このゲームの読者の評価
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最高クオリティのRPG 95 - 投稿者:猛虎魂(男性/40代)
- 投稿日:2011/02/28
- 良い点
- 【1】コーデックスによる、世界観の作りこみの凄さ。
コーデックスはかなり読み応えがあります。このコーデックスにより、Dragon ageの世界観にぐいぐいと引き込まれます。
読むのが面倒くさい…という人は(クエスト関連以外は)読まなくても問題ありません。
ストーリーに関わりのある用語は、ゲームを進めていくうちに
「この用語はこういう意味なのだろう」と推測ができますし。
よって、コーデックスを読まないがために造語だらけでちんぷんかんぷんということは発生しないと思います。
【2】歯ごたえがあり、戦略性の高い戦闘
難易度ノーマルでクリアしましたが、ポチポチと適当に攻撃をするだけでは、最序盤を除いては勝てません。
結構簡単に死ねる難易度になっています。
取得したスキル、様々なタレント、スペル(魔法)を組み合わせ駆使して、強敵に勝利した時の爽快感は筆舌に尽くし難いです。
【3】レベル上げが不要
戦闘回数が有限になっているため、面倒なレベル上げの必要がありません。
私自身は地味な作業によって時間が取られるというのを好まないため、
人によっては短所かもしれませんが、個人的には長所です。
【4】会話パターンの豊富さ
街や洞窟を仲間と探索するとちょくちょく会話が発生し、パターンが非常に豊富で、
より仲間をそして作品を魅力的なものにしている。
会話内容も笑えるものや世界観を知る上で興味深いものなどが用意されており、
作りこみの凄さに驚嘆させられる。
【5】育成の自由度・深さ
実に様々なキャラクターが出来上がります。
補助魔法や回復魔法が得意な魔道士や攻撃魔法に特化した魔法使い。
接近戦の得意なローグ(盗みや罠作りが得意)や弓の得意なローグなど。
戦士でも防御に優れた戦士や攻撃が得意な戦士など…。
この育成の自由度から、戦闘がより奥深く、面白いものになっています。
【6】追加コンテンツの同梱
北米版ではDLCとして販売されていたものが日本版では最初から封入されています。
他のゲームソフトでは、大抵こういった特典は中古対策として導入されており、コードを入力したら
もう二度と使えない・・・というものになっていることが多いのですが、本作ではそのようなことはありません。
【7】予約特典の冊子
予約特典として『旅立ちの書』という冊子が付いてきたのですが、これがびっしりと書かれており、
薄いながらも非常に濃い特典になっています。
『旅立ちの書』では、例えば「このクラスはこの能力値を重点的に振ると良い」などと言ったことが書かれており、
複雑なゲームシステムである本作の理解や攻略に役立つ内容になっています。
ネットで攻略を見ると、ついつい様々な情報を見てしまう、かといって全く情報がないまま攻略するのはちょっと不安…という方には
最適な特典になっています。
【8】ローカライズの質
賛否両論あるようですが、これほどの文章量のあるゲームですので、
個人的にはプレイしていて気になるほどの誤訳はありませんでした。 - 悪い点
- 非常にクオリティの高い作品ではありますが、細かい面で不満があります。
【1】作戦の設定
味方をAIに任せる際には作戦を設定します。例えば体力が一定値を切ったら、回復魔法を使うといった設定ができます。
しかしこの作戦を作成しているときにアビリティの内容が確認できません。
いったん作戦の作成をやめて、別画面に移動してアビリティの内容を確認する必要があり、
若干煩わしいです。
【2】どのようなステータス異常や強化スペルがかかっているのかわかり難い。
戦闘画面でアイコンによってステータス異常や強化スペルが表示されるようになっておりますが、
アイコンだけで詳細な説明が見られません。
戦闘画面からステータス画面に移れば効果はわかりますが、HUDを極端に省略しすぎた弊害が発生しています。
【3】味方AIのまずさ
時々味方のAIが明後日の方向に行ってしまったり、壁とかに引っかかったりして、
付いてこなかったり、あるいは付いてくるのが遅かったりと言う現象があります。
【4】チュートリアル不足
戦闘においてチュートリアルが不足していると感じました。じっくりとプレイしているうちに慣れるようにはなりますが、
最初の内は一体何をどうすればいいんだと戸惑いました。
【5】アイテムの所持数がシビア
アイテムの所持数はバックパックを買えば増やせますし、アイテムを無限に預けられるアイテムボックスもあります。
しかし、このアイテムボックスはあるクエストをクリアしなければ手に入りません。
そうではなくて、クエストをクリアしなくとも利用できるようにすべきだったのではないでしょうか。 - 総評
- 総評
私自身はRPGは殆どプレイしません。プレイしたとしても途中で何となくだれてしまって積みゲーにしたり、
攻略サイトを見て、効率の良いプレイを行なって早くクリアしたりと言った感じです。
そんな私でもこのゲームにはぐいぐいと引き込まれ、だれることなくプレイし、そして初回プレイでは攻略サイトを殆ど見ずにクリアできました。
システムがややこしいとかシステムに関して説明が不十分だと言う意見もあるかと思います。
私も最初の内は戦闘や操作に戸惑ったり、初回プレイでは役に立たないスキルやタレントを取ったりなど非効率的なプレイを行なっておりましたが、
結果的にはクリアできたことから高めの難易度でありながらも、バランスが非常に取れていると思います。
戦闘と金が有限であることもあり、デッドエンドになる可能性も無くはないですが、
難易度をカジュアル(最低難易度)にすれば、回避できると思います。
第一印象はう〜んどうかな・・・と取っ付きが悪かったのですが、5時間ほどプレイしたところで、
めきめきと面白くなりました。
なんとなくRPGは気が乗らないという…といわずに是非とも手を取ってもらいたい作品ですね。 - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 5 5 5 5 -
まさしくロードオブザリングの世界観 80 - 投稿者:たぬきいぬ(男性/30代)
- 投稿日:2011/02/07
- 良い点
- ・まさしくロードオブザリングの中に入った様な世界感のファンタジー。剣と魔法の世界感はすばらしい
・選択肢によっては仲間の好感度が上がったり、下がったりし場合によっては離脱する、物によっては種族が消えるなど選択肢の重さ
・ストーリーは比較的王道的なストーリー
・騙す脅すなど選択肢もあり、良くある勇者さまご一行など善良プレイが必ずしも一番いいとは限らないなどが良い
・音楽はファンタジー色の強い音楽。ドワーフのところなど力強い音楽などかなり好み
・殴ったり魔法使ったりだけじゃなく、罠を仕掛けたりちょっと変わった戦闘もある
・キャラごとに戦闘作戦を設定できる。メジャーな作品でもっとも近いのはFF12のガンビットの様なもの。さらに戦闘自体にはヘイトの様なものがあり、攻撃が強い奴に攻撃が集中などするなどMMO的な要素がある。RPGにある全キャラが比較的万能キャラとかじゃなく、盾やアタッカー、ヒーラーなどある程度特化させるなどして戦略性の高い戦闘がある。
・コーデックスなどbiowareお得意の濃厚な世界感が垣間見れる - 悪い点
- ・グラフィックがショボイ。bio wareから同時期にでたマスエフェクト2と比べたらかなりショボイ
・これまた同時期にでたマスエフェクト2と比べてもUIが洗練されていない
・ロードが長い。インスコしても長め
・作戦画面でタレントなどの詳細が見れないなど不便
・ダークスポーンやグレイウォーデンなどゲーム専用用語などたんまりなので最初なに言ってるかさっぱり解らない。
・ドワーフや魔術士関係のクエストなど一つ一つがとても長ったらしい。正直途中でだれることがある
・敵がリスポンしないため、任意にレベルアゲが出来ない - 総評
- 最近稀に見る、濃厚なファンタジー世界感なRPGデス。bioware得意の濃厚な世界感がすばらしい作品なんですが、UIや動きなど洗練されていないのが、同時期にでたマスエフェクト2と比べても残念。
戦闘自体はFF12と似てると書きましたが、あっちほどサクサクと動くわけでも無く、敵がリスポンするわけでもないので、サクサクな戦闘重視の方にはちょっと進めにくい。
とはいえ世界感、選択肢によるさまざまな影響などまさしくロードオブザリングの世界を楽しみたい方にはオススメできる作品だと思います。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 2 4 2 5 4 -
前評判に違わぬ良作。しかしアクがやや強いかも 85 - 投稿者:冷蔵庫(男性/30代)
- 投稿日:2011/02/01
- 良い点
- ・世界観が素晴らしい
オーソドックスな西洋風ファンタジーですが、ややダークな雰囲気。敵役のダークスポーン(闇の眷属)の描写が秀逸で、姿かたちはよく見る「ゴブリン」や「オーク」のような感じですが、集団で武器や鎧を鳴らしつつ押し寄せる様は思わず息を呑む不気味さです。Ostagarでのダークスポーンと王の部隊の集団戦のムービーなど、心が震えます。「指輪物語」のような世界で戦いたい!!っていう人には特にオススメです。
・テキスト量が膨大
人々の会話から、「コーデックス」と呼ばれるゲーム内資料まで設定が張り巡らされています。知らなくてもいいものも多いのですが、一部はサブクエスト攻略の助けになったり、何より世界観を知る重要なヒントになっています。
・拘りのキャラクタークリエイト
キャラメイクが詳細にできることも、世界観への没入に一役買ってくれます。髪の色や髭の色はRGBで決める形ではなく、複数の色から選択することになりますが、タトゥーや髭ののバリエーションが豊富で不自由には感じません。
・戦闘が楽しい!!!
戦闘は、ざっくばらんに言えば「FF12みたい」。日本人にとっては馴染みが薄いものかもしれませんが、特に目新しくもなく違和感なくプレイできます。しかし、その魅力は見事な難易度です。「ノーマル」でも気を抜くとあっさり全滅しますが、しっかり作戦を立て、適切に立回れば誰ひとり倒れることなくクリアできたりと、戦略性が求められます。まるでRTSのような感覚に病みつきになります。事前の味方NPCの動きの組み立ても大切なので、「このキャラには盾になってもらって」「このキャラにはこのタイミングで回復させて……」と作戦を立てるのが楽しくて仕方がありません。
キャラ育成に関してもかなり幅があるので、育成が非常に楽しいことも戦闘の楽しさに一役かってくれています。 - 悪い点
- ・多すぎるテキスト量
一番の問題点はやはり「アドベンチャーゲーム?」と首を傾げたくなる程の膨大なテキスト量。正直、スキップを駆使しなければプレイ時間の大半はNPCとの会話に割かれてしまいます。また、訳は気になるほどではありませんが、ある程度のヒアリング力が無いと完全に会話を楽しみきれないのではないかと思いました(もちろん、妙訳も多々あり)
・面倒なキャラクリ
キャラクタークリエイトに関しても、顎の輪郭や頬骨など、詳細にいじれるかわりに気にいった顔にするのが難しいです。私もキャラクリ時とムービーシーンでの印象が違い、何度も作りなおしてしまいました。
・戦闘が不親切
戦闘も、不慣れな人には難しすぎる点もあるかもしれません(上記のように、ノーマルでも全滅します)。実際、うまく動けるようになるまでにかなりの試行錯誤を要します。説明書だけでは理解しきれないことも多く、また力押しではそうそう勝てないので「戦闘がきつい」と思う場面も多々あります(難易度設定自体はいつでも可能ですが)。
適当に育成していると、役に立たないキャラにできあがってしまう点も、少々不親切であると感じました。
個人的には、武器の種類に「槍」が欲しかったです……(片手剣、両手剣、盾、弓、弩、斧、槌等々、武器の種類自体は豊富です) - 総評
- 良いところも、悪いところもこのゲームの場合は同じことの裏返しです。膨大なテキスト量、適度な難易度、キャラの育成を楽しめるかによってずいぶん評価は変わると思います。普段はRPGが苦手な私でも、どっぷりはまることができました。
全体的に、完成度の高いRPGだと思います。緻密な設定と、高いゲーム性が両立されており、長いシナリオにも関わらず飽きがきません。「万人にオススメできる!」という類のものではありませんが、作り込まれた世界観と、その世界に飛び込んでいく感覚がお好きな方にはぜひとも体験して頂きたい一本です。
- プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 4 4 5 5
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