408円(Yahoo)