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人気声優陣を交えて「アルトネリコ3」をお披露目! 「アルトネリコ ファン感謝祭」レポート
このイベントは,2010年1月発売予定のPlayStation 3用ソフト「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」をフィーチャーしたもので,プロデューサーとディレクターが,会場に集まったアルトネリコシリーズのファンの前でゲームの概要を紹介。さらに主人公および二人のヒロインを演じる声優陣を交えたトークも披露されたほか,会場のファン全員が参加してのアフレコ大会も行われた。
ゲームの核となる音楽自動生成機能「詩調合」とは? プレイ映像も初公開
両氏によれば,今回,プラットフォームをPS3に移したことにより,過去2作よりもさらに凝った世界観とストーリーを実現できるようになったという。また3D表現によって,戦闘などで新たに実現できた部分も多いので注目して欲しいとのことだ。
もちろん,シリーズの重要なキーとなってきた音楽にも注力しており,自動生成機能や新技術を盛り込み,“最響”という造語が示す通りのものとなっている。生成される「詩」(うた)は,戦闘に及ぼす効果やヒロインによってガラリと曲調が変わるため,かなりのバリエーションが期待できそうだ。
前作に登場したココナ・バーテル(CV:志村由美さん)。このイベントでは広報 T氏とともにイベントの進行を務めた |
開発プロデューサー 河内厚典氏(バンダイナムコゲームス) |
開発ディレクター 土屋 暁氏(ガスト) |
声優陣のアドリブによる短いやりとりののち,実際のプレイを収めた映像を交えてゲームの紹介が再開された。この映像は,この日のために編集されたもので,一般のみならず声優陣にも初公開だったという。
河内氏と土屋氏によって,3Dによる“高さ”の表現や,東南アジアを思わせる色合いの世界など,アルトネリコ3の見どころが次々に紹介されていく。
中でもヒロインとのトークには,“かなり濃い”話も盛り込まれているそうなので,頑張ってコンプリートを目指してほしいそうだ。
また,シリーズのヒロイン達が持つ精神世界「コスモスフィア」についても,今回は“多重人格”を盛り込むなど,新たな試みを施しているので,シリーズのファンも新たな気持ちで楽しめるとのことだった。
シリーズの大きな特徴となる「調合」は,キャンプなどでも行えるようになる。すっとんきょうなアイテムが生成された場合のツッコミなど,キャラクターの会話にも相当の力が入っているらしい。
また新システム「詩調合」は,「ヘッドバンキング」「綺麗な旋律」といった項目を組み合わせて曲を生成。映像では,フィンネルによる神秘的だがいかにも戦闘といった感じの曲と,咲による脱力系の可愛らしい曲が披露された。これらは一例に過ぎず,プレイヤー自身によって格好いい曲やマヌケな曲など,いろいろ作れるようになっているとのこと。
なお,詩を発動させるときの演出で,ヒロインのコスチュームの露出度が高くなる点については,「肌をさらすことによって,星のエネルギーをたくさんもらう」と,その原理を河内氏が説明。会場内からは若干の失笑も聞こえたが,続く「ヒロインが脱いだから世界が救われるんです!」という力説に,大きな笑いと拍手が巻き起こった。
声優陣から見た主人公と二人のヒロインとは? ファン参加のアフレコ大会も実施
続いて,声優陣3人が演じるキャラクターの会話シーンが紹介され,それぞれが感想などを述べた。
●蒼都について
「アクティブな外見なんですが,性格はおだやかで優しさがあります。ただ優しいだけじゃなくて,ここぞというときの芯の強さがあり,同性から見ても格好いいキャラクターです。二人のヒロインから惚れられる魅力を出すために苦労しました(笑)」(杉山さん)
「格好いいですよね。でも,たまに年相応の子どもっぽい部分やエッチな部分が出てきて,だんだん可愛い,微笑ましいと思えるようになりました」(後藤さん)
「フィンネルとしてはいじられる側なので小憎らしい,『何よー!』という感じなのですが,私自身はフラグとしか思えないコール&レスポンスが繰り広げられます(笑)。だんだん頼れる面が出てくるので,男の鏡なのではないかと思いました」(喜多村さん)
●咲について
「洋服のポワンとしたシルエットが,超可愛らしいと思いました。その半面,私で大丈夫かな,とも思って(笑)。いかに“守ってあげたくなる”ような可愛らしさを出すかということを,自分に言い聞かせながら演じていました」(後藤さん)
「女の子,少女としての純粋な可愛らしさが前面に出た存在」(杉山さん)
「フィンネルが自分に厳しいところがある反面,サキは素直で純粋で,可愛いさを極めた存在です。ゲーム中ではアオトとの三角関係でむずがゆい感じになるのですが,ペット臭がするというか,小動物系というか,愛でてあげたい存在ですね」(喜多村さん)
●フィンネルについて
「最初は,はねっ返りなんですが,アオトと行動をともにするうちにデレ始めてきます。デザインが元気で明るい印象でしたし,サキとは違う,“強さ”の中にある可愛らしさを意識しました。途中,なぜかアオトがフィンネルに対してSっぽくなるので,アフレコではドM的なディレクションもあったり(笑)。ちょっと面倒なんだけど,何とかしてあげたくなるような女の子を演じました」(喜多村さん)
「ドジっ娘だったりツンデレだったり,ベタなヒロインではないけれども気になる,放っておけないキャラクター」(杉山さん)
「個人的にツンデレ大好物なので(笑),台本を読んだときにずるい,メチャメチャかわいいと思いました。私がアオトなら,絶対こっちを選びます。素直になれず強がっている部分が可愛くて大好きです」(後藤さん)
続くコーナーでは,予約特典として,ハードカバーのオフィシャルビジュアルブックが紹介された。デザインなど仕様は,前二作の特典と共通になっているとのことなので,シリーズのファンはぜひ手に入れたいところ。
さらにステージには,ココナの声でイベントの進行をサポートしてきた志村由美さんが登場し,アフレコ大会を実施した。内容は,会場に集まったファン全員で「こ・こ・な」と大合唱するというもの。多くは説明されなかったが,普通に予想するとアルトネルコ3にココナが……といったところだろうか。
予約特典のオフィシャルビジュアルブック |
ココナとしてステージの進行を務めていた志村由美さんもステージに登場 |
アフレコ大会で会場は大きく盛り上がった |
それでは最後に,ステージに上がった6人によるファンに向けてのメッセージを掲載しよう。
「今日,初めてゲームの映像を見て,ゲームの発売が一層楽しみになりました!」(後藤さん)
「人気シリーズへの参加ということで,ファンの皆さんの期待に応えられるよう頑張りました」(杉山さん)
「シナリオの分岐が多いので,一人のゲーマーとしても飽きずに楽しめると思います。ヒロインにはシークレットな設定もありますし,“脱ぐ”という部分にも期待してください(笑)」(喜多村さん)
「(公開収録やイベントを通じて)凄く面白そうだと思いました! 今から発売が楽しみです」(志村さん)
「開発は,ラストスパートで一生懸命やっております。システム的,表現的にパワーアップしていますし,今日来ていただいた声優さんに加えて魅力的な方にキャストをお願いしています。1月にすべてまとめて提供できる形にしますので,もう少しお待ちください。よろしくお願いします」(河内氏)
「たいへんお待たせいたしました。PS3ということで,今までできなかった表現をギリギリいっぱい詰め込んでいます。皆さんにぜひやっていただきたいのですが,もうちょっとだけお待ちください。そして,この冒険作を,ぜひ笑ったり泣いたりしながら遊んでみてください」(土屋氏)
「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」公式サイト
ファン待望のシリーズ第3弾,PS3「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」2010年1月28日に発売!(4Gamer)
- 関連タイトル:
アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く
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