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「探偵オペラ ミルキィホームズ」の出演声優陣や制作陣が秋葉原に集結。カードゲーム関連の新情報も公開された,アニメ・ゲーム合同制作発表会レポート
「ミルキィホームズ」は,現在インターネットラジオやノベルで展開を続けるメディアミックス作品で,2010年10月よりアニメが放映開始予定,PSP用アドベンチャーゲーム「探偵オペラ ミルキィホームズ」が2010年12月16日に発売予定となっている。
ゲームでは,小説に登場する怪盗や探偵が,現代の探偵や怪盗と戦いを繰り広げるという世界が舞台。プレイヤーは元探偵の青年となり,未来の名探偵を目指す4人の少女を育成していくという作品だ。
本発表会は「ミルキィホームズ」の主要制作スタッフが出演したほか,声優の三森すずこさん,徳井青空さん,佐々木未来さん,橘田いずみさん,南條愛乃さん,明坂聡美さんやアーティストの飛蘭さんがゲストとして出演するという,華やかなものとなった。
ここでは,アニメ版とゲーム版についての新情報を中心に,発表会の模様をお伝えしていこう。
最初に,ジェー・シー・スタッフ 執行役員制作本部長の松倉友二氏,エモーション代表取締役社長の森本浩二氏,ポニーキャニオン制作2部部長の福場一義氏,創通 代表取締役社長の青木建彦氏が登壇して挨拶を行い,「探偵オペラ ミルキィホームズ」制作にかける意気込みなどを語った。
続いては,三森すずこさん(シャーロック・シェリンフォード役),徳井青空さん(譲崎ネロ役),佐々木未来さん(エルキュール・バートン役),橘田いずみさん(コーデリア・グラウカ役),南條愛乃さん(明智小衣役),明坂聡美さん(アルセーヌ役)が登場し,それぞれ以下のようにコメントした。なお,現在アニメ版のアフレコは第2話まで終了しているそうだ。
三森さん
「シャロはもともとおバカなキャラなんですけど,アニメ版はゲーム版よりもさらにおバカになっていますので,愛すべきおバカさんな部分に注目してください」
徳井さん
「ネロもゲーム版よりおバカになっているような気がします(笑)。すっごく楽しい元気いっぱいな学園生活になっていますので,どうぞ宜しくお願いします」
佐々木さん
「私はアフレコ自体が初めてだったので,当日は朝6時に起きてセリフの最終チェックをしたくらい緊張しました。エリーはゲームよりもちょっとだけ色っぽくなっているので,がんばって演じました。ぜひ注目してもらいたいです」
橘田さん
「コーデリアさんは妄想や暴走がすごくて,ゲーム版とはちょっと違った感じになっています。ぜひ,暴走チックな女の子を楽しんでください。よろしくお願いします」
南條さん
「小衣はまだセリフがなくて,息を吐くシーンだけだったんですけど,全力投球して演じましたので,ぜひとも息の音を聞いてほしいと思います」
明坂さん
「私が演じるアルセーヌは怪盗帝国のトップという役なんですけど,怪盗帝国のキャラを演じる,下野さん(ラット役),岸尾さん(トゥエンティ役),寺島さん(ストーンリバー役)と,アニメになってから初めてお話ししました。実は全員が血液型がB型ということですごく盛り上がりましたね。あと,私はアンリエットという生徒会長の役も演じているので,そちらにも注目してほしいです」
斎藤氏は「『ミルキィホームズ』の世界と,飛蘭の世界がどうリンクするんだろうと思う方もいらっしゃると思うんですけど,実際に聞いていただいたらかなり斬新で,こういう答えがあったのか,飛蘭はこういうこともできるんだなって思ってもらえるんじゃないでしょうか」とコメント。
飛蘭さんは「今回は,今まで私が歌ってきた曲とはちょっと違って,Sっ気のあるセクシーな感じになっています。レコーディングは2日前に終わったばかりなんですけど,今まで以上に楽しくレコーディングできました」と,収録時のエピソードを話してくれた。
森嶋秀太さん |
たにはらなつき氏 |
たにはら氏は,本作のキャラクターデザインについて「主人公のオペラは信頼できるキャラクターにしなければいけないなと思ったので,誠実そうな感じで描きました。あと,過去に傷を負ったような影があるので,ちょっと哀愁漂う感じにもしています。言い方を変えると,ちょっとダメ男っぽいイメージですね(笑)」とコメント。
一方,ゲームの仕事が初めてという森嶋さんは,「オペラって今回初めて声が入るんですよね。お互い初めて同士なので,“初めて”を共有できてすごく嬉しかったです」と,演じた感想を話してくれた。
さらに森嶋さんは「最初イメージしてたオペラって,細くてイケメンで誠実そうな感じに見えたんですけど,実はおバカなところもあったりして,ちょっと自分と通じるものがあるなって思ってしまいました。演じていくうちに,だんだん僕もおバカになってしまいましたね」と,オペラの印象も語ってくれた。
本作の企画・原作を手がけたクロノギアクリエイティブの奥村越後屋氏。「探偵オペラ ミルキィホームズ」は「『ギャラクシーエンジェル』と『名探偵コナン』を足して二で割ったようなものを作りたい」という発想から生まれたらしい。なお現在はゲーム版のマスターアップ直前で,制作現場は鉄火場状態とのことだ |
コンプエース編集長の杉田みどり氏がコミック版「探偵オペラ ミルキィホームズ」をプレゼン。杉田氏は「アニメ版を前に,ヒロイン達を知るのに最適な一冊になっています」とアピールした |
アスキー・メディアワークス 電撃G's magazin編集長の寺岡利直氏。同氏によると電撃G's文庫にて「探偵オペラ ミルキィホームズ」前日談となるノベルを予定しているとのこと |
ドワンゴ ニコニコ事業本部&アニメ事業部部長の判 龍一郎氏。判氏は,ニコニコ生放送で「探偵オペラ ミルキィホームズ」を隔週配信すると話した。また番組放映の際には,声優陣が登場して番組の裏話を語るコーナーなども予定しているそうだ |
木谷氏は,「探偵オペラ ミルキィホームズ」の“原作”は実はゲームであると話し,「普通原作は最初に来るんですけど,今回はゲームが最後に来るっていう世にも稀な展開になってしまいました」と,本作の展開について話した。
安藝氏は,限定版に付属されるねんどろいどについてコメント。「これは会心の出来ですね。ちょっとありえないくらいカワイイと思います。『おまけじゃなくて普通に売れ』って声が沢山でると思うんですけど,これはおまけのみです」とコメントした。
商品名:ねんどろいど「シャロ」
作品名:探偵オペラ ミルキィホームズ
仕様:ABS&PVC塗装済み可動フィギュア・ノンスケール
全高:約100mm
製造:グッドスマイルカンパニー
原型制作:鵜殿一佳
制作協力:ねんどろん
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両氏がプロデュースするタイトルについてコメントを求められると,澤田氏は「シャイニング・ハーツはキャラクターの交流をテーマにしていますので,オープニングの歌詞にも心のやり取りが描かれています」,馬場氏は「今回はグレイセスの半年後の物語を収録しています。ですので,キャラクターからも見られる“半年”という時間を表現したいなと思っています。それの一つが新しい衣装の実装ですね」と話した。
なお,以下に本発表会で上映されたスライドをまとめて掲載しておくので,気になる人はチェックしてほしい。
- 関連タイトル:
探偵オペラ ミルキィホームズ
- 関連タイトル:
ai sp@ce
- 関連タイトル:
シャイニング・ハーツ
- 関連タイトル:
テイルズ オブ グレイセス エフ
- 関連タイトル:
.hack//Link
- 関連タイトル:
カオスオンライン
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