プレイレポート
「レッスルマニアXXVI」が今夜日本でPPV放送されるので,「WWE 2010 SmackDown vs Raw」で気分を盛り上げよう
この大会に出ることは,レスラーとして最大の名誉なのね。レッスルマニアに出るために各スーパースター(WWEの選手)は日々闘っている,と言っても過言じゃないわ。
レッスルマニアに出るべく試練に耐え,泣き,喜び,悲しむ。そしてファンもひいきのスーパースターのレッスルマニアに対する思いを見続け,感情移入し,応援する。
そう,レッスルマニアとは,スーパースターだけでなくスタッフからファンに至るまで,イベントに関わった一人一人のドラマが集約される場でもあるの。
今年のレッスルマニアXXVIは,今晩(4月8日22:00)日本でPPV放送されるわけだけれども,そのタイミングに合わせて「WWE 2010 SmackDown vs Raw」(PlayStation 3 / Xbox 360)を紹介しておくわ。
このゲイムは,アメリカでは毎年秋ぐらい,日本では年明けぐらいに発売されるシリーズなのね。
もの凄くチープな表現をするとね,凄く面白いの。何がって収録されているモードの一つ,「ROAD TO WRESTLEMANIA」が。これは,一人のスーパースターを選んで,レッスルマニアまでへの道のりを歩んでいくっていうストーリーモードなんだけど,これが凄いのよ。
ストーリーとしてはどうやらオリジナルらしいんだけど,どれもこれも実際にありそうな展開で「こんな感じよね」ってついつい思っちゃうの。
そうそう,試合ではフィニッシャーを出したときや,第三者がフォールをカットしたときのカメラアングルが,いちいちWWEっぽくなっているの。試合そのものに関しては,何作か前で完成の域に達しているから,こういう演出部分が改良されているのはプレイする側からしてみるととても嬉しいわね。
だって,ROAD TO WRESTLEMANIAでも,ストーリーを進めるうえで何度も試合をしなきゃいけないのに,見てて飽きるとモチベーションが保てないじゃない。そういう意味で,今作はきっと飽きにくくなっているわ。プレイしながら「あるある」って思えるし。
ただ,スイート・チン・ミュージックを放ったあとのフォールをカットされたら,もうこちらには攻め手がないわけだけれども,そこら辺をどう考えてらっしゃるのかバティスタさんには聞きたいわ。
……ってことを一人で思ってしまうほど,今回のROAD TO WRESTLEMANIAはドラマに満ちていると思っていただけると,これ幸い。
いやもう,ゲイムから発せられるメッセージの凄まじさといったら,この上ないわね。だって,今までは選手を操作して「自分なりの名試合を作ってくれ」ってスタンスだったものが,今度は「WWEを好きにしていいよ」って言ってるようなもんだから。
これを作った人は,心からWWEの何が面白いかをわかってると思う。WWEの,もっと言うとプロレスの面白い部分は試合じゃないのよ。なぜ,この選手はあの選手と戦わなければならないのか。そこに面白さが宿るものなの。
例えばサッカーの話になるけど,イングランド代表のブリッジ選手の奥さんと,同じくイングランド代表のキャプテン,ジョン・テリー選手が不倫をしていたのね。それが発覚したあと,初めてお互いのクラブチームが対戦したときは,試合前の握手でもブリッジはテリーをスルーしてガン無視。そしてその瞬間の観客の盛り上がりっぷりといったらもう……。
つまり,プロレスにおけるストーリーもそういうこと。誰かが誰かを憎んで戦うほうが,見ている人は感情移入しやすいのよ。
そしてこのWWE 2010では,ブリッジとテリーを「Create A WWE Superstars」でエディットして,リングで戦わせることも可能なのよ。奥さんを作って乱入させることもね。奥さんがどっちを取るか,それはプレイヤーが勝手に作っていいの。
そう,与えられたものでプロレスゲイムをプレイする時代は過ぎ去り,シチュエーションから何から自分で作る時代へと進んだのよ。だから,今回の作品はプロレスゲイム史に残すべき,残るべき作品だとすら思う。
WWE好きだけでなく,プロレス好きやプロレスゲイム好き,そして人間ドラマをクリエイトすることに興味がある人ならば,是非プレイしてみてほしい。今回は,ホント凄いから。
ちなみに,私は2月に自分の団体でタイトルに挑戦したの。その直前,私はこのゲイムで私と当時のチャンピオンを作って対戦させてみたのね。その結果は……3連敗。
不安を抱えながら実際に戦ってみたら,しっかり敗戦。シミュレータとしても優秀なのか? もし読者の中でプロレスのタイトルマッチを控えている方がいたら,このゲイムでシミュレートしてみてはいかがかしら? 今のところ驚異の的中率を誇ってるわよ!
……ハァ……。
「WWE 2010 SmackDown vs Raw」公式サイト
- 関連タイトル:
WWE 2010 SmackDown vs Raw
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