戦闘ヘリコプターを操り，襲い来る敵を撃墜していくシューティングゲーム「サンダーストーム for Windows/X68030/60」（以下，サンダーストーム）の体験版を4GamerにUpした。戦闘ヘリコプター“LX-3”のパイロットとなったプレイヤーは，世界各地で暗躍するテロ組織と戦う危険なミッションをクリアしていかねばならないのだ。
　知っている人もいるかと思うが，本作のオリジナルは1984年にアーケードゲーム機として発表され，レーザーディスクを使用した美しいアニメーションと迫力の戦闘シーンで，巷の人気を獲得した伝説のシューティングゲーム。コンシューマ機への移植も行われるなど大ヒットを記録した。

　ゲームの開発は，「ロードブラスター」の見事な移植でも知られる自転車創業で，今回も，当時のゲーマー達を虜にした美しいアニメーションシーンの完全移植に成功している。あの頃，ゲームセンターに通い詰めたという往年のゲーマーなら見逃せないはずだ。
　2010年3月15日に掲載した記事のとおり，発売は2010年5月4日の予定で，価格は2940円。ゲームの公式サイトはオープンしており，登場人物の紹介やスクリーンショットといったコンテンツが用意されている。

「サンダーストーム」公式サイト

　ゲームを起動すると，まるでアニメを見ているかのようなオープニングムービーが始まる。オープニングムービーなんて，今では当たり前のフィーチャーだが，ベースとなった作品が四半世紀以上も前のものであることを考えると，当時のゲーマー達の度肝を抜いたであろうことは想像に難くない（経験者談）。

　ゲームは，コクピット視点で進んでいく。カーソルキーを使って画面上の照準を動かして敵機に狙いをつけ，バルカン砲や誘導弾を発射してやっつけるのだ。ヘリコプターは，決められたルートを勝手に飛んでいってくれるので，敵機に狙いをつけることに集中できる。
　ニューヨークの自由の女神像の前からスタートし，夜景きらめくマンハッタンの上空でのドッグファイトを思う存分楽しもう。
　ただし，プレイヤーが操縦するヘリコプターは，敵の攻撃であっけないほど簡単に撃墜されてしまうし，攻撃の主力となるバルカン砲は，撃ち続けているとすぐにオーバーヒートして弾が出なくなってしまうので注意が必要だ。また画面下に黄色い矢印が表示されたときは，その方向にカーソルキーを押し続けることで，ヘリコプターの進路上にある障害物などを避けられるようになっている。敵に気を取られてばかりでは，まずいわけだ。


　掲載した体験版はインストールの必要がなく，解凍してできたファイルから「体験版を起動する.exe」をダブルクリックすれば起動する。もし起動しない場合は，同梱されている「vcredist_x86.exe」をダブルクリックしてランタイムをインストールしてみよう（詳細は「必ずお読みください.txt」にあるので，必ずお読みください）。
　なお体験版の制限として，画面サイズはフル画面モードのみ。また，1面（ニューヨーク編）のみ収録されており，スコアの加算はされない。このあたりのことも同梱されたテキストに書いてあるので，目を通しておこう。


※2010年5月6日追記
　体験版のクライアントを，最新の「Ver.1.10」に入れ替えました。

※2010年6月7日追記
　体験版のクライアントを最新の「Ver.1.21」に入れ替えました。
　アップデートの内容は，以下のとおりになっています。詳しくは，公式サイトおよび添付のマニュアルを確認してください

■Ver.1.10→Ver.1.21　主な修正点
・一部のビデオカードで発生する表示不具合を修正
・ゲーム動作中、画面モードが切り替わるとゲームがフリーズする不具合を修正
・Windows7のフルスクリーンモードにて、ゲームが停止する場合がある問題を修正
■Ver.1.00→Ver.1.10　主な修正点
・一部のビデオカードで発生する表示不具合を修正
・ゲーム動作中、画面モードが切り替わるとゲームがフリーズする不具合を修正

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