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[TGS2010]ジョン・ウー監督の同名映画とのコラボレートMMORPG「Reign of Assassins」が初プレイアブル出展
MMORPGの開発と映画の制作といえば,どちらも単独で見ても大掛かりなものだ。その両者をコラボレートして,しかもほぼ同時期に公開してしまうというのだから,Gamaniaが本プロジェクトにどれだけ力を入れているのかがよく分かるだろう。
MMORPG自体の開発作業は,95%とほぼ完了しており,現在は台湾や中国/香港での映画公開を待つばかりという。まずは2010年の第4四半期に,台湾でサービスインが行われ,その後は中国に香港,北米とサービス日程を最終調整していくことになる。
ちなみに日本でのスケジュールに関しては,映画・MMORPG共に今のところ予定はないとのこと。そのためかブース出展されていたタイトルの中では唯一,日本語ローカライズがされておらず,来場客はほかタイトルと比べると若干少なめだった。
「剣雨」の世界では三つの勢力が対立しており,それぞれの勢力については,映画の世界観をさらに広げていく形で,ゲーム内に用意されているようだ。中国・明朝時代を背景にした映画のストーリーが再現されており,映画を観た人であれば,ゲーム上の景観や街並みもきっと満足してくれるだろう,とのこと。
クラスは5種類が用意されており,男女合わせて計10種類がキャラクター作成時に選べる。職種は,前衛/後衛/補助系とまんべんなく用意されており,そんな中にロボットのようなペットを操るらしいクラスも。スタッフに尋ねてみるとこれは“傀儡子”という名称で,ペットを含めて映画の世界観に沿ったクラス設定なのだという。このペットが武侠の世界観でどのように登場するのか,映画もちょっと観てみたくなった。
なお操作方法は,4Gamerにとってはお馴染みのいわゆるクリックタイプだ。スキルを発動すると“爆撃”などといった文字がエフェクトが浮かび上がるなど,武侠系MMOのプレイ経験があればサクサクと進められるオーソドックスなものとなっていた。
プレイしたストーリーは一本道の構造になっていたが,あえて道を外れて別のマップへ向かってみると,すでに膨大な量のエリアが実装されていた。日本語にローカライズされてないので内容までは分からなかったが,スタッフに聞いてみると,章仕立てのミッションを通じて,映画の話を追体験できるようになっているとのことだ。
このほか,最終的なメインコンテンツについては,PvPとそれを元にしたランキングシステム,3勢力が入り乱れるRvR,ペットシステム(複数を合成も可能)など,MMORPGの定番コンテンツは一通り揃えているようだ。また,例えばチャット欄の名前をクリックすると直接tellできるなど,クリックタイプではあるものの,現世代のMMORPGの定番システムがしっかりと取り入れられていたのが印象的だ。
- 関連タイトル:
Reign Of Assassins
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