Unreal Engine 3で制作された3Dアクションパズル「The Ball」のデモ版を4GamerにUpした。本作のベースとなったのは「Unrela Tournament 3」のMODだ。Epic Gamesが実施したMODコンテストで2位となり，2010年春にはスタンドアロンの製品としてリリースされる予定になっている。
　プレイヤーは自分の背丈よりも大きなボールを転がしながら進み，マップに仕掛けられたトラップをくぐり抜け，襲い来るクリーチャーと戦いながらゴールを目指さねばならないのだ。


　デモ版では，2種類のシングルプレイ用マップがプレイできる。
　「Play Demo」では，地下洞窟に落ちてしまったプレイヤーが出口を求めて探索するという内容で，銃のような形をしたデバイスを使って，巨大なボールを押したり引っぱったりしながら，途中に仕掛けられたトラップやパズルをクリアしていく。
　トラップとしては，落ちると死んでしまう溶岩の池や，鋭い針が下に植えられた落とし穴などがあり，マップ上のしかるべきボタンを押すことで迂回路ができる。
　ボタンはそう簡単に押せないようになっているので，プレイヤーはどうやってボタンを押したら良いのか頭を悩ませるわけだ。さまざまなトラップを抜け，地下広間にあるピラミッドの頂上へ辿り着ければコンプリート。
　途中からはアンデッドやてんとう虫のお化けのようなクリーチャーも登場する。プレイヤーは武器を持っていないので，ボールで敵を押しつぶしてやろう。


　もう一つの「Play Survival」は，タイトルどおり，いかに長く生き延びられるかを試すモードだ。ゲームがスタートすると，あちこちからクリーチャーが続々と押し寄せてくるので，それらをボールで押しつぶしたり，トラップにハメたりして進んでいかなくてはならない。
　マップが狭いうえに，ボールには慣性があり，なかなか思うように動いてくれない。プレイヤーのボールさばきにすべてがかかっているのだ。

　簡単操作で，適度に難しいパズルを解いていくのが楽しい。ちょっとだけ「Portal」を思わせるが，独自のシステムを持った個性的なタイトルだといえるだろう。ちなみに本作は，本日掲載した記事にある「Unreal Development Kit」のサンプルゲームにもなっている。

「The Ball」公式サイト

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