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[TGS 2010]とにかく丁寧に作りこんであるTPS「VANQUISH」のTGSバージョンをプレイ。体験版とは異なる2ステージの演出は,格好良すぎるにもほどがある
1つめのステージは,主人公サムと米軍部隊がコロニー内を列車で移動している最中に,敵兵の襲撃を受ける場面だ。高速で走行する列車に,敵の飛行メカや貨物列車が次々と襲いかかってくる。遮蔽物に隠れるのは簡単だが,敵も味方も常に移動しながらの戦闘のため,狙いを定めるのが非常に難しい。照準の操作が苦手な人には,銃を構えるだけで自動的に照準を合わせてくれる「カジュアルオート」モードでのプレイがオススメだ。筆者が試しに「カジュアルオート」でこのステージに挑戦してみたところ,テンポ良く簡単に敵を撃破できた。これならばシューターに不慣れな人でも,サムの体力にさえ気を払っていればクリアできるだろう。
もう1つのステージでは,謎の敵兵士「ボギー」との戦闘になった。ボギーは,サムのARSによく似た赤のスーツを身に付けている強敵。しかも,相手のスーツは飛行機能まで搭載しているため,縦横無尽に飛び回りながら攻撃してくるのだからたまらない。ステージ内の遮蔽物を最大限に活用しつつ,相手が少しでも隙を見せたらARモードを使って一気に銃弾を叩き込もう。
ある程度相手の体力を削っていくと,特殊な演出に切り替わり,「QTシステム」(画面に表示されるボタンを一定時間内に入力していくと派手な技を繰り出すシステム)を用いた殴り合いがスタートする。サムとボギーが殴り合う間,ゲージが一杯になるまでXボタン(※Xbox 360版の場合)を連打できればサムの勝利。シューターでありながら,最後の決めの場面では銃を使わない殴り合いというのもなかなか挑戦的だ。見せ方を一歩間違えると残念なことになりそうだが,優れた演出によって最高にカッコいいシーンとなっていた。
本作はそれほど革新性にあふれているというわけではないが,遊べば遊ぶほど,隅々まで丁寧に作りこんであるのが分かる。カジュアルオートにしなければ,かなり歯ごたえのあるゲームなので,シューターの上級者も満足できるはず。とにかく一度遊んでみればその凄さが分かるので,まだプレイしたことがない人は,配信中の体験版を楽しんでほしい。
「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」公式サイト
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VANQUISH(ヴァンキッシュ)
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