インタビュー
プラチナゲームズが手がける期待のシューティングアクション「VANQUISH」の店頭体験会で,プロデューサーの稲葉敦志氏に話を聞いてきた
稲葉敦志氏がプロデューサーを,三上真司氏がディレクターを務めている本作は,ロシア軍によって占拠されたアメリカのスペースコロニーを舞台に,バトルスーツに身を包んだ主人公サム・ギデオンの戦いが描かれる。
※18時10分頃,稲葉氏の名前の表記誤りを修正しました。
「VANQUISH」公式サイト
本稿では,8月21日に行われた東京都・秋葉原のソフマップ秋葉原 アミューズメント館における店頭体験会を訪れた,「VANQUISH」プロデューサーの稲葉氏への合同インタビューを掲載しよう。
――まずは,店頭体験会を訪れた感想を教えてください。
人が付いていてくれてホッとしたというのが正直なところです(笑)。「VANQUISH」は,遊んでもらわないと面白さが伝わりにくい部分があるんで,沢山の人に並んで遊んでもらえて,すごく良かったなって思います。
――8月7日には先行体験会「code:VANQUISH 0807」が実施されましたが,その様子を会場で見た感想はいかがでしたか?
稲葉氏:
あの日も熱心なファンの人達,期待してくれている人達が集まってくれて嬉しかったんですけど,皆さん思っていたより上手くてビックリしました。
ゲームのシステム自体を,けっこうアクションとシューティングのいいとこ取りで作っていて,戸惑うかなとか,もっと詰まるんじゃないかなとか思っていたんです。
けど,皆さん何回もガンガンプレイしてくれていたので,嬉しいのと,こっちがちょっと不安だった「難しくないかな?」ってところが取っ払われたんで,良かったなと思いました。
――店頭体験会などでプレイする機会にまだ恵まれていない人も多いと思いますが,そういった人達に向けてアピールしたい部分はありますか?
稲葉氏:
公式サイトで告知していますが,店頭体験会は全国各地でやっていきますので,近くの人はぜひ来てほしいですね。
ただ,ショップが近くにない方は難しいでしょうから,9月2日からダウンロード体験版の配信が始まるので,ぜひぜひダウンロードしてほしいなと思います。多分,1回クリアしたら飽きるようなものじゃなく,何回も遊べると思いますので,楽しみにしていてください。
――プレイするときに,「ここは見てほしい」という部分はどこですか?
稲葉氏:
プレイできるエリアでいうと,最後に「アルゴス」という大きいボスが出てくるんですけど,そういう戦闘ってなかなか普通のシューティングではないんで,そこでたっぷり迫力を味わってほしいです。あとは「VANQUISH」の基本的なブーストなどのアクションで,理屈じゃなくて感覚的に気持ちいいというのを,存分に味わってほしいなと思いますね。
――「VANQUISH」には,照準を自動で付けてくれる機能がカジュアルモードにありますが,評判はどうでしたか?
稲葉氏:
体験会でも,触ってもらって「僕でも/私でもこんな風にプレイできるのね」という人がいましたから,これは搭載してよかったなと思いました。
ただ体験会に来る人って,なかなかカジュアルオートマチックを選んでくれないんですよね。なんかこう,皆さんプライドがあるじゃないですか。「オレは簡単なのやらねえ!」みたいな(笑)。
でも,気持よさの一番美味しいところだけざくっと取っているような感じで,ヘッドショットを連発みたいなことを自動的にやってくれるので,そういうことを考えずに,カジュアルオートも触ってほしいなと思います。
ダウンロード体験版でもカジュアルオートを選べますから,ノーマルでクリアできるような腕がある人でも,1回は選んで遊んでほしいなと思いますね。ただのイージーモードではないです。
――発売前に東京ゲームショウ2010がありますが,何か予定などはありますか?
稲葉氏:
店頭体験会をやって,ダウンロード体験版をリリースしてとなると,東京ゲームショウでは同じバージョンを出展……となるのが普通ですけれども,また全然違ったバージョンを出展します。
遊べるゲームをガンと増やして,ダウンロード体験版を遊んだ人が東京ゲームショウに来ても,全然また新しいことが遊べたり,「こんなキャラクターいるのね」ってビックリされるようなステージも遊べたりするので,期待していてください。
もう一つ,まだまだ企画中なんですけど,「VANQUISH」で三上さんと一緒にステージをやろうと計画していますんで,そちらも期待してほしいなと思います。
――ちなみに,現段階の完成度はどのくらいですか?
稲葉氏:
発売もそんなに遠くないので,100%ですね。手応え十分です。
今回,Xbox 360だPlayStation 3だという違いはまったく意識する必要はないと思いますし,自分が持っているハードで素直に遊んでくれればいいかなと思います。
――最後に,「VANQUISH」の発売を期待しているファンに向けて,メッセージをお願いします。
稲葉氏:
「VANQUISH」は,シューティング好きの人もアクション好きの人も,どちらも楽しめますし,どちらかをやってきた人も新しい感覚で遊べるゲームを作ったと自負していますので,とにかく触ってみてほしいです。
ダウンロード体験版なり店頭体験会なりで触ってみたら,違う感覚というのが絶対に分かるはずです。
期待を裏切らないものだと思いますので,ぜひ1回触ってみてほしいです。気に入ったら,損はさせないのでぜひ買ってください。よろしくお願いします。
――ありがとうございました。
「VANQUISH」公式サイト
- 関連タイトル:
VANQUISH(ヴァンキッシュ)
- 関連タイトル:
VANQUISH(ヴァンキッシュ)
- この記事のURL:
キーワード
(C)SEGA
(C)SEGA