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[GDC 2010]PlayStation Move対応タイトルは,本格TPSからミニゲーム集までバラエティが豊富。SCEプレスカンファレンス詳報
PlayStation Moveは,2009年の東京ゲームショウで「モーションコントローラ(仮称)」として発表されていたもの(関連記事)。今回は,その正式名称と詳細があらためて公開されたわけだ。
すでにソニー・コンピュータエンタテインメントの発表に基づいた記事を掲載しているので,本稿では会場でプレゼンテーションされたPlayStation Move対応タイトルについてお伝えしよう。
会場でプレゼンテーションされたタイトルは
・SPORTS CHAMPIONS GLADIATOR DUEL(仮題)
・SPORTS CHAMPIONS TABLE TENNIS(仮題)
・MOVE Party!(仮題)
・Little BIG Planet
・EyePet
・MOTION FIGHTERS(仮題)
・SOCOM 4: U.S.NAVY SEALS
の7作品。
SPORTS CHAMPIONS GLADIATOR DUELは,複数のゲームが収録された「SPORTS CHAMPIONS」の中の一コンテンツで,プレイヤーはグラディエーターとして戦うという内容。両手にPlayStation Moveを持ち,右手が剣,左が盾にそれぞれ対応している。だいたい想像がつくだろうが,右手を振るように動かせば,ゲーム内のキャラクターも同じように行動して攻撃する。ハイ,ミドル,ローの3か所に向けて攻撃でき,攻撃場所はプレイヤーが振るPlayStation Moveの動きで決まるという仕組みだ。また,左手で盾をハイ,ミドル,ローの位置に動かして,相手の攻撃を防ぐこともできる。
EyePetは,画面内に表示されるバーチャルペットを,テレビの前にいるみんなで可愛がるというソフトだ。PlayStation Moveを持った人がメインの指示を出せる。例えばPlayStation Moveで絵を描くと,ペットが同じ絵を描いたり,シャボン玉を作り出すとそれをペットが追いかけたりといったことが楽しめる。また,Eye Toyが認識する範囲にいる人であれば,ペットをなでてあげるなどの簡単なアクションができるという。
以上が,発表会で紹介されたPlayStation Move対応タイトルだが,開発中のものが多く,詳細が公開されるのはもう少し先になりそうだ。また,あくまでも北米での展開が予定されているタイトルのため,日本での発売に関しては未定となる。
2009年から存在だけがちらついていたモーションコントローラだったが,2010年になって正式に名前が付けられたことによって,今後プロモーションが活発化するだろう。発売当初はWiiユーザーとかぶりが少なかったPlayStaion 3だが,PlayStation Moveの投入により,ある部分で真っ向からぶつかることなる。さらにXbox 360には「Natal」と呼ばれる,モーションコントローラを一歩押し進めたプロジェクトが進行しているので,3機種によるプラットフォーム戦争が再び熱くなるかもしれない。
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